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Secret Garden 刹那の記憶
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刹那の記憶


「さて、これから新機能のテストだぞい」


「!?」


ドクター・オメガはそう言うと、手元にある小型のコントローラーにスイッチを入れる。


一方のルミナルスは、囚人服の試着は終わったと思い完全に油断していた。


「っ!?うぅ…なんだよこれぇ…や、やばい…うぁ…あぁあああぁ!?」


急に叫び出し、その場に四つん這いになるルミナルス。


この時、ルミナルスの股間・肛門・両胸の3部分が一斉に振動を始めたのだ。


特に肛門部分の振動は、挿入していたビーズが全てブルブルと振動し始め、耐え難い刺激を断続的にルミナルスに与えた。


「あっ!うぁああぁ!!」


また、それに連動した性的な興奮により乳首や性器もそれぞれ肥大化したことで、より振動がダイレクトに強く伝わりルミナルスを責めあげる。


かつてない程の完成度を誇るその責め具は、着用者を瞬時に快楽の虜にしてしまう悪魔のような仕様だった。


「ほぉ、狙い通りイチコロだぞい。気持ちいいか性欲チンパンジー?」


一瞬のウチに股間を勃起させたルミナルスに対し、言葉責めで追い立てるドクター・オメガ。


だが、ルミナルスはそれどころでは無い状況であり、四つん這いのまま全身をピクピクさせ、必死に責めに耐えていた。


「あぐぅ…あっ…あぁああ…」


一度に複数の性感帯を責められ、否応なしに喘ぐルミナルス。


振動系の責め具は様々なタイプが開発されたが、新型の囚人服に使われたのはウィドが開発した特殊な繊維が使用されている。


それは、小型の振動オブジェクトとの振動を媒介にして、特定の繊維に共振反応を起こす画期的な構造だった。


元々のコンセプトは、共振振動による特定部分の衝撃緩和に利用されるハズだったのだが、思いもしない方向に技術利用されてしまう。


その効果は、一見ただのデザインでしかなかった囚人服の模様部分で発生し、その下部にピッタリと張り付いた生地が振動を起こすことで、逃れようの無い快感が性感帯を責めあげる。


「あぐぅ…あぁ…んぁあああぁあ!!」


「ドクター・オメガ。肛門部分の振動触媒の反応は良好です。各部位、しっかりターゲットの部分で共振振動が発生しています」


「あっ…うぁ…んぁぁああぁ…んぁああ!!」


涎をダラダラと垂らしながら悶え苦しむルミナルスを他所に、ウィドは淡々とテストデータの収集を行う。


「ふむ、振動機能は問題なさそうだぞい。では、自動挿入機能もオンにするぞい」


「まだ…うぁあ…あるのかぁ……!!!!っあ!!あぁああああ!!!」


今度は別の機能を試そうとするドクター・オメガ。


別の仕掛けの存在に絶望するルミナルスに、新たな仕掛けが動き始めた。


「!?あっ!!ぐぅぁあああああぁ!!ンァ…なぁあ…これりぇぇ!」


スイッチオンと共に、今度はルミナルスの肛門部分の生地が盛り上がっては戻るというピストン運動が始める。


スタート時はそれ程激しくはなかったが、5秒もしないウチに高速のピストン運動に変化したそれは、ルミナルスの肛門に挿入されたビーズが出入りしている動きだった。


つまり、新しい囚人服のもう一つの機能は、なんと肛門に挿入されたビーズ部分が自動でピストンするという機能だったのだ。


元々、模範囚達が服の構造で勝手に自慰行為を始めてしまうという話から発展し、それを遠隔で強制的に行える改造である。


生地の下から漏れる機械音。


ピストンと同時に摩擦軽減のための潤滑液も供給されるのか、ジュプジュプと粘着質な音も聞こえる。


「うあぁあ…イッ…あぁ…激しぃ…とめぇ…ぁああぁ!!…うぁあぁああ!!」


振動と肛門へのピストン責めで、四つん這いのまま身体を前後に揺らすルミナルス。


その様は、まるで透明人間に乳首を弄られながら、手コキされ、肛門を背後から犯されているかのような状態だった。


「ふむ、仕置きには充分な機能だぞい。それにしても自動ピストン機構は中々いい働きをしておるぞい…ウィド、お前の発明は素晴らしいかぎりだぞい」


想定通りの仕上がりに満足し、ウィドの頭を優しく撫でるドクター・オメガ。


「ドクター・オメガ様ぁ…光栄です…僕の発明がこんな素敵にエッチにアレンジされちゃうなんて…」


ウィドは自分の発明が悪用されているにも関わらず、感謝の言葉を口にしながら恍惚の眼差しでドクター・オメガを見つめていた。


そして、その間にも着ている服に責められていたルミナルスは、ついに人知れず射精を迎えていた。


「あっ…やぁ…イグぅ…あっ…んぁぁああああああああああああああああああ!!」


ビクンビクンと全身を震えさせ、強引にイかされたルミナルスの股間部にはジワジワとシミが広がっていく。


だが、その後も服の責めは一向に止まる気配がなく、継続的にルミナルスへの責めは続行された。


「あっ…ヤダァ…止めてぇ…ンァあ!ぁああああ!!助けてぇ…ぁぁあああ!!」


「ドクター・オメガ様、概ね実験は成功かと思えますが…これ以上継続されますか?」


「無論だぞい。これはテストも兼ねた、大事な試験運用なのでな」


ドクター・オメガがは非情にも、そのまま囚人服の耐久テストに移行し始める。


「うぅぐぁ…あっ…あっ…あぁあああああ!!!…やぁ…もうぉ…あぁああああぁ」


「どうやらチンパンジーがまた射精したようだぞい。…このままもっとイかせてやる」


「助けてぇ…ンァ!もうヤダァ…あぁあ!!助けてぇ…んぁ…うぁああああああ!!!!」


「………!?」


苦しみ、助けてを求めるルミナルスの姿。

その瞬間、ウィドの視界に謎の光景が映り込む。


(ウィド!今度は何を発明したの?)


身なりの整った長髪の少年が、自分の発明した道具をキラキラした眼差しで見ている。


(やっぱウィドは凄いな!僕も頑張らないと!)


今度は少年と自分が仲良く寄り添って一緒の机で勉強している…


(ドゴラ帝国の奴らだ…もう城下にまで…)


窓からは燃える街並みが見え、空には大きな戦艦がこちら目指して飛んでくる。


(ウィド!逃げろウィド!!)


捕らわれた少年が僕の方に叫んでいる。僕はウィド…あの方は…あの方は…


それは、かつて祖国でルミナルスと共に過ごした日々の断片と、最後に交わした光景のフラッシュバックだった。


「……ル…ミ…様…!!」


次の瞬間、囚人服の全ての機能が停止した。


「あっ…あぁああぁ…うぅ…止まった…のか?うぅ…」


それと同時に、既に限界を迎えていたルミナルスはその場に倒れ込む。


「どうしたのだウィド?故障か?」


突然の服の機能停止に、手元のコントローラーを操作しながらウィドに状況の確認をするドクター・オメガ。


「……ハッ!?…も、申し訳ありません!手元が狂ってしまいまして…再起動させます…」


無意識に機能の停止操作をしていたウィド。


何故そんなことをしたのか自分でも理解出来ず、慌てて再起動の準備を進めるが、システムは強引な手段でダウンさせられていて復旧に手間取る。


実はこの時、一瞬だけウィドの洗脳は解けていたのだ。


ドクター・オメガの洗脳技術は高いレベルではあったが、ウィドの王家への高い忠誠心がそれに勝り、一時的ではあるがルミナルスの危機を救うことになった。


「バグか?…まったく興醒めじゃぞい…中止じゃ中止。ウィド、お前は後でキツイお仕置きだぞい」


「はい…申し訳ございません…」


ルミナルスも気絶してしまい、ウィドも復旧にもたついている様子に、これ以上のテスト継続が困難だと判断したドクター・オメガ。


既にウィドの意識は再び洗脳下に戻ってしまったが、過酷なテストはそこで中止となった。


「その汚いチンパンジーは、誰か取りに来させるなりするぞい。……ふう、それにしてもどうじゃウィド、ルミナルスを痛ぶるのは楽しかったか?」


この日、ルミナルスが実験台に選ばれたのはそもそも偶然では無かった。


実験は、二人の関係性を知っていたドクター・オメガが仕組んだ嫌がらせの目的もあったのだ。


ニヤニヤ笑みを浮かべながら、ウィドに感想を尋ねるドクター・オメガ。


「はい!とても楽しかったです!薄汚い囚人にはピッタリの仕置きかと…この服が完成すれば、より囚人達を従順な性奴隷に仕上げられますね」


自分の発明が汚されているのにも関わらず、ウィドは満遍の笑みを浮かべてそう答えた。


「ふむ、特に洗脳に影響は問題なさそうだな…ククク、それにしても愉快な実験だぞい」


「……」


ティオの洗脳の件も気になっていたドクター・オメガだが、ウィドの様子を見て洗脳の調整は見送られることになった。


これでルミナルスの狙い通り、アルフレッドへの障害はなんとか取り除けたようだ。


「それにしても、かつての主人を犯す道具を作らされ、かつての従者にイかされる無様な人生…あぁ…いいぃ!」


自らの下衆な行動に酔い痴れるドクター・オメガ。


この時、背後のウィドの瞳から、一粒の涙がこぼれ落ちた。


だが、そのことはウィド自身も気付いてはいない。


その後、お仕置きとして新型の囚人服のテストはウィドの身体で行われ、何度も何度も強制的にイかされ発狂するウィドを、ドクター・オメガはルータと共に楽しそうに痛ぶっていたという。


やがてその囚人服は、程なくして模範囚達に配られることに…

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Secret

初めまして!
数年前にHumiliation Prisonシリーズを発見し、以来度々拝読していた者です。
最後の更新が2010年とあったので、正直もう諦めていたのですが…つい最近最新話が出ていたと知って非常に驚きましたw
アルフレッドとルミナルスの関係性がとても好きだったので、2人が立派な恋人関係になっていて大変嬉しいです!
2人の濃密なシーンをもっと見たいな〜と思いますw
それでは、今後とも陰ながら応援しています!
プロフィール

blue‐flag

Author:blue‐flag
Spec:2次ショタ大好きショタコン学生→オッサンに進化!

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