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Secret Garden 2009年04月
2ntブログ

虐げられた猫族 第一話「踊り子の少年」

蒼天歴176年。当時、未開拓であった北の地に人類が進出。その際に北の森林地帯で遭遇した種族、後に「猫族」と称されることになる種族と出会い交流を深める。それから300年後の青天歴476年。猫族と人間族の間に大きな戦争が勃発する。その戦争は後に「獣狩り」と呼ばれ、戦争は人間側が大勝を収めた。その際、敗北した猫族は永遠に人間の奴隷になるという条約を半ば強制的に結ばせられたという…


時に蒼天歴480年。~オーランス城下町の宴会場「猫の家」~


「坊ちゃん。見てくださいよこの子!とってもキュートでしょ?」

「おいおい、また新しい猫を買って来たのか?…前の猫はどうした?」

俺の名前はレイト。宴会場「猫の家」のオーナーであるロードナルの一人息子だ。
それで、俺の目の前で新しく買ってきた猫を舐めますように眺めているのがこの宴会場の責任者ゴードン。ゴードンは悪い奴じゃないんだけど…

「あぁ、弱っていたのでラドクスに売りましたよ」

「ラドクスに!?炭鉱に売ったのか?それじゃ…」

あっさり売りましたと答えるゴードンだが、レイトはそれを聞いて驚く。そもそもラドクスという人物は「猫使いが荒い」として有名な男。そんな男の元に売られたら最後、ボロ雑巾になるまで働かされた挙句にゴミの様に捨てられるのがオチだろう。レイトはそんな所に猫を売りに行った非常なゴードンを軽蔑の眼差しで見つめる。

「もぉ~、坊ちゃんは何かと猫族に甘すぎですよ!お父上に叱られますぞ」

笑いながらそう言ってレイトを宥める様に抱きつくゴードン。しかし、レイトはそのことに対して納得行かないと言うような表情で会話を続けた。

「猫族って言っても外見は俺達と大して変わらないじゃないか。言葉だって交わせるし」

「ちょっ!軽々しく口にする言葉じゃありませんよ!王族批判と言われ…」

俺としては猫族を奴隷扱いするのは癪に障る。でも、一度その事を口に出すと「王族批判」やら「混血」などと罵られてこの国ではたちまち生きていけなくなっちまう。

「あぁー十分承知だよ!」

レイトは聞き飽きたと言わんばかりに大声を上げてゴードンの話を立ち切ると、そのままその場から立ち去った。



それからしばらくして猫の家が開店。除所に客足も多くなり、いつの間にか店は満席状態。その様子に従業員でないレイトは本館(家)に戻ろうとしたが、その日は新しい猫もやって来たことから興味本位で店に残ることに。

「そういえばさっきよく見なかったけど、新しく来た子ってどんな子かな…屋根裏なら…」

そう思いレイトは荷物置き場でもある店の吹き抜けの屋根裏に向い、店のステージが一望できる場所を陣取って猫ショーが始まるのを今か今かと待ち続けた。



「さぁ、いよいよ今日のショーの時間です。今夜が初ステージとなる期待の新人猫を早速呼んでみましょう…」

客で埋め尽くされた猫の家のステージに立ち、ショーの開始を客達に伝えるゴードン。ゴードンの呼び掛けに思い思いの時間を過ごしていた客達が一斉に黙り込みステージに視線を向ける。

「………んっ!しまった!ついつい寝ちゃったよ」

屋根裏で待機していたレイトはいつの間にか居眠りしてしまっていたが、ショーの前説を行うゴードンの甲高い声ではっと目が覚め上半身を起こす。

「あれ?もうショーは終わったのか?…でも、ゴードンが喋っているってことは」

レイトは慌ただししくステージが見える位置まで移動すると、眼を凝らしてステージを眺める。それと同時にステージの奥からはトボトボと何者かがゴードンに手招きされながら近づいてくる。

「あの子が新人の猫か…」

ステージに現れたのは茶色いクセ毛に猫族特有の耳や尻尾、半獣化した両手足に露出度の高い踊り子の衣装を身にまとった年端も行かぬかわいらしい男の子だった。しかし、その幼い容姿とは裏腹に何処か場慣れしているような感じの雰囲気が漂うその少年。

「……なのです。ですから……お楽しみください」

「おっ、いよいよ始まるのか?」

ゴードンが一通り話を終えてステージから降りると、予め待機していた演奏者達が楽器を奏で始める。

~♪ ~♪ ~♪

店中に響き渡る美しい音色。やがて、ステージに一人残された少年は鳴り響く音楽に合わせるようにして踊り始めた。

「…凄い。俺とそんなに年も違わないハズなのに」

俺はステージの上で堂々と可憐に舞い踊る少年姿に驚くと共に一気にその踊りの虜になり、終始食い入るようにして屋根裏から少年の踊りを眺める。俺は長い間この店で大勢の猫族達の芸を見てきたが、ここまであっさりと心奪われたのは恐らく初めてなんじゃないかと思う。…それ程あの少年の踊りは凄かったんだ。

レイトすっかり少年の踊りに魅せられ、とっくに少年の踊りが終わっているのにも関わらず、トロ~ンとした虚ろな表情で少年の姿を見つめ続けた。

「ブラボ~エクセレント!」

観客達が少年の踊りを称え拍手する中、上機嫌のゴードンがステージに再び上がってきて大声で笑いながら少年の頭をグリグリと撫で回し客達に一礼させると、ゴードンは少年を舞台裏に下がらせる。

「…あぁ、行っちゃった……そうだ!後であの子の所に行ってみよう」

店の中で少年が舞台裏に下がるのを誰よりも惜しむレイト。その後、少年に直接会ってゆっくり話すためレイトは閉店まで屋根裏に潜むことに…



…閉店後


「店は終わったけど、あの子と話しているとこ見られたら色々面倒かも…」

ゴードンなどに見つかると色々うるさいと思ったレイトは、結局ゴードンを含む従業員全員が店から出た後に先程の猫族の少年に会いに行くことにした。



「あれ?坊ちゃんは本館にお戻りになったよな…まぁ、表の鍵を閉めても問題はないと思うけど」

ゴードンはその日の売り上げの金貨を袋に詰めて金庫にしまうと、レイトのことを呟きながら店の照明のランタンを消し歩き、全ての照明の明かりを落とすと店の表口からそそくさと出て行く。

「…よし、これで邪魔者は居なくなったぞ」

レイトは待っていましたと言わんばかりに潜んでいた屋根裏から飛び出し、少年が居ると思われるステージ裏の飼育小屋を目指して走り、難無く飼育小屋に到着したレイト。

そこは飼育小屋と呼ばれるだけあって所々薄汚く、とても寝泊まりできるような場所では無かった。だが、レイトは小屋の所々にある小窓から差し込む月明かりを頼りにどんどん飼育小屋の奥に進む。

やがて、劣悪な環境下で小さな鉄檻の中に閉じ込められている先程の猫族の少年を見つけ出したレイトはその猫が入れられている檻に歩み寄って檻の前でしゃがみ込むと、無言でジロジロと檻の中に閉じ込められている裸の猫族の少年を見つめる。一方、その少年は迷惑そうな表情を浮かべながらレイトを横目に睨みつけながら強気な口調でレイトに話しかけた。

「何だよ、人間。ジロジロ見やがって…そんなに猫族のことが珍しいのか?」

「いやぁ…さっきの踊り凄かったなぁと思って。…ところで服は?」

ついにお目当ての少年と接触できたレイトだが、なぜか猫族の少年は一糸纏わぬ全裸姿だった。レイトはそのことを疑問に思い少年に尋ねるが…

「お前等が取り上げたんだろう…それに僕は好きで踊ってるんじゃない」

少年は少し悲しげな表情を浮かべてそう言うと、桃色のお尻をプリンと揺らしながらレイトに背を向ける。

「ゴードンの奴だな…でも、踊りは好きなんだろ?どう見ても嫌いって風には感じられなかったぞ」

「…で、何の用だよ。僕を鞭で叩きに来たのか?」

「そんなことしないよ!只俺は…君の踊りに感動しただけだ。それで仲良くなれたらなって思ってさ」

俺の話なんてまったく聞こうともしない猫族の少年。会話もかみ合わず、可愛げのない態度を取る少年に何となくムキになった俺は思っていることを勢いで全部言ってしまった。…こんなストレートに思いを伝えずとも勿論無理やり従わせることだって出来る。でも、それじゃ意味が無い。こんな風に奴隷として世間では扱われている猫族に接するのは親父やゴードンの様に猫族を「物」として扱うことが出来ないからなのか。

「…仲良く?だったらここから出せよ!一方的に奴隷扱いしやがって…」

自分なりに対等の立場で少年と在りたいというレイトの思いとは裏腹に、レイトの方に振り返った少年の表情は深い憎悪に包まれていた。そして、仲良くなりたいなら檻から出せと声を荒げてレイトを一喝する少年。

「…檻からは出せないよ。親父に怒られる」

「だったらあっち行け!僕は人間が大嫌いなんだから」

「……」

その言葉に俺は何も言い返せなかった。確かによくよく考えてみれば自身を奴隷扱いする人間なんかと親しくなるなどありえない。もし、自分が少年と同じような立場だったら少年と同じように拒絶すると思うし。幾ら対等の立場で…って思っても一方的じゃ支配者と変わりないよな。

「ごめん…」

「…」

レイトは「ごめん」と謝罪の言葉を少年に告げると、それ以上何も言わずに飼育小屋を後にした。




次の日

その日の宴会が終わり、再び先日の様にゴードンに衣装を脱がされた後、全裸で飼育小屋の檻に入れられる少年。

「今日の餌だ、残さず食えよ」

ゴードンは少年を檻の中に入れて鍵を閉めた後、餌だと言って一匹の生魚を鉄格子の隙間から少年目掛けて放り投げた。

「うぅ…」

本来、猫族は遺伝の関係もあるのだが人間よりも免疫力が強いとされている。しかし、だからといって何でも生で食べる訳では無い。寧ろ猫族も奴隷になるまでは人間のように調理して食べる方が好まれていた。

「そういえば坊ちゃんはどこに…」

何やらブツブツ小言を言いながら飼育小屋から出て行くゴードン。少年はゴードンがその場から消えるや否や投げ込まれた生魚を涙目でさっと拾い上げ、隠すようにしてそれを口に運びムシャムシャと豪快に食べ始める。

「そんなに腹減ってたのか?」

「!」

少年が生魚をペロリとたいらげた直後、物影から姿を現すレイト。突然のことで少年はビクンと身体を震わせて狭い檻の奥に限界まで後ずさりするが、声の主がレイトだと分かるとレイトを物凄い形相で睨みつけてこう言う。

「…お前、また来たのか…覗きなんて悪趣味な奴だ。僕が…」

相変わらず俺に敵意剥き出しの猫族の少年。ホントはゴードンが居なくなったらスグに声を掛けようと思っていたんだけど、生魚に無心でかぶり付く少年の姿につい言葉を失ってその場に立ちすくんでしまった俺…お陰で覗き扱いだ。俺は少年にコレをあげに来ただけなのに。

「これ食べる?ゴードンが買ってきてくれた珍しいお菓子なんだけど…美味しいよ。」

レイトは少年の入れられた檻の前に昨日のようにしゃがみ込むと、少年が喋り終わる前に手に持っていた小さな長方形の木箱から板チョコの様なお菓子を取り出し、それを少年に差し出して食べるかとどうか尋ねる。

「!……餌で釣る気か?」

差し出されたお菓子を凝視しながら、そうレイトに切り返す少年。

「餌?これはお菓子だよ。それに、俺はそんなつもりで持って来たんじゃない」

素直にお菓子を受け取ろうとしない少年に俺は真顔でそれは誤解だと言うと、少年はゆっくり右腕を伸ばして俺が差し出すお菓子をフサフサの茶色い毛並みの獣手で受け取った。

「………」

レイトからお菓子を受け取った後、それをジロジロと物珍しそうに眺めていた少年。やがて、少年は目をゆっくりと瞑ると手に持っていたお菓子をいっきに口の中に放り込む。



「……う、美味い…」

「本当?」

俺は少年の「美味い」と言う言葉に何かホットした。口に合わずゲーゲー吐かれたらどうしようかと思っていたけど、味覚は人間と大差無いようだ。

「世の中にこんな美味い物があるなんて…その、あの……分けてくれてありがとう」

余程レイトから貰ったお菓子が美味かったのか、少年は頬を若干赤く染めながら照れ隠しをするようにレイトに背をむけて礼を言う。一方、少年の思わぬ態度の豹変にレイトは笑みをこぼす。

「礼なんていいよ。それに、これからは一緒に食べよう」

「お前…人間のクセにやさしいな。こんな風に接してもらったのは始めてだ…人間に。
…名前さぁ、なんて言うの?僕はミケ」

お菓子をくれたことはともかくとして、連日自分の元に訪れ対等の立場で接してくれたレイトの姿勢に少年は心打たれたのか、ゆっくりとレイトの方に振りかえって名前を尋ねるミケ。

「俺はレイト。やっと名前聞けた…親父達はミケのこと名前で呼ばないからさぁ」

「僕は奴隷だからね…どこでも「物」扱いだよ。でも、レイトは少し違う」

「少しだけかよ」

ミケは俺に完全に心を開いてくれたワケじゃなさそうだけど、ミケとの距離が少し縮まったのは何となく実感できた。だって、ついさっきまで不機嫌だったミケの表情や目付きが、見違えるように変化してたから…

「レイト、これからも僕に会いに来てくれる?…お菓子持って」

「?」

唐突にレイトに向って顔を俯かせてそう告げるミケ。本当はお菓子なんてどうでもいいことだったのだが、流石に「会いに来て」とだけ伝えるのが恥ずかしかったのか、ミケはお菓子目当てだと思わせるような発言を付け加える。

「なにぃ?お菓子目当てですか?」

「…そうだよ」

ミケの本心を知ってか知らずか、レイトはそう言いながら顔をニヤつかせてミケの顔を覗き込む。その時のミケの顔面は見事に真っ赤に染まりきっていた。

「…毎日来るよ。同じ屋根の下で暮らしているんだしさぁ」

「うん」




これが俺とミケの初めての交流だった。
この日以降、俺とミケはお互い何を話したのか忘れるほど会話を積み重ね交わしてどんどんその仲を深めていき、ふと気が付いた時には既にミケは俺にとって必要不可欠な存在になっていた。

そして、俺はある決断をする…

男が消える日

将来男は消えるそうです。(500万年後までに染色体が消滅?)
ってことは…ショタっ子も消えちゃう訳です!!まぁ、2次なら永遠ですがw
つーか、早く寝ればよかったな…

話が沸いてきたので小説にすることにしました。

↓主人公の「ミケ」
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連絡

・囚われのヒーロー(番外編)の誤字指摘サンクスです!

虐げられた猫族 (仮)

絵の練習とか言って、最近ほとんどエロばっかだったのは反省しています。
んで、そろそろ純粋?な奴を…ズバリ「半ケモショタ」ものです!
ついでに「小ネタ」、評判よければ「小説」にでも…

概要(ファンタジー系)

・主人公は猫族と呼ばれる種族の男の子。また、人間を楽しませる「踊り子」として生活中。

・基本的に猫族は人間の奴隷。

・話の流れはBL系にするか考え中。(相手は人間)


↓久々に0から描いたので所々「変」な部分もあると思いますが、これから頑張って仕上げます。
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中の人が機関車

熱っキュンの中の人がトーマス…本当だった。
あぁ、きっと機関車の中には全裸の熱っキュンが閉じ込められているんですね!(ナンジャソリャw

連絡

拍手コメありがとうございます!

・消えない傷(パラレル)について
まずは喜んで頂きありがとうございました。「おもらし雪」の元ですが、あれは雪が翔含む数人の虐めっ子達に全裸で跳び箱の中に長時間監禁された時、オシッコが我慢できなくて漏らしてしまったのが元ネタです。パラレルと本編の違いは、翔が成長(肉体的に)したかどうかの差だけです。本編では小学生当時の体系で、パラレル編では若干雪より背も高いという設定になっています。

・囚われのヒーローについて
再び捕まってからの二日間や、人体改造については後日改めて何かしらの形で書かせていただきますね。

「ジークがうまいこと言って、打倒新ヒーローの道具として使えそうですね。」
↑そのネタ、いつか活用させていただきますw
あと、誤字指摘ありがとうございました!(いつも助かりますw

囚われのヒーロー 番外編

「只の中学生を便器に改造させるなんて…ワルザー様は鬼だな」

「えっ?アイツはブレストマンなんですよね?」

「「元」な。今は「バーストマン」って名前のヒーローがワルザールの妨害をしているらしい」

「それじゃ…」

「おい貴様ら!便器は完成したか?」

「は、はい!こちらですジーク様!」

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「ほぉ、人権無視というレベルではないな…上出来だぞ」

「ありがとうございます!今は麻酔で気持ちよさそうに寝ていますが、時期に目覚めるでしょう」

「ブレス…おっと、シュウゴの目が覚めたら鏡で自身の惨めな姿を見せてやれ」

「し、しかし…スグに精神崩壊するかもしれませんよ?」

「安心しろ。我に考えがある…」



人体改造ってか…便器に体埋め込んだ程度かww(スイマセン

囚われのヒーロー 完結編

身体を拘束され、肛門にブルブルと振動し続けるローターを挿入されたまま、一人拷問室に取り残されたシュウゴ。薄暗い室内には一定の振動音を放つバイブ音とシュウゴの喘ぎ声が響き渡る。

「うぅ…んぁあぁあぁ…クソぉ、なんでぇ俺がぁ…ん?」

(…ン、…マン)

ケツに訳の分からねぇモノを突っ込まれて苦しんでいた最中、突然何処からか声の様な音が聞え出す。始めは何言ってるのかまったく聞きとれなかったけど、その声のボリュームはどんどん上がっていった。

(…ストマン、ブレストマン!)

「んぁ?何ぃ?」

アナル責めで苦しむシュウゴの耳に届くシュウゴを呼ぶ声。

(あぁ、なんて格好しているのですか貴方は…私を失望させないでください)

「…アンタ!確かぁあん…」

聞き覚えのある声。そう、これは俺がブレストマンに任命された時の声…「ブレストロン」の声だ。助かった…とりあえず俺はこの時、心の中で何度もそう呟いた。

(とりあえずローターは止めて上げましょう。会話になりませんからね)

ブレストロンがそう言うと同時に、シュウゴの肛門に挿入されていたローターの動きが急に大人しくなり、ピクリとも動かなくなる。

「んぁ…うぅ、サンキューなぁブレストロン。大分楽になったぜ。さぁ、早く俺を助けてくれよ!」

(助けることは出来ません…)

「ちょ、なぜ!アンタの頼みで俺はブレストマンになってやったんだぞ!ピンチの時ぐらい助けろよ」

(では、とりあえず手足の拘束は解いてあげましょう。後は自分の力で切り抜けるのです)

自分を助けてくれとブレストロンに頼むシュウゴだが、その願いはあっさりと断られてしまう。しかし、ブレストロンは自力ではどうにもならないシュウゴを拘束する手足の拘束具だけは外し、後はシュウゴ自身で何とかしろと告げるブレストロン。

「ちょ…」

手足が自由になったのはうれしいけど、ブレストクリスタル無しでこの基地から逃げ出すなんて無理だ。それに、俺は真っ裸に近い状態だし…俺は姿こそ見えないが、天井の方に向ってブレストロンに呼びかけた。

「おい、俺はこれからどうすればいいんだよ!!」

シュウゴの呼び掛けにブレストロンは無視、というよりも既に気配そのものが消えていた。

「使えねぇ奴…はぁ、自力でこの基地から脱出するしかないか…まずはケツに突っ込まれたコイツを抜かねぇと」

ブレストロンをあてにできないと判断したシュウゴは、まず手始めに自身の肛門に挿入されたローターを引き抜こうと試みる。しかし、深くシュウゴの肛門に埋め込まれたローターを自らの肛門に指を突っ込んで引き抜くのに抵抗と恐怖心があるシュウゴ。結局指を使って引き抜くのを諦めると、シュウゴはそのまま拘束台からゆっくりと降り、和式便器で排泄行為を行う様な姿勢をとる。

「うぅん…うぅんん!」

どうしても指でローターってのを引き抜けなかった俺は、本当はこんなことしたくなかったけど、ウンコをするのと同じ要領でローターをケツから出そうとウンコ座りになって力んだ。

「うぅんんんん!」

呻き声を上げながら下腹部を力ませるシュウゴ。それと同時にムクムクと次第にシュウゴの肛門から姿を現すローション塗れのローター。もし、この姿をジーク達に見られていたら死んでも死にきれなかっただろうと言うほどにその光景は「羞恥の塊」だと言わんばかりの姿。

俺は両手で鉄板にしがみ付き、懸命にケツからローターを搾り出す。まるで便秘に苦しみオマルにしがみ付く赤ちゃんの様に…ふん、自分でも何でそんな例えを思い浮かべたのかと後悔したが、何だかパッと思い浮かんだのはそんな場景だった。と次の瞬間…

「…んぁ!」

ゴポッ!

大きなシュウゴの喘ぎ声と共にシュウゴの肛門から勢いよく飛び出したローターは、妖しくヌメヌメと輝きながら拷問室の床に落ちる。

「はぁ、はぁ…ジークぅ…今度戦った時は絶対にぶっ殺してやるからなぁ」

シュウゴはそうブツブツと呟きながらふらふらとその場に立ち上がると、周囲を見渡して改めて基地からの脱出方を模索し始めた。

「しかし、どうやってここから脱出するかなぁ。グズグズしているとジーク達が戻って来ちゃうだろし。…!」

それ程広くない拷問室の中をキョロキョロ見渡していると、何やら部屋の隅に置かれたワゴンの上に見覚えのある物が目に付く。

「戦闘員の服…これを着ていればなんとか逃げ出せるかも。でもなぁ、これ着るのやだなぁ」

シュウゴが見つけたのはワルザール戦闘員の黒光りするエナメルスーツだった。

「う~ん、また捕まってあんな恥ずかしい拷問を受けるよりマシか…よし、着るか!」

とりあえずそれを手に取って着るか着ないか悩んでいたシュウゴだが、ジーク達に拷問されるよりは遥かにマシだと思い、着せられていた偽ブレストマンスーツをその場で脱ぎ棄て、戦闘員の服に着替え始める。

「うぐぅ、何だよこれぇ!生地は伸びることは伸びるけど…ピチピチじゃないか。しかも、このマスク臭い…オヤジ臭い。うげぇ、いいのはサイズだけだよ…」

なぜかサイズは誰が着ても合うようになっているようだったけど、妙にボディースーツに滑りけがあったり、マスクがオヤジ臭いなどで最悪の着心地だった。もう、その場で脱ぎ捨てたいくらい。でも、これを着ていれば多少は奴等を欺けるだろう。

その後、戦闘員の服に着替えたシュウゴはさっそく拷問室を抜け出し、近未来チックな雰囲気の廊下に出る。

「さて、とりあえずエレベーターを探すのが無難かな…」

奥の壁に彫ってあったB3の文字。恐らくココは地下3階だと推測した俺は、手始めに地上に繋がるエレベーターの様な設備が無いか探すことにした。



「おい貴様!」

「!!…えっあ」

長い廊下をひたすら駆け抜けるシュウゴだったが、ついにある曲がり角で戦闘員とバッタリ出くわしてしまう。しかも、その戦闘員に呼び止められた…この時、シュウゴは思わず「バレた」と思ったが、その予想は大きく外れ、シュウゴに向って戦闘員から思わぬ発言が飛び出す。


「チンコが勃起しているぞ!さっさとどうにかしろ!」


…勃起?

ふと、チンコに目を向けると確かに俺のチンコは立っていた。スーツにくっきりと浮かび上がるくらいに…恐らく原因はさっきの拷問だろう。多分ジークが俺のチンコに何かしたに違い無い。

「いや、その…申し訳ありませんでした!」

「怪人様達の前をそんな格好で歩いていたら「犯される」ぞ。それともなんだ、こんな真っ昼間から掘られに行くのか?」

「いえぇ!違います!違います!」

「ん?…あぁ、そういうことか」

妙な疑いを掛けられて咄嗟にシュウゴがそれを否定すると、今度は何やら別のことを思いつく戦闘員。

「へっ?」

「お前も立ち会ったのか?ブレストマンの拷問。さっき会った連中が話していたぞ、結構美少年で興奮したってなぁ」

「えっ、そうですか?俺ってそんなにイケメンですか?…あっ」

「お前の事じゃねぇーよ。一体何を勘違いしているんだ…とりあえずチンコどうにかしとけよ」

「美少年」という評価に浮かれたシュウゴはうっかり喜んでしまったが、戦闘員は特にそのことを指摘せずに「チンコ直せ」とだけシュウゴに念入りに伝えて去って行った。

「……ふぅ、危ねぇ~。さっさと脱出しないと…しかし、ジークの奴ぅうう!本当に変態野郎だぜ。あぁ、早く戻らないかなぁ」


戦闘員とのやり取りを無事に済ませ、再び廊下をさ迷うシュウゴ。



やがて、これまで来た道を忘れるほど進んだ後、ようやくシュウゴは大きなエレベーターらしき物体を発見することに成功する。

「このエレベーターに乗れば地上に出られるのかな?まぁ、とりあえず呼んでみるか」

俺がエレベーターを呼び出そうとして扉の隣にある↑ボタンを押そうとした直後、何の前触れも無く突然エレベーターの扉が開いた。

ゴゴゴゴゴォ…

「!」

シュウゴは中にいた人物を見て思わず驚く。そう、開いたエレベーターの中には自分を散々な目に合わせたジークの姿があったのだ。その他にシワシワの老人と数人の戦闘員の姿もある。

「ん?邪魔だ」

「…」

エレベーターの中から出てきた一人の戦闘員が、扉の前に呆然と突っ立っているシュウゴに邪魔だと告げる。シュウゴはその言葉で我に返り、ペコリと頭を下げて扉の横に下がった。この時、シュウゴの性器の勃起が収まっていたのはせめてもの救いだったろう。

「ワルザー様、この先の拷問室にブレストマンを捕らえてあります。おそらく今頃は泣きながらチンコをビンビンにさせて我々を待っているでしょう」

「ふん、地下の集会場で全怪人と戦闘員の前で辱めてやる」

「左様でございますか、それでは…」

ジーク達にはブレストマンのことしか頭に無いのか、全ての戦闘員のことを「知り尽くす」怪人クラスがよく見れば変装を容易に見破れるのにも関わらず、戦闘員に扮したシュウゴには目もくれずにさっさと行ってしまった。シュウゴはフェイスマスクのミラー越しにジーク達を見つめ、ジーク達がその場から立ち去るのを今か今かと冷や汗をかきながら待ち続ける。



「ワルザー?あのジジィが?…ブレストロンには感謝しないとなぁ、あのまま捕まってたらどうなってたことやら」

ジーク達が廊下に角を曲がった直後、俺は急いでエレベーターを起動させて逃げ込むように飛び乗り、中途半端だが俺を助けてくれたブレストロンに心から感謝した。

その後、シュウゴを乗せたエレベーターは順調にシュウゴを地上まで導き、ついにシュウゴは洞窟の中の様な造りになっている基地の一階に辿り着くことに成功する。そして、後少しで基地から出られると思ったその時、基地の入り口手前で見張りを担当していた戦闘員になぜかシュウゴは呼び止められてしまう。

「そこのお前!何処に行く?」

「…偵察に」

「それは誰の命令だ」

「えっと、…ジーク様です。町の様子を見て来いって」

「ジーク様ねぇ…少しそこで待っていろ、確認する」

「……」

なんでここまで来て呼びとめられたのかは解らないが、思わず嘘を言ってしまった以上、ここでじっとしてる訳にはいかないと思った俺は、一瞬の隙を見て入口に向って駆け出す。

「!?おい、何処に行く!止まれ!…はい、ブレストマンが脱走?いや、今ですね…」

戦闘員はブレストマンの脱走を告げられた様子だったが、なぜかシュウゴを追おうとはせずにいる。その戦闘員の様子にシュウゴは違和感を感じたものの、もはや引き返せないこの状況下ではひたすら逃げるという選択肢しかシュウゴには残されていなかった。


「はぁ、はぁ…やっと地上に出られたんだ、捕まってたまるかよ!」

そう言いながら闇雲に森の中を駆け抜けるシュウゴ。シュウゴは逃走の最中、何度も何度もワルザール基地の方を振り返り、追手が迫っていないかと確認する。だが、シュウゴの心配とは裏腹に追手の姿はまったく無い。

「はぁ、はぁ…もう…はぁ、はぁ…逃げ切ったかな?」

ある程度は逃げ切ったと判断し、全速力で駆けていたシュウゴはゆっくりと走るのをやめてその場に座り込む。しかし、安心できたのも束の間…突如シュウゴの耳元で悪魔の囁きが響き渡る。


「そこまでだ、ブレストマン」

「!?」

聞き覚えのある声。シュウゴがバッと後ろを振り向くと、そこにはなんとジークの姿があった。

「ジ、ジーク!どうして」

「そう易々と逃がしてたまるか…と、言いたいところだが逃がしてやる」

「???」

ジークに見つかり終わったと思った俺だが、ジークの口から想定外の「逃がしてやる」などと意味不明の言葉が飛び出す。

「条件付きでだが」

「どういうことだ?」

「ふん、こういうことだ」

ジークはニヤニヤと笑みを浮かべながら、自身の片足をシュウゴに向けて突き出した。シュウゴはジークのその行動の意味を直ぐに悟りこう言う。

「それは、靴を舐めろと…」

「もちろん四つん這いでな」

「くっ…」

それは嘗て、自身がジークにさせた「靴舐め行為」をしろという要求だった。

「急がないと我以外の怪人や戦闘員がわんさと押し寄せるぞ」

「……」

「どうした?四つん這いになって我の靴を舐めるだけで助かるんだぞ」

「…舐めればいいんだろ」

「いい子だ」

コイツの靴を舐めれば助かる…出来れば避けたい行為だが、ここで再びワルザークに捕まったら何をされるか分からない。それに、捕まれば靴舐め以上の恥ずかしくて屈辱的なことをされるに違いないという確信を持っていた俺は、その場で四つん這いになり、フェイスマスクをズラしてジークの靴に舌を付ける。

「まさに「あの時」の再現だなぁ~ブレストマン」

「…くっ…うぅ…」

ピチャ

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シュウゴは悔しさでピクピクと身体を震わせながら、ピチャピチャと音を立ててジークの靴をなめ始めた。

「もっと剛快に舐めろよ」

「…」

ピチャ ピチャ ピチャ

「そうそう、ちゃんと綺麗になるまで舐めろよ」

「くぅ…」

ピチャ ピチャ

ジークの細かい指示に逆らうことなく、シュウゴはひたすらジークが満足するまでジークの靴を舐め続ける。そのシュウゴの姿に嘗てのブレストマンとしての威厳ある面影は微塵も無く。今のシュウゴは「ただの恥知らずの命乞いを行う惨めな少年」でしか無い。

「あぁ、もういいよ。その汚い頭を退けろ」

あの日、公園でブレストマンが行った行動・台詞を彷彿とさせる行為を行うジーク。ジークは仕上げと言わんばかりにそう言ってシュウゴの頭を軽く蹴り飛ばす。

「うがぁ!」

これで助かった…

そう思った俺はフェイスマスクをその場に脱ぎ棄て、ふらふらと立ち上がりながら明確な帰り道も解らぬままトボトボと杉並町を目指して歩きだす。だが…

「おい、何処に行く?」

靴舐めを行えば逃がしてやると言ったジークだが、その言葉に反してシュウゴの腕をガッシリと掴むジーク。

「何処って…見逃してくれるんじゃなかったのかよ!」

「何のことだ?」

「テメェ!騙したなぁ!」

「はははっ!我は根っからの悪人だぞ?」

「うぅうう…」

最悪だ…俺を玩具にしやがった。最初からジークは俺を逃がす気なんてなかったんだ…俺はなんてバカだったんだろう。少し考えれば分かったのに…畜生ぅ…チクショオォォォ!

「さぁ、基地に戻るぞ。地下で貴様の公開拷問だ。あぁ、それとなぁ~我はエレベーターで貴様とすれ違った時に既に貴様だと気づいていたぞ」

「なっ…」

「グレート・ワルザニアには貴様の様な小柄な戦闘員など一人も居ないからな。まぁ、戦闘員には新人だと誤魔化せても、我の様に特に「ブレストマン」に詳しい者にかかれば容易いことよ」

「くそがぁ…」


その後、シュウゴはジークによって基地に再び連行され、基地地下にある集会場でこれでもかと言うほどの恥辱を味わうことに…そして、それから二日後。囚われたシュウゴは「肉便器」として人体改造を受けた後、基地のトイレに設置されることが決まった。


「うぅ…」

「どうだ、シュウゴ?便器にされた気分は?」

「…」

「無視か…それじゃ、早速使ってみるとするか」

「やぁ…やめでぇぇえええぇぇぇえええ!!」

便器としてトイレに設置されたシュウゴは、毎日のように怪人や戦闘達の排泄物を浴びせられたという。果たして、シュウゴのその後の運命や如何に!?

同時刻、杉並町では新たなヒーローが誕生していた…というのはまた別の話。



見事にブレストロンに見捨てられたシュウゴw

消えない傷 パラレル編


「んぅんうぅううっ!!」

「恥ずかしくて勃起しちゃったのか?…どうなんだよ雪」

0101.jpg

「ふぅん…んぅうう!!」

「あぁ、そんな恥ずかしいもの咥えてたら喋れないか…」

「んぅ……ぶはぁっ!!はぁ、はぁ…なんでぇ…なんでこんな…翔ぅ」

「4年振りだろ俺達?お前が俺の「奴隷」だってこと忘れてるみたいだったからさぁ~」

「俺はお前の奴隷なんかじゃない!」

「違う!俺の奴隷だ!それに、俺のことは「ご主人様」と呼べ!呼ぶまでバイブも拘束も取ってやらないからな」

「…ムチャクチャだよぉ、なんで昔から翔は俺のこと目の仇にするの?」

「それは…お、お前が何かムカつくからだよ!」

「……」



5000記念リクエストの「翔に責められる雪」です。あと、翔入れられなくてスイマセン…
ってか、まさか「消えない傷」のキャラがリクエストされるなんて…嬉しいですけどw

初終電

昨日は強制で飲み会連れてかれ、帰りの電車は終電と…本当にギリギリだったよ電車。
ってな訳で今日はダウンしてましたwあぁ、色々と愚痴りてぇー

そういえば、3次にゃ興味無いって前に言いましたが、今日の「ア○シテル」は凄かった…(俺的に)
「し、少年が…芋ジャージ着せられてぇ…しゅ、収監されてるうぅぅううううう!!」
↑以上に萌えたwなんて屈辱的なシチュエーションなんでしょう。看守(?)俺と代われよw
(ぶち込まれている本人さんは気にして無いと思うけど)

連絡

・返信遅くなりましたが、色々と小説等の感想ありがとうございました。
あと、囚われのヒーローの誤字指摘サンクスです!

・消えない傷について
雪はエリート設定なので、結構ストレス等を抱えてたりしちゃってます。
翔虐めは「小学生の時に虐められた復讐」と「ストレス発散」みたいな感じということで…

・クオの受難について
耳と尻尾は描くのがめんど…じゃなくて、魔法の効力が切れた?という考えでした。
でも、そういう考えも全然アリだったと思います。

・管理人の名称について
管理人の名前は略して「青旗」(アオハタ)か「ブルー」とでも呼んでください。

・管理人が変態な件
放置プレイを含む、ありとあらゆる方法で少年達を辱めるのが好みですw

・5000記念について
現在「着色」していますので、もうしばらくお待ちください。

ホロは出なかった…

お久しぶりです。なんか今度は「私的」な用事が多くて忙しかったですが
なんとか「囚われのヒーロー」完成しました!
ってか、冒頭シーン長すぎですよね…そんな訳でもう少し続けようと思います。

あと、もしかしたら犬王子も短編で…

そういえば、相互リンクさせてもらっているLii様のサイト「少年羞恥」が暫くお休みの様です。
俺的には早く復帰してもらいたいかと…無理言ってサ―セン。

連絡

・消えない傷の拍手コメと誤字指摘サンクスです!
雪は昔は素直でいい子な設定なんですが、作品の中では捻くれた性格になってますねw
あと、動画投降は本当です。でも、真後ろからの撮影なので翔の顔はセフセフってことで…


・やっと5000記念!
5000をゲットされた訪問者様にイラストリクの権利をプレゼント!
まぁ、♂ならどんなキャラでも頑張って描きます!(エロでもOKです
5000をゲットされた方は自己申告(メール等で)してください。

囚われのヒーロー 捕縛編

「ブレストクリスタルに反応?…杉並公園にワルザール!」

俺の名前は浅見 シュウゴ。杉並町に暮らす平凡な中学生…だったらよかったんだけど、実は俺には裏の顔がある。それは地球の平和を守るブレストマンと呼ばれる正義の味方を、密かに「例の宇宙人」から任されているということだ。

敵の襲来を告げる、エメラルド色の鉱石「ブレストクリスタル」。シュウゴはクリスタルの光に導かれ、怪人の居る地域に向って全力で駆け抜ける。

「あぁーもう、なんで服着たまま変身出来ないんだよ…毎度のことだけどさぁ」

ブレストマンに変身するには、なぜか一度シュウゴは全裸になる必要がある。シュウゴは出動する度にその不便さを嘆くが、しかたないと割り切り道中にあった公衆便所に駆け込む。

便所の個室に駆け込んだ俺は、慣れた手つきで制服のボタンを外して上着を脱ぎ、シャツ、ズボン、靴下、パンツと少し恥じらいを感じつつも脱ぎ棄てる。

「誰も見て無いけどやっぱり恥ずいなぁ…」

身にまとっていた服を全て自ら脱ぎ、シュウゴはそれらを丁寧に畳んでカバンに詰め込むと、便座の前で仁王立ちになり目をゆっくりと閉じ、そっと右手に握られたブレストクリスタルを胸に翳してこう叫ぶ。

「ブレストチェーンジッ!!」

シュウゴの叫びと同時にシュウゴの体はブレストクリスタルを中心に緑色の光に包まれていき、光はシュウゴのシルエットが消えるほどに輝く。やがて、その光はシュウゴの体に吸い付く様に収束していき、次にシュウゴのシルエットが浮かび上がった時にはシュウゴは完全に「光戦士 ブレストマン」への変身を完了させていた。



「シャシャシャ!手始めにこの公園を俺様の巣に変えてやるぅ~」

杉並公園で暴れていたのはワルザールの改造怪人タランチュラ。タランチュラはその名の通り蜘蛛をベースにして造られた怪人であり、口から特殊な糸を噴き出して公園内を我が物顔で次々と蜘蛛の巣状に包みこんでいく。

「そこまでだ!ワルザールの怪人!」

公園内に突如響き渡るタランチュラの侵略行為を阻む叫び声、その声の主は変身を終えて公園に駆け付けたブレストマンのものだった。

「ふん、ブレストマンか…俺様の名前はタランチュラ。今日こそ貴様を地獄に送ってやるぜ!出てこいヤロー共!」

タランチュラはブレストマンを視認するや否や、隠れていた戦闘員達を呼び出してブレストマンを襲わせる。

「はぁ…いつもの雑魚か」

タランチュラの呼び声で集まった全身黒光りするエナメルタイツに身を包んだ大勢の戦闘員。パンチ一発で黙らせられるが、いちいち相手をしていたらキリが無い。俺はいつもの様に大勢で攻めてくる戦闘員達に向って惜しみなく大技を放った。

「雑魚は早々に退場してもらおうか…ブレストウェーブ!」

ドヴァアア!

ブレストマンの放った技は見事に戦闘員の集団に命中し、対して強くも無い戦闘員達はボーリングのピンの様にあっちこっちに吹き飛ばされていき、あっと言う間に全滅してしまう。その様子にタランチュラは舌打ちすると、今度は自らブレストマンに向って攻撃をおこなう。

「チッ、役立たず共めぇ…スパイダーネット!」

「おっと」

タランチュラは唾を吐く様にして糸の塊をブレストマン目掛けて放つが、ブレストマンは不意を突かれたのにも関わらず持ち前の身軽さでそれを楽々回避。結局、その後もタランチュラの攻撃は一度もブレストマンに命中することは無かった。

「ちぃ、身軽な奴だ…一発も当たらんぞ」

「もう終わりかクモ男?ブレストキィーック!」

俺はタランチュラが糸を吐き付かれてヘタっている一瞬の隙を突き、渾身のキックを奴の身体目掛けてぶち込む。

バキッ!

「ぐぁあぁ!腕がぁあ…」

直撃こそは避けたものの、タランチュラはブレストマンのキックを完全に避け切ることが出来ず、右の腕を一本捥がれてしまった。

「残りはあと七本だな」

「てめぇ!!よくも俺様の腕を…スパイダーネット十連発!」

「なっ!」

至近距離からの思わぬ反撃に驚くブレストマン。既に撃ち尽くされていたと思っていた蜘蛛の糸が一気に十発タランチュラの口から発射される。

ピシュ!ピシュ!ピシュ!バシュ!

「ふははっ!油断したなブレストマン。流石に至近距離から十発も放たれれば避けられまい」

3発目まではかわせたものの、やはり至近距離からの回避行動には限界があり、4発目以降は全て身体に命中させられてしまったブレストマン。

「くっ、糸がネバネバ絡みついて体が動かない…くそぉ…」

身体にベットリと貼り付いた粘着質な糸は執拗に俺の身体に絡みつき、どれだけもがいても引き離すことができず、俺の身体は完全にタランチュラの糸によって動きを封殺されてしまった。

「さぁて、これで終わりだぁ~ブレストマン。スパイダーランス!」

糸に絡めとられて身動きが取れないブレストマンに対し、タランチュラは早速止めを刺そうと自ら吐き出した糸をシュルシュルと棒状に集めて高質化させ、槍の様な鋭い鋭角を持つ糸を形成していく。

「コイツで貴様を串刺しにしてやる」

「くっ…」

「死ねぇ!ブレストマン!!」

「死ぬのはお前の方だぁ!…ブレストフレェーイィム!!」

糸で拘束されたブレストマンに向って糸槍を持って突撃するタランチュラ。しかし、あと少しでブレストマンに糸槍が刺さろうとした瞬間、突然ブレストマンの身体が真っ赤に輝きだし、火だるまの様に轟々と燃え盛り始める。

「な、なんだ?ブレストマンが火の塊に…あぁ、く、来るなぁ!うぁああぁぁあああぁあぁ!!」

ブレストマンは自身を拘束していた糸を難無く焼き払い、そのままタランチュラに向って突進。タランチュラは咄嗟に身構えるが、ブレストマンの放つ高熱によって意図も簡単にタランチュラの肉体は炎上していく。

「あぁ…なんて力…これが…ブレスト…がぁああぁああぁあ!」

「へへん、どんなもんよ。所詮ワルザールの怪人なんて俺の敵じゃねぇよ…ん?」

クモ男を倒し帰ろうとした瞬間、俺の視線に一人の戦闘員の姿があった。どうやらソイツはさっき吹き飛ばした戦闘員の生き残りのようだ。俺の技をくらって無事だなんて運のいい奴…

「…!」

ブレストマンに睨まれたぢろく戦闘員。

「おい、お前!戦闘員の生き残りだろ?」

「は、はいぃ…」

「四つん這いになって俺のブーツ舐めろ」

「へ?」

憂さ晴らしか、ブレストマンは生き残った戦闘員の元に向うと、戦闘員の前に足を出して四つん這いになってブーツを舐めろと命令し始めた。

「さっさと舐めろ!ぶん殴るぞ!」

「ひぃ、わ、わかりました…」

強引に戦闘員にブーツ舐めを強要するブレストマン。戦闘員はタランチュラのように自分も倒されるのを恐れて渋々ブレストマンの前に跪き、漆黒のフェイスマスクをズラして口の部分を露出させ、ペロペロと自身の舌でブレストマンの若干砂埃を被った白いブーツをなめ始めた。

ピチャ ピチャ

「そうそう、ちゃんと綺麗になるまで舐めろよ。お前等のせいで汚れたんだから」

ピチャ ピチャ

「うぅ…」

ピチャ ピチャ

恐らくこの戦闘員の年齢はブレストマン、シュウゴよりも年上であろう。そんな自分より遥かに年下の子供のブーツを地面に這いつくばりながら舐めさせられるという屈辱に、戦闘員はプルプルと悔しさで身体を震わせながらブレストマンのブーツを懸命に舐め続ける。

ピチャ ピチャ

「あぁ、もういいよ。その汚い頭を退けろ」

「ぶはっ!」

ブレストマンはある程度満足したのか、戦闘員にそう言って舐め掃除をやめさせると、なんといきなり戦闘員の頭を蹴り飛ばした。その蹴りは軽い一撃ではあったが、蹴り飛ばされた戦闘員は数メートル先のゴミ箱まで吹き飛ばされ生ごみ塗れに…

「失せろ!俺の前からさっさと消えろ」

「う、わぁあぁああぁあぁぁあぁあ!!」

そう言って戦闘員を怒鳴り付けると、戦闘員はゴミ塗れになりながら大声を上げて一目散に逃げて行きやがった。少しやり過ぎたかとも思ったけど、世界征服を企むアイツ等に情けは無用。それに、なんたって一番迷惑しているのは俺な訳だし。

「情けない奴だぜ…さぁーて、俺も帰るかな」


無事にワルザールの怪人を倒すことに成功したブレストマン。公園に張り巡らされたタランチュラの蜘蛛の巣の処理は警察に任せることにし、ブレストマンは着替えの置いてある公衆便所に向って走り出す。





それから二か月後…

杉並公園での騒ぎ以降、ワルザールの怪人はなぜか一度も姿を現すことは無く、それにより杉並町には束の間の平和が訪れる。忙しい時には毎日の様に怪人と死闘を繰り広げていたシュウゴも、ブレストマンに任命される前の平凡な日常生活を満喫していた。

「最近はワルザールの奴等も大人しく助かるぜ…ん?ブレストクリスタルに反応?中央交差点だな」

噂をすればなんとやら…どうやらワルザードの連中が再び動き出したようだ。学校に居た俺は腹痛を訴え授業を抜け出し、そのまま学校のトイレで変身を済ませて現場に急行することに。

「ブレストチェーンジ!!」




街中を逃げ惑う大勢の人々。その騒ぎの中心には全身に和風の甲冑を着こんだ人物がアリ、見境なく周囲の破壊活動を行っていた。

「やいやい!しばらく大人しくしていたと思ったら、こんなに街をメチャクチャにしやがって」

「ブレストマン待っていたぞ。我が名はジーク…貴様を倒すためだけに作られた狂戦士!」

ブレストマンが現場に到着すると、それまで我武者羅に街を破壊していた怪人は自らをジークと名乗り、いきなり手に持っていた太刀でブレストマンに物凄い勢いで切りかかる。

「くっ、コイツ…」

ジークの攻撃を両腕を硬化して受け切るブレストマン。

「ほぉ、我が太刀を腕でガードするとはなぁ。流石はブレストマン…だが!」

ジークのスピードはこれまでの怪人とは比べ物にならないほど速い。そのスピードはブレストマンの反応速度を上回り、ブレストマンはジークに先手を取られてしまう。

「うおっ!な、なんだ!その体勢からさらに勢いが増した?」

鎧男の刀を振り払おうにも、なぜか刀の重圧はさらに増幅してく。気が付くと俺の両足はいつの間にかコンクリートの地面をぶち破り、ズブズブと地面に打ち付けられるように沈んでいた。

「我が太刀は弐段斬撃式、このまま地面に叩きつけてくれる!」

ジークの太刀には細工が施してあるのか、刃の裏側には噴射気の様なものが取り付けられており、そこからは蒸気が噴き出している。

「剣にジェット噴射気付けただけだろ…卑怯だぞぉ…ぐぅ…ブレストフレェーイィム!」

一方的に押されていたブレストマンだったが、必殺技のブレストフレイムを繰り出して身体を真紅の炎で包みこみ、火炎の爆風でジリジリと徐々にジークの太刀を迫り上げていく。

「ぬぉ!なんというパワー。このままでは押し返される…」

「うぉおおおぉおおおおお!もっと、もっと燃えろぉおおおぉぉ!!」

ここが勝負所だと思った俺は、ブレストクリスタルのパワーを限界まで引き上げて技の威力を数倍まで高めた。その結果、見事に形勢は逆転。今度は大きな炎の塊となった俺が鎧男を押しつぶすような立ち位置に。

バトル開始直後から繰り広げられる激戦。当初はブレストマンを圧倒していたジークだが、今はまるで隕石に押しつぶされているような状況に追われ、金色に輝くブレストマンの灼熱に手も足も出ない状態だ。しかし、そのような劣性にも関わらず、ジークの表情にはどこか余裕の様なものがある。と次の瞬間、ジークは周囲に待機していた戦闘員達に大声で指示を出す。

「ぐっ…戦闘員共!今だ!奴のパワー吸収装置を起動させろ!」

ジークがそう叫んだ瞬間、ジークとブレストマンの周辺に特殊なフィールドが発生。ジークに変化は無いものの、同じフィールド内にいるブレストマンは突然苦しみ始める。

「なっ!…うぅ…うあぁぁあぁあ…」

俺を纏っていた灼熱はなぜか一瞬で消え失せ、オマケに力がどんどん抜けていく。ブレストクリスタルは輝いているのに…俺が身体の急激な変化に疑問を抱いている最中、ジークは笑みを浮かべながらこう言った。

「どうだ?体から力が抜けていくだろう?我は無策で貴様に挑む愚か者では無い」

「な、にをぉ…俺に…」

「貴様のエネルギー成分を分析し、貴様が体外に放出したエネルギーを全て吸い尽くす装置を我らは開発したのだ」

ジークの言葉通り、現在二人の周囲に発生しているフィールドはブレストマンだけに効果があり、ジークにはまったく影響が見られない。つまりワルザールはブレストマンを倒す兵器の開発に本当に成功していたのだ。

「ブレストクリスタル…もっと俺に力をぉ!!力比べだぁあああぁぁあああ!」

絶望的な状況下。ブレストマンはこのピンチを乗り切る対策として、自らの力を限界まで引き上げて吸収装置をオーバーヒートさせるという無茶な選択肢を選び、ブレストクリスタルからありったけのエネルギーを縛りだす。すると、再びブレストマンの身体は輝き始め炎に包まれる。

「ぬぅ!まだこんな力が…しかし、これで貴様の敗北は確実になったぞ」

再び身体に輝きを取り戻し「勝った」と確信したブレストマンだったが、その喜びもつかの間。燃え上がった炎は再びその威力を徐々に弱めていき、とうとう胸に輝くブレストクリスタルの輝きすら失われてしまった。

「パワーがぁ…嘘だ、こんな…全部吸われるなんて…うぅ…」

「自身を過剰評価し過ぎたようだな。力押しで通ると思ったのだろう?」

「う、うるせぇ…こん…チクショ…」

薄れゆく意識の中、俺の意識はジークの強烈な一撃によって断たれる。

「そらぁ!」

「ゴハッ!!」

「………」

賭けに敗れ、全てのエルネギーを奪われてしまったブレストマン。既にジークに対抗できる術も力も無く、たった一撃で意識を失ってしまう。

「戦闘員共、ブレストマンを縛りあげろ。本部に連れて行く」

「し、しかしジーク様。この場で殺してもいいのでは?」

うつ伏せで倒れ込んだブレストマンを捕獲しろと命令するジーク。しかし、戦闘員はこの場でブレストマンの抹殺を進言する。その言葉にジークは一瞬顔を顰めて戦闘員を睨みつけると、戦闘員に向ってこう告げた。

「生け捕では不服か?お前達もブレストマンには随分「世話」になっただろうに」

「…そうですね。本部で散々痛めつけてから殺すのもアリですね」

「だろう?」

「早速ブレストマンを縛りあげて本部に移送します」

ジークの言葉にそれもそうだと賛同した戦闘員は、他の戦闘員達を呼び寄せてブレストマンの全身を満遍なく荒縄でグルグル巻きにして縛り上げると、抱き抱えるようにして持ち上げ本部に連行していく。



「ふん、これで「あの時」の復讐が出来る…」







ワルザール本部「グレート・ワルザニア」 地下三階・拷問室



「うぅ…ここは!?」

俺が次に目が覚めた時はベッドの…ちがう、冷たいし体も…ここは病院じゃない。

「お目覚めかいブレストマン?」

湿気のある薄暗い室内の中、ひんやりとした鉄板の上に仰向けで拘束されているブレストマン。その両足は大きく開かれ自由に閉じることもできず、両腕は頭の後ろに回され手錠を嵌められた上に鎖で固定されていてこちらも自由に動かすことができない。

「…ジーク」

ぼんやりとしていた視界に鮮明さが戻ると、俺の眼前には鎧男のジークの姿があった。奴は拘束されて身動きできない俺をニヤニヤ笑いながら見下ろしている。

「いいザマだなぁ、その状態では何一つ抵抗できまい」

「舐めるなよ、ブレストフレェーイィム!…あれ?なんで技が?」

変身状態で拘束されたのが不幸中の幸いだと思い、必殺技のブレストフレイムで窮地を脱しようと考えていたブレストマンだが、なぜか技は不発。狭い室内には少年のソプラノ声だけが響き渡るという虚しい結果に終わる。

「今のお前に技を出す力など無いだろ」

「だって、まだ変身したままだし…まさか、吸収装置?」

「これは吸収装置による効果では無い。それになぁ、それは偽のコスチュームだ。貴様のブレストクリスタルは既に我らの手の内」

なんと、既にブレストマンの力の源であるブレストクリスタルは既にジークによって押収されていた。

「それじゃ、なんでワザワザこんな格好に…」

「貴様をブレストマンの姿で拷問したいからだ。ところで、ブレストマン。我の事を覚えているか?」

「???…俺は今までの怪人は全部殺してきたんだぞ?それにお前に会ったのは今日が初めてだ」

どうやら、ジークは俺に恨みの様なものを持っている様だ。けど、俺は本当に奴に見覚えがなく、何者なのか皆目見当もつかない。

「いや、違うんだ…我はお前に確実に会っている。そして、あの公園で貴様にさせられたことは決して忘れはしないぞ」

「何を言って…まさか!お前、あの時の戦闘員なのか?」

ブレストマンの脳裏に浮かんだ人物。それは二か月前に杉並公園でタランチュラを倒した後、憂さ晴らしに自分のブーツを舐め掃除させた戦闘員だった。

「やっと思いだしたかクソ野郎!」

ジークは自分の正体をブレストマンに気づかせると、ブレストマンの腹部目掛けてパンチを打ち込む。

「うあっ!」

本物のスーツならダメージを軽減できるのだが、今着せられているのは偽のスーツ。ダメージは直にブレストマン、というよりもはやその正体である浅見 シュウゴに伝わる。つまり生身で怪人に殴られたのと同じだということだ。

「貴様のブーツを跪いて舐めさせられた屈辱。今日ここでたっぷりとその礼をしてやるからなぁ」

「あぁぁ…」

ブレストクリスタルを取り上げられた事と先の強烈な一撃の二重奏で、シュウゴはすっかり脅えきってしまい身体をガタガタと震えあがらせる。

最悪だぁ、よりによってアイツが怪人になっていたなんて…俺のことメチャクチャ恨んでいるようだし、多分とんでもなくキツイ拷問をされるんだろうな…はぁ…

「まずは下拵えからだ。おい、そこの戦闘員。コイツのスーツに所々穴を開けてやれ」

「了解!」

ジークは下拵えだと言うと、近くにいた戦闘員にシュウゴの着せられているブレストマンスーツに穴を開けろと命令する。その際、特にどの部分にどの程度の穴を開けろとは命じ無かったが、戦闘員は勝手にブレストマンスーツを所々引き裂き始めた。

「や、やめろぉ!触るなぁ!やめろぉ…やぁ」

ビリッ!

「別に偽物なんだからいいだろう?」

偽のスーツは生地が薄いのか、少し力を入れるだけで意図も簡単に引き裂けてしまう。

ビリッ!

ビリリリッ!

「くぅ…」

ビリリッ!

「う~ん、お前はなかなかセンスがいいなぁ。いい感じに破けたじゃないか」

「ありがとうございます」

無残にも所々引き裂かれたブレストマンスーツ。特に注目すべき点は股間と肛門部分であり、そこだけはピンポイントでシュウゴのかわいらしい未成熟の性器やピンク色の尻の穴がむき出しになる様に意図されたカットになっていた。

「あぁああぁ…」

悪の組織に囚われただけでも屈辱だというのに、普段は絶対に人前に晒すことのない物を曝け出され思わず声を失い絶望するシュウゴ。しかも、シュウゴは自身が「包茎」であることを自覚し、さらにそれを恥ずかしいことだと思っている(13歳なので)ことから、顔を真っ赤に染めて性器だけでも隠そうとジタバタ唯一動かせる腰辺りをクネクネと揺らす。

「包茎ならさっき本物を取り上げた時に見たから気にしなくていいぞ」

「!」

俺の気にしていることをあっさりと見破り、的確に指摘してくるジーク。「気にしなくていい」なんて言われると俺的になんだか余計に恥ずかしい。

「おい、次は包茎チンコとケツにローションを塗ってやれ。特にケツの穴辺りにはたっぷりとなぁ」

「了解です」

スーツのカットが終わるや否や、今度は股間と肛門にローションを塗り付けるよう命令するジーク。命を受けた戦闘員はシュウゴが拘束されている鉄板の隣にある棚からローションのボトルを取り出すと、自身の手袋にそれを垂らしヌチャヌチャと粘着質な効果音を出しながら混ぜ合わせる。

「なんだよそれぇ!何する気だぁ…んぁ!やめぇん…くぁあぁ」

ネチャッとした冷たい不快感がシュウゴの下半身を襲う。しかも、ローションを塗る戦闘員の手付きはいやらしく、ローションが着いたエナメル質の手袋の上からネチャネチャとシュウゴの性器を扱いたり、指をグリグリと肛門に宛がったりして弄ぶ。

「ん?なんだかチンコがヒクついてきたなぁ、もしかして勃起か?我等の見ている前で勃起か?」

「う、うるせぇ…んぁぁあぁ…」

自分でも何となくヤバいと思ったけど、ローション塗られてその上から扱かれたら誰でもチンコ立つだろう…まるで俺を変態扱いだ。でも、本当に限界かも…ホントにチンコ立っちゃうよぉ…!

「やぁっ!」

シュウゴは性器を勃起させまいと必死に抵抗しようとするが、戦闘員によって扱かれていた性器を正常に保つには既に遅かれ早かれというような限界状態だったが、とうとうジークの一言で勃起させられるハメに。

「…めぇ…あぁぁあ…」

ビクンビクンと性器が脈打ち、勃起を開始するともう誰にも止められない。いつの間にか戦闘員の手もシュウゴの性器から離れ、ジークと数人の戦闘員達はシュウゴの性器が勃起するさまを黙って見守る。

「なんとかぁ言えよぉ…黙って見んな!」

無言で自身の勃起過程を観察されるという恥辱が興奮剤となり、シュウゴの皮を被った性器は見る見るうちに膨張を始め、ついには皮に埋もれていたピンク色の亀頭がプルンと剥き出しになり、性器全体がピクピクとヒクつく。…勃起の完了だ。

「この変態野郎。興奮してとうとう勃起させやがった。戦闘員共も何か言ってやれ」

シュウゴの勃起が終わったとたん、待っていましたと言わんばかりに黙っていたジークが喋り始め、戦闘員達に言葉責めをさせる。

「おい変態ヒーロー!お前、家で変身してシコってたんじゃないのか?」

「うっせぇ!そんな訳ねーだろぉ!」

「何がブレストマンだ。只の変態じゃねぇーか」

「黙れよ!」

「本当は気持ち良くてたまらないんだろう?正直に言えよ」

「うるさい!うるさい!俺は変態なんかじゃねぇ…お前らこそ変態だ!」

いつもなら眼中にも無い戦闘員に馬鹿にされるなんて…悔しい。もし、ここから生きて出られたらワルザールを根絶やしにしてやるぅ。

普段、変身した自分に一瞬で倒される戦闘員達から浴びせられる罵倒。シュウゴにとっては途轍もない屈辱でしかなかった。

「その状況でまだ強がるか?まぁ、拷問はこれからが本番だがなぁ」

「くっ…」

強気な態度を取るシュウゴを牽制するジーク。シュウゴも思わずこの拷問の指導権を持つジークに対しては尻込みしてしまう。

「戦闘員、そのローターを取ってくれ」

シュウゴを無理やり勃起させたジークは次なる行動に移る。シュウゴは唾をゴクリと飲み干し、そのジークの一挙手一投足を、冷や汗をかきながら見つめる。

「ブレストマンよ、コイツが何だか分かるか?」

戦闘員から受け取ったローターをシュウゴの眼前にチラつかせ、これはなんだと尋ねるジーク。その質問にシュウゴは悪態をついて答えた。

「知るか!どうせ碌でもないモノだろう?」

「…今からコイツを貴様のケツに差し込むんだよ」

「なっ!何だと!ふざけるなぁ!…や、やめろぉおおおおおぉお!!」

ローターの使用意図を伝えられた途端、シュウゴは大声で叫んで拒絶。だが、ジークはそのシュウゴの恐怖に満ちた反応に笑みを浮かべ、ゆっくりとジーク直々にローターをシュウゴの肛門に宛がう。

「ぐぅあぁあぁあぁ!!…うぅんぁぁあぁあぁあ!!」

事前に潤滑油であるローションでコーティングしてあるシュウゴの肛門だが、指を挿入して慣らした訳でもないので、生まれて始めて排泄物を出す肛門に異物を挿入するという行為に対して痛みより恐怖心の方が勝り絶叫を上げるシュウゴ。

「どうした?貴様の下の口は美味そうに咥え込んでいるぞ」

「そんなことぉ…ぐぅあぁあぁ…」

俺は必死に棒がケツに入らない様に抵抗したが、こんな体勢では力むことが出来ず、結局ジークの思惑通りに…

「実にいい気味だ。…さぁて、どんな情けない面に変貌しているか見せてもらおうかな」

ジークはローターの挿入を終えると、突然そう言ってシュウゴの被っているブレストマンのヘルメットに手を掛けそれを剥ぎ取る。

「!?…やぁ」

「ほぉ、泣いてはいなかったか…まぁいい」

「くぅ…」

0100.jpg

ヘルメットを奪われ、露わになったシュウゴの素顔。涙こそ流してはいないものの、不安げなその表情は既に正義のヒーローの物では無く。浅見 シュウゴという何処にでもいるごく普通の少年の顔になっていたということだけは誰の目にも明らかだった。

ウィーン!

「ジーク様!ワルザー総統からの緊急招集って…ソイツはブレストマン?…ですか?」

突如、慌ただしく拷問室にジークを尋ねて1人の戦闘員が入室してくる。その戦闘員はチラっとシュウゴを見るが、どうやら急いでいるようで急いで視線をジークに戻す。

「ワルザー様が我を?」

「そうです、大至急で司令室までとの伝達です」

「これからがお楽しみだというのに…分かったスグに向う。そういうことだ、ブレストマン。我が直々に拷問してやりたいところだが、我が戻るまで「その玩具」で遊んでいろ」

「遊ぶってお前、何言って…っ!」

ヴィィイィイイィィイイィィイイ! 

ジークがリモコンの様な物のスイッチを押すと、何処からかバイブ音が鳴りだし始め、その音と連動するようにシュウゴが身体を揺らし始めた。

「な、んぁぁあぁあ!ケツがぁ…んぁぁああぁ!」

「ジーク様…」

「分かっている」

戦闘員の催促に促され、ジークはローターのリモコンを棚の上に置いて拷問室を出ようとする。その様子にシュウゴはせめてローターのスイッチを切ってから行けと言わんばかりに声を上げてジーグに向って叫ぶが、その懸命な叫びも虚しくジークはその場にいた戦闘員達を引き連れて急ぎ足で拷問室を後にする。シュウゴの肛門に挿入したローターのスイッチを入れたまま…

「おいぃ…待てぇえ!このままにぃ…して行く気かぁぁあぁ!おいぃい!」

ウィーン

「うぅ…待ってよぉ…んぁぁあぁあぁ!!」



冒頭シーンが長過ぎた…詳しくは日記で。

落ち着きました

疲れたけど「色々」と片付きました。
これから「囚われのヒーロー」のイラスト+小説を完成させねば。

最近のナルト再放送を見て思ったのは、ナルトはガチホモだ!ですw
昔見た時は何とも思わなかったのにねぇ…「こんな路線」に突入した影響か?
うぅ、俺も相当汚れちまったぜ

そうそう、稲妻11ちゃんと見ましたよ。なんかいまいち萌えられないでいるけど…
ってか、日本一の次は世界一じゃないのけい?「次は宇宙一だ」的なこと言ってるしw
ん?途中から見たから違和感あるのかな?最初見て無かったし…
しかし、派手に発進した割にはその後がショボかったなぁ~イナズマキャラバンw


連絡

・再教育の拍手コメありがとう!
 シュンがカケルに逆襲…ってな感じで「カケル」を徐々に意識していけばって感じですね。

肉便器

俺のスキルが足らないことで当初の予定図とかなりズレましたが、とりあえず完成ということで。
色々話すネタもあるのですが、今日は眠いので勘弁…


肉便器の心得

・利用者の如何なる排泄物も笑顔で受け入れるべし



「さぁ~て、いよいよ俺の番だな」

「…いらっしゃいませ。ぼ、僕は肉便器のサトルです」

「とりあえず今日は手始めに顔射させてもらうぞ」

「は、はい…」



「ぐぅ……はぁ…行くぞ坊主ぅ」

ドピュ ドピュ

「うぅ…」

「はぁ、…幼い男の子に俺の精液をぶっかけるってのはいいもんだ。坊主、残った俺の精液を残らず舐めとれ」

「やぁ…もうやだよぉ。うぅ、何で僕が…お家に帰りたい…うぅううぅ」

「何泣いてんだよ坊主!支配人呼ぶぞ!」

「!ま、待って!それだけは…ちゃんとオジサンのチンチン舐めまずかがらぁ!」

「それでいい。…そらぁ、自分の扱いてオナりながら俺のチンコ舐めろ」

0095.jpg

「ひゃい…わがりまじたぁ…」

「泣くのは止めろ!気分が悪くなる。…そうそう、いい笑顔だ。そうやって美味しそうに舐めてくれないと、オジサンも気持ちよくねぇーんだよ」

横顔は難しい?

69を描こうとしましたが、色々な理由で飛ばしますw
まず、横顔が描けないという…(古代の壁画みたいwww)
つーことで、右のフェラかイラマチオ?の絵を完成させます。
(完成は…ん~週末かな?)

r026.jpg r027.jpg

あと、珍しく拍手のあった「囚われのヒーロー」を短編小説にしようと思います。
もちろん挿絵での拍手?かもしれないので新しい絵も描きますぞ。

連絡

・犬王子の拍手コメ・誤字指摘サンクスです。

他にも誤字脱字等は腐る程あると思いますが、「ちょっwww」ってレベルのがあれば連絡ください。
(修正文もお願いしますww)

犬王子

「ルーシュ、餌は美味いか?」

「は、はいぃ!お、おいしいです看守さん」

0097.jpg

「…ここに来た頃はあんなに生意気だったのに、今じゃ従順な雄犬だ」

「ひゃい、僕はルーカス陛下の性ペットですから…」

「そうそう、お前って確か元クルゾア王国の王子、ルーシュ・ベル・クルゾアだよな?」

「……」

「反乱勢力のクーデターで当時の国王と王妃は処刑。んで、そん時に王子だったお前はルーカス陛下のペットとして地下牢に投獄されたと」

「…ルーカス陛下には命を助けていただいて感謝しています」

「本当に本心か?犬の様に振舞うように調教され、首輪を嵌められて全裸姿で生活。正直死にたいだろ?」

「僕は、まだ死ねません。どうしても…」

「ふ~ん、生きてりゃチャンスも転がって来るってか?へっ、チャンスなん…おっと!ルーカス陛下だ」

「看守、ルーシュの様子はどうだ?」

「はい陛下!今は食事中であります!」

「そうか、餌の時間だったな。…ルーシュよ、食事が済んだら城下町までお散歩だぞ」

「…はい、かしこまりました陛下」

蒸し暑い

いきなり私事ですが、最近ゼニがピンチかも…カードやらカードやら買い過ぎたw
あと、さりげなく「5の2DVD」もダメージ大きかった。合計25kは逝ったかと…
ん?いや、一番の原因はボロシア買ったことだwww(00オワッタノニカウナンテ
つーことで、エンプロはポイントで買おう!

ところで、今日はなんだかベタつきますなぁ~下着姿でも少し熱いんですけど。
あぁ、ハロゲン押入れに仕舞うかな。

そういえば、昨日クレシンの映画やってましたが…マタってだったのね。
騙されたwwwもうねぇ、変じる?でにしちゃいたいくらだよ。

更新・連絡

・カテに「裏イラストお客様用」を追加。
・落書きに挿絵追加。

あと、拍手コメ返信が出来なかったのでこの場でお礼を…

とにかく、何事も頑張ります!

…今はこれしか言えまへん、マジで精進します。

少年オークション 後編

「んぁ…はぁ、はぁ」

アナルに挿入されていた忌々しいローターは取り除かれたものの、微かに残る媚薬の効果によって以前と荒い息を上げながら苦しみ続けているアキ。もちろんペニスも勃起したままであり、ピクピクと小刻みに震え続ける。

「おやおや、どうやらアキくんは物足りない様です。醜い仮性包茎チンコが物欲しそうに疼いていますね~」

そう言いながら不気味な笑みを浮かべてアキの勃起したペニスを眺める司会者。

「くっぅう…黙れ…」

「少し余裕になるとスグに言葉使いが悪くなるねぇアキくん。…でもね、仮性包茎チンコをそんなに大きくさせて、大勢のご主人様候補の前でヒクつかせているアキくんは変態以外の何物でもないよね?」

「んぁ、ど、どういう意味だぁ…んぁ」

「だから、素直になれってことだよ。「僕は変態ドMです」って認めろ」

「そんなこと…くぁん…んぁ」

司会者の言葉責めにアキは顔を俯かせ、涙を流しながら内から溢れだす性欲を抑制しようと身体に働きかけるも、アキの願いとは裏腹に欲情し続ける肉体。その後もアキの意思とは関係無く性欲は増していき、ついにはピチャピチャといやらしい音を立てながらピンク色の亀頭部分から透明な粘液が噴き出し始めたアキのペニス。

「ほらぁ、感じてるじゃないか」

やっぱりと言うような表情でアキのペニスの変化をすぐさま指摘する司会者。

「ち、ちがう!…んぁ、これはお前が無理やり…」

「私は何もしていないよ?ただ、少しだけアキくんの背中を押してあげただけさ」

「ふざけ…んぁあぁ…うぅなあぁああぁ!!」

「あぁ、辛いよね。でも、どうやってもアキくん一人じゃイクことは出来ないんだよ?
アキくん一人じゃ…」

司会者の言う通り、両手足を拘束されて一人では絶頂を迎えることのできない状態のアキ。
微弱な刺激がジワジワとアキの幼い未成熟な身体を蝕んでいく。

「くぁ…んぁぁあああぁ!!んぁぁあぁあうぅんぁぁんんんぅ!!」

「いいねぇ、どんどん値段が上がっているよ。…後少しだから耐えてくれよ」

オークション終了まで残りわずかに差し迫った時、ここにきて司会者は特に何を行うでもなくアキを放置して入札の動向を窺う。本来、司会者は商品となる少年を高値で売るのが第一であり、これまで行われてきた行為は全て客達の購買意欲をそそるためのパフォーマンスだ。また、これは必要以上に商品の品質を変えないための処置ともされている。

「予想値を上回るな。ふふ…やはり純粋種は売りがいがある」

「ぐぅぁああぁあぁあ!うぅ…うぐぅうぅ!」

それとは打って変わり、商品価値の向上と称して終わりなき快楽地獄に無残にも突き落とされたアキの瞳は次第にその輝きを失っていき、ついにはひたすら大声で喘ぎながら腰をクネクネ揺らす動作を繰り返すようになっていた。

「さぁ、いよいよオークションも終了間際です!現在価格は4800万円!」

「ぐぁんぁ…んぁああぁあ!!」

アキの背後の大型スクリーンにはオークション終了までのカウントダウンが始まり、入札者数もどんどん減っていく。そして、とうとう競い合っていた二人の入札者のうち一人がアキの落札を断念。それと同時に、この狂気に満ちたオークションは終焉を迎えた。

「では、ここで入札は打ち切らせていただきます。終了価格は…なんと5120万円!落札者は…」

そしてオークション終了後、アキは拘束されたままステージから降ろされ数人のスタッフによって「商品受け渡し所」と呼ばれる場所に慌ただしく運ばれる。

「今日の凄かったな!」

「あぁ、久々の五千万突破だ。これで俺等の給料も上がるといいんだけどな」

朦朧とする意識の中で耳に入ってくるスタッフ達の声。

「んぁあぁ…ここはぁん…んぁぁあぁ!!」

しばらく薄暗い廊下の中を運ばれた後、辿り着いた場所。そこは豪勢な装飾品等で埋め尽かされた洋風の応接室のような場所で、少年売買時のみに使用される特別な部屋だ。アキはその部屋に運ばれるや否や、さっそく中で既に待っていた落札者の「中島」と呼ばれる中年男の前に差し出された。

「中島様、ご落札おめでとうございます。既に代金の入金は確認しましたので、商品をお受け取りください」

「うぅんぁ…うぅううぅんぁぁあぁ!」

「やぁ、始めましてアキく…いや、アキ。今日から君のご主人様の中島 拿露だ」

苦悶の表情を浮かべて俯くアキの顔を覗き見るようにして声を掛ける中島。しかし、
未だに続く媚薬の効果に中島の挨拶を無視して喘ぎ続けるアキ。

(中島 拿露…中島グループ現CEOであり、誰もが羨む程の地位・富・名声を得ている日本でも随一の権力者だ。しかし、それらの華々しい経歴とは裏腹に、ごく一部の関係者の間では「日本一の少年愛者」と囁かれるほどの少年マニアであり、実際に本人の屋敷には非合法に連れてきた少年達が「メイド」として飼われている。)

「んぁぁああぁ!」

「…どうやら挨拶どころでは無いらしいね。おい君、アキの拘束を解いてやってくれ」

中島はアキの苦しむ姿に何を思ったのか、なんとその場でアキの拘束を解けと指示を出す。

「えっ、しかし…よろしいのですか?この子は未調教ですし…中島様に危害が…」

「構わんよ。早く解いてやってくれ」

「えっ、…では」

中島はスタッフの忠告を聞かずにアキの拘束を解くように指示し、スタッフも渋々それを了承してアキに嵌められた拘束具をカチャカチャと金属音を立てながら慌てて取り外す。

「うぅん…」

全ての拘束が解かれると、既に疲労困憊のアキはそのまま床に倒れ込むようにして床に崩れ落ち、全裸で汗だくになりながらピクピクと身体を痙攣させてその場に蹲る。アキのその姿はまるで生まれたて小動物の様だった。

「さぁ、記念すべき最初の命令だ。私の目の前でオナニーしなさい」

床に蹲るアキに中島は近寄ると、アキに向って自慰行為を強要する。つまり、中島の目的はこの場でアキに自慰行為を行わせることであった。

「やぁ…だれがぁあぁん…するもんかぁ…んぁあぁ!!」

「本当はイきたくてしょうがないのだろう?一目瞭然だぞ。さぁ、早くオナニーしなさい。でないと屋敷でキツイ調教を受けてもらうことになるよ」

「うぅ…」

「どうした?出来ないのか?」

「や、やってやるよぉ…んぁ!」

「そうそう、いい子だ」

中島の命令に初めは背いていたアキだが、これまで体験したことの無い寸止めの様な行為をさせられて、正直本心では無性に射精したくてたまらなかった。その挙句、結局アキは暴走した性欲を抑制することが出来ずに中島の脅しを口実にして自慰行為を行う。

だが、これは結果的には中島に命令されて自慰行為を行ったという事になる。このことはアキの考えとして、自ら自慰行為を自発的に行うよりは幾らかマシだと思っての決断だったのだろう。

(そもそも、拘束を解かれたアキは無意識のうちに床にペニスを擦りつけて自慰行為を既に行っていた)

「うんぁぁああぁ!んぁぁあぁ…んぁぁあああぁぁぁああぁあああ!!」

r025.jpg

媚薬によって快感が桁違いに引き上げられたことにより、まるで気が狂ったかのように叫びながら自らのペニスを猿の様に勢いよく扱くアキ。

その室内に響き渡る幼い少年の叫び声の様な喘ぎ声は、先程の様に大勢に見られていないというギャップのせいか、音量はまったく周囲をまったく気にしていないかと思うほど高音な物だった。

「ひゃぁぁああんぁあぁん!そ、そんなんぃ…ジロジロ見るなぁあぁん!」

「ご主人様に指図するか?生意気な子だ…連れて帰ったらたっぷり調教してあげないとね」

「くぅんぁ…もう、駄目えぇんぁああぁあぁあああぁぁ!!」


若干の意味の無い抵抗…と言うよりは強がりを見せるアキだが、ついに絶頂を向かえ腰を大きくビクンビクンと震わせ、そのはち切れんばかりに膨張したペニスから勢いよく大量の精液を噴き出して周囲にこれでもかとぶちまけるアキ。

ドピュッ!ドピュッ!

「はぁん、はぁん…んぁぁあぁぁ…はぁ、はぁん…」

ピュッ…

「おお、凄い量のミルクだねぇ~アキ」

「はぁ、はぁ…」

射精の余韻で身体を震わすアキの表情は、とてつもない背徳感や羞恥で悔しさ交じりの悲しみの表情を浮かべているかと思いきや、なぜかその表除は幸せそうな表情になっていた。

「ひゃぁん…」

「とても幸せそうな表情だねぇ。そんなに気持ちよかったの?」

「!」

中島の指摘に我に帰ったアキは咄嗟にその表情を顰め、体育座りなって裸の身体を包み隠す。

「くっ…」

「…にしても、高級カーペットがミルク塗れだ」

「中島様、そのような些細なことはこちらで処理させていただくのでご安心…」

唐突にアキが撒き散らした精液によって精液塗れになった高級カーペットの話題を持ち出した中島。スタッフは気にするなとすぐさま切り返すが、中島はそれに対して笑みを浮かべてこう答える。

「いやいや、そう言う訳にはいかんよ。…アキ、カーペットに撒いたミルクを舐め掃除しなさい」

「なっ!なんで俺が…」

なんと、中島はアキに床を舐め掃除するようにと指示を出した。無論、アキは即答でそれを拒むが、中島はそれを聞き入れずに強い口調で再度命令する。

「2度も言わせるな!さっさと舐め掃除しろ」

「嫌だ!そんなことで…ブッ!!」

それは突然のことだった、中島はアキの頭部をいきなり鷲掴みにすると、そのまま強引にアキの頭を精液塗れのカーペットに押し付け、ごしごしとアキの頭を上下にスライドさせ始めた。

「やめぇ…うあぁあぁ!あぁがぁ…あぁっ!!…」

「舐めないなら雑巾になれ。アキ雑巾だ」

「ぶぁ…うぁ離せぇ…ぐぅあがぁあぁ…」

力強くカーペットに擦りつけられるアキの顔面は、自身の撒き散らした精液で徐々にコーティングされていく。

「…げぇ…あぁ…」

「ふん、そろそろいいかな。…そうそうアキ、これからはミルクを床に溢したら舐め掃除してもらうからね。もちろん拒んだら雑巾だ」

「うぅ…そんなぁ」

やがて撒き散らした精液をある程度アキ雑巾で拭き取り終わると、中島は手を放しアキを解放する。この時、アキの身体、特に顔面は精液でベトベトになり酷い有様だった。

「さて、掃除も終わったことだ、私達はそろそろ失礼するよ」

アキを散々辱めてある程度気が済んだのか、中島はアキを連れて部屋を後にしようとする。

VIPルームで落札した商品に手を出す行為にスタッフは内心迷惑だったが、中島は大口の客であるため文句も注意も迂闊には出来ない。それ故、中島が帰宅の意を示すと満弁の笑みで送り出すスタッフ。

「それでは中島様、またのご参加をお持ちしております」

「お、俺は行かないぞ!絶対嫌だ!!」

「ここに留まってどうする?また大勢の前で恥ずかしい目に会いたいのか?」

「そ、それは…でも…俺は…」

「まぁ、これからじっくり楽しませてもらうとするかね」

その後、嫌がり抵抗するアキを中島は特製の麻酔薬で眠らせると、全裸のアキを抱きかかえ自らの屋敷に連れ帰ったという。








それから半年後…

人里離れた山中にひっそりと佇む中島の屋敷から漏れる少年の声。それは紛れも無く半年前にこの屋敷に連れて来られたアキの声だった。

「はぁぁああんっ!もっとぉおお!お願いしますぅん!」

大きな薄暗いベッドルームには下半身裸の中島と、アキらしき長髪の全裸姿の少年の姿があった。そこで行われていたと思われるおぞましい行為は一先ず終わった様だが、アキは中島に縋る様にして何かを求める。

「ご主人様ぁん!もっとぉ」

「まだ欲しいのかい?だが、一度に3回も相手はできないぞ…これでも挿入していろ」

そう言って中島はベッドの脇にある棚から何かを取り出すと、それをまるでペットに餌を与えるかのようにしてアキに差し出す。

「あぁん、…太くてゴツゴツしていて気持ちよさそうですぅご主人様!」

アキが手にしているグロテスクな物体の正体はアナルバイブ。アキはそのアナルバイブを舐めまわす様にトローンとした表情で眺める。

「アキ、それで飽きるまで遊んでいなさい」

「はいっ!かしこまりました…んっ、んぁ…んぁあぁあ…やぁああぁん!」

まるで主人の許しを待っていたかのように嬉しそうにアキは返事をすると、アナルバイブを躊躇なく自身のアナルにグイグイと挿入していく。

「うんぁぁぁあぁ!気持ちイぃい!!…これぇ最高ぅううぅ!!」

アナルバイブを自ら挿入して喘ぎ声を上げる様子に、この半年間でアキに何があったのか言うまでも無いが、以前はキラキラと輝いていた瞳からは光が完全に失せ、まるで別人に変わってしまっていた。

「はぁあんぁ!ご主人様~!んぁあぁああぁああぁ!!」

「ふふ、お前は本当に化けたな。今ではこの屋敷のメイドの中で一番の淫乱だ。そうだろう?アキ」

「ひゃぁい!…私が、ご、ご主人様の一番りぇふぅ!んぁぁああぁあぁぁあ!」

アナルバイブで自らを犯しながら、自分が中島の一番のお気に入りだと叫び訴えるアキ。すると、それに対して中島はアキにとって予期せぬ言葉を投げかける。

「…まぁ、実際アキで楽しめたのは最初の一か月間だけだったがな」

「ひぇ?ご主人様?」

中島からの言葉に驚き、思わず出し入れしていたアナルバイブを落とすアキ。

「アキ、お前は明日から先輩メイド達に家事を仕込んでもらえ。私からも彼らに伝えておくから」

「ご主人様ぁあぁ!?」

「もう飽きたんだよ、そろそろ新しいのが欲しかったし」

「で、でもぉ!!」

「気が向いたら遊んでやるから、喚くな。ワガママ言うと屋敷から追い出して、「アノ」オークションに中古品として差し出すぞ」

「やぁ…言うこと聞きますぅ!だから売らないでぇ!お願いです…うぅ」

何事にも飽きは必ずやってくる。元々中島がアキを購入した動機が美少年で「未調教」だということだったことから、既に調教を終えてしまったアキに既に価値は無かったのだ。

「あぁ…」

「オナ二―なら好き放題やっても構わんぞ…」

中島は呆然と床にひれ伏すアキにそう言い残し、自分はさっさと着替えをすませて部屋から立ち去る。

ガチャン

「……」

ベッドルームの扉の閉じる音は、アキにとっての死刑宣告だったのかもしれない。一人取り残されて静まり返ったベッドルームには、先程アキが落としたアナルバイブのモーター音が虚しく響き渡っていた。


その後、アキは屋敷の「家事全般」担当メイドとして生きていくことになったが、初めの頃は今まで中島を一人占めしていたアキに先輩メイド達は厳しく、しばらくの間は犬以下の暮らしを強要されていたというのはまた別の話。



時間がたち過ぎて、前編と合わない所も多少…いっぱいあると思いますw
とりあえず完成させた感で溢れてますが、なんとかこれでアキ編は完結です。

裏ショタイラスト (修正済み)

エロショタ絵倉庫です。

0008.jpg 00007.jpg 000010.jpg 000111.jpg 00027.jpg 00035.jpg 00041.jpg 00049.jpg 00045.jpg r016.jpg0096.jpg 0097.jpg 0095.jpg 0100.jpg 0101.jpg 0110.jpg 0117.jpg 0118.jpg 0119.jpg 0120.jpg 0126.jpg 0127.jpg 0134.jpg 01356.jpg 0136.jpg rgx007.jpg rgx015.jpg rgx017.jpg rgx029.jpg ngx024a.jpg ngx0299b.jpg ngx049.jpg tgx05.jpg tgx12.jpg bgxc007.jpg bgxc008.jpg bgx010.jpg bgx017r2.jpg bgx020b.jpg gbx021b.jpg bgx023cn.jpg bgx028b.jpg














版権

rgx037.jpg rgx043.jpg ngx022.jpg ngx043.jpg bgxt002.jpg bgxb03.jpg bgx005.jpg bgx0162.jpg bgx019l2.jpg bgx027c.jpg kmx001r.jpg
































「突かれた」じゃなくて「疲れた」

久々に電車やらバスやらに乗りましたが…あぁ、マジで疲れた。
ってか、すっかり人込み嫌いになってたしw
そんな訳で今日はお休みします。(ドンナワケダ

ところで、今日から「稲妻11」が水曜に移ってスタートしましたなぁ。(初見だったり
俺的に円堂くんと他数人は好みかもしれないが、他はちょっと駄目っぽいのが多すぎるwww
あと、バトルエフェクト凄すぎだろw見た感じ生身で行ってるみたいだったし…
ってか、小学生だと思ってたら中学生?みたいですね。

主人公がGKってのも珍しいと思ったけど、結局前出てキメ技に参加してるw(ヨクアルネ

↓結局アニメHPを参考に描いちまったw…好きな人ゴメン!
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奥歯が痛い

神経無いのに奥歯が痛い。なんでなん?確か去年も同じようなことが…
ってか、課題いい加減やらないとマズいな。

↓本日も1枚追加です。
エロ描く時のいいポーズ集が中々見つからない…ってな訳で、「AⅤのサンプル画像」を参考にしてみやした。
もちろん女性のです。(ホモビはゴツイw



完成したら…裏倉庫行きかな?

厚塗り

↓少しいつもより厚塗りな感じに…ってか、シワらしき部分はほとんどテキトウw
デッサンしてる気分だったかも。

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変態・体育教師

「ふぅん…」

「ゴメンなぁ、浅永。…でも、先生どうしても我慢できなかったんだよ。それに、浅永だって悪いんだよ?先生がちょっと浅永のチンコ揉んだだけで勃起しちゃったりするから」



「うぅん!ふぅんん!!」

「それにしても浅永、お前は本当にかわいいなぁ。先生、浅永が体育委員になったって聞いた時、すごく嬉しかったんだぞ」

「うぅんぅん!!」

「あぁ、短パン切っちゃったの怒ってるの?それなら気にするな、先生が新しいの一式買ってあげるから」

「うぅん…」

「さて、浅永のチンコが萎えない内にいただくとするか…」

「ふぅううんん!!うぅんふぅううん!!」

「いっただきまーす!!」

囚われのヒーロー

「いいザマだなぁ~ブレストマンよ。貴様にはこれまで幾度となく、我が世界征服の野望を打ち砕かれてきた。今日はその礼をたっぷりしてやるからな」

「くっ…」



「さて、どうやって料理してやろうかな…鞭打ち?水責め?火責め?ふふ、好きな拷問を選ぶがいい」

「好きにしろ。どうせ俺はもう…」

「ところで、ブレストマンよ。なぜ私が貴様の変身スーツを取り上げないか分かるか?」

「ふん、長く拷問で苦しめるためだろう。このクズ野郎」

「ふむふむ、そういう考え方もあるな。しかし、残念ながら不正解だ」

「?」

「正解は…(お前の通う中学校の全校生徒の前で貴様の正体をバラす)だ!」

「なっ!ふ、ふざけんな!」

「どうした?急に騒ぎ出したりして?同級生達に正体がバレるのが嫌か?」

「それだけは…や、やめてくれ…」

「あぁ、それと。正体をバラした後、変身スーツを脱いで全裸になってもらうから」

「!!…やぁ…そ、そんな…いやだぁああぁああぁぁ!!」

「はははっ!ようやく子供らしくなってきたなぁ。本当にいい気味だ」

「う、うぅ…」

「仲の良い友達、初恋のあの人、憧れの先輩、かわいい後輩、尊敬する恩師。みんなに貴様の全裸姿を拝ませてやる。…まぁ、貴様が包茎でないことを祈るよ」

「あっ…」

ダシショタ

ちょい立て込んでるので、しばらく小ネタでいきます。

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「おい!さっさとこっから出せ!」

「黙ってじっとしていろ!お前はこれから家の店の「秘伝のダシ」として生きていくんだ」

「ダシ?なに言って…っ!熱!なんだ!?」

「ふふ、どうだ?ダシになって煮られる気分は?」

「くぁぁあ…熱い…やめろぉ、殺す気かぁ…」

アリか?

↓儀式の生贄ショタ…ギリギリ男でも通るかな…?(セッテイw

やっぱ立体感のあるっぽい絵を描く場合、人形かポーズ集は欠かせないみたいです。
とにかく描いてりゃいいや的な考えで描いてきましたが(2~3月)全然上手くならねぇwww

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前倒し!

4月9日でブログサイト「Secret Garden」は半周年を迎えます!(チョw
いや~あっと言う間の半年間でした。別にコレと言って何かあったわけじゃねぇーですがw
今後も暇な時でいいので立ち寄ってやってくださいな。
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※拍手等のお礼は今後の活動でお返ししていきたいと思います。これからもよろしく!



プチ遊○王感想
ところで、クロウはショタコン仲間と判断してもいいのか?(ロリモイタケド…
それにしても幼遊星と幼ジャックかわいかったなw


↓「少年オークション」の追加商品ですwまぁ、続きはその内ということで…
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Author:blue‐flag
Spec:2次ショタ大好きショタコン学生→オッサンに進化!

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