悪夢再来
「なにすんだよぉ…」
「これからお前を「男の子」にするんだ」
「はぁ?…と、うわっ!」
カムイは、後ろ手に縛られているヤヒコの両足を抱え縛り上げると、天井の柱にフック付きの縄を投げた。そして、柱を通り越して落ちてきたフックをヤヒコの両足を縛りつけている縄に括り付け、フックの付いている縄の先端を力一杯引っ張り、ヤヒコを逆さ吊り状態にする。
「うわぁああああ!何しやがる…さっさと下ろせよぉ!」
逆さ吊りにされて叫び暴れるヤヒコをカムイは完全に無視し、縄の先端を重い重りに結び付けて固定した。
「ふぅ、これからケツ毛の処理だ…暴れるなよ?」
「ちょ、待ってよ…そんな」
ヤヒコが喋り終わる前に、カムイは先日の脱毛に使用したのと同じクリームをさっと泡立て、ヤヒコの肛門部分に満遍なくたっぷりと塗りたぐる。
「ひゃぁ…」
「……よし、それじゃ始めるぞ。怪我したくなかったら動くなよ…」
カムイは再度ヤヒコに静止するようにと伝えると、よく研ぎ澄まされた化粧用剃刀を取り出し、ヤヒコの肛門部分にそれを宛がい付近に生えている陰毛の処理を始めた。
「うぅ…やめてよぉ…」
「…うるさいぞ、喋るな」
全裸で吊るし上げられ、さらには肛門を晒しながら陰毛を剃られるというこの上ない恥辱を味あわされたヤヒコは、ほおを真っ赤に染めて、大粒の涙を流しながら屈辱に耐える。
「もう諦めろヤヒコ、素直に人形になった方が身のためだぞ…」
肛門部の陰毛を剃りながらカムイは突然ヤヒコにそう言った。それに対しヤヒコの答えは当然ノーだと思われたが、なぜかその問にヤヒコは沈黙して答えようとしない。その様子にカムイは少し満足したような表情を浮かべ、笑顔でヤヒコに質問をする。
「迷ってるのか?お前w」
「…………ち、ちげよぉ!別に俺は…」
ヤヒコはそう言い返すが、結局カムイに明確な意思表示をすることはしなかった。この反応は、ヤヒコの意志が除々に弱まっているという証だろう。カムイはその後、ヤヒコに対してそれ以上は何も聞かずに陰毛処理を淡々と続けた。
(人形か…抵抗しても無駄だしな…それに童炎だって…)
「…うん、かわいいお尻になったな…アソコもヒクヒク喜んでらぁ…ん?おいヤヒコ!」
「痛っ!…何すんだよぉ!」
現在の状況に絶望し、言葉責めに無反応だったヤヒコの頭をカムイは足で軽く小突く。
「お前の陰毛が剃り終わったって言ってんだよ!シカとしやがって…お仕置きだ」
「なんでだよ!もう十分だろ?俺を下ろせよ変態!!」
理不尽なカムイの対応に激怒したヤヒコは、体を左右に揺らして騒ぎ出す。しかし、その行為は逆にカムイの怒りを買ってしまった。
「ふん……そうだな、きつ~いお仕置きの前にチャンスをやろう。拒めば地獄だぞ?さぁ、俺に大きな声でこう言え「カムイ様、私の汚らわしい陰毛を綺麗に剃っていただきありがとうございました。お礼に、オナニーを行いながらフェラチオもさせていただきます」ってな……あぁ、もちろん宣言どおり実行もしてもらうぞ」
「……死ね」
「ふ~ん、そんなにお仕置きされたいのかヤヒコはドMだなぁ」
そう言うと、カムイは何処からか細長いL字型の蝋燭を取り出し、それをヤヒコの肛門に宛がい挿入し始める。
「!!…痛い!やめろよ!何してんだよ!…うぁあああやめろぉおおお!」
肛門に走る激痛に苦しむヤヒコ。カムイは慣らしもせずに、グリグリと蝋燭をヤヒコの肛門に押し込む。ヤヒコは肛門に何かを差し込まれているのは分かるが、その正体までは判らなかった。
「ぐぁああああ!うぁあああぁ!……うぅぅ」
「このくらいでいいかな…」
蝋燭の三分の一程度が挿入された頃、カムイはそこで蝋燭の挿入を止めて、蝋燭に火を付けた。そして、苦痛に苦しむヤヒコに向ってお仕置きの説明を開始する。
「今、お前がケツにおいしそうに咥えているのは特製の蝋燭だ。溶けると催淫薬になる代物だ…ホラ、こないだお前のチンコに塗ったアレだ」
「そんなぁ…」
「頑張って顔を上げてみろよ…」
カムイの言葉にヤヒコは顔を若干上げて上を覗いた。すると、股間の上から白くて細長い棒のような物が伸び、その先端が燃えている様子が見えた。
「こ、このままアレが溶けたら…」
「そう、溶けたらお前の体とチンコは催淫薬塗れだ…」
「やだぁ…お願いだからやめて!アレだけは勘弁してよぉ…勘弁してください!」
ヤヒコは前回の責めの恐怖を思い出し、必死になってカムイに中止を懇願する。だが、カムイがヤヒコへの責め中止することは無かった。
「どうした急に?チャンスを捨てたのはお前だぞ?」
「うぅ………か、カムイ様、私の汚らわしい陰毛を綺麗に剃っていただきありがとうございました!お礼に、オナニーを行いながらフェラチオもさせていただきます!…ホラ!言ったぞ!!だからやめてよぉ…」
無駄だと思いながらもヤヒコは先程のカムイの要求どおり、恥辱塗れの言葉を大きな声で叫び、カムイに屈しる姿勢を見せるヤヒコ。
「もう駄目だよ…遅すぎる」
「ぅううう…」
要求通りにしてみたが、結局ムダに恥を重ねるだけに終わってしまい、カムイの死刑宣告に涙するヤヒコ。…そして、ついに蝋燭の液体がヤヒコの股間に垂れ始めた。
「あぁぁ…」
蝋燭から垂れた液体は再び固まりはせず、ヤヒコの体や物にゆっくりと染み込んでいく。やがて、蝋燭が肛門の上まで達した頃、ヤヒコの体がピクピクと小刻み震え出す。
「ん?そろそろ効果が出始めたか?」
「あぁ…んぁあ…やぁだぁあああん!…あぁんん…んぁああああん…やだぁあああぁん!」
ヤヒコは体を左右に揺らし、身体に駆け巡る甘い快感に耐えられずにいやらしい喘ぎ声を上げると、今度はムクムクと自分の物を勃起させていった。
「だめぇえええぇん!やだぁあああああぁんん!んぁああああ助けてぇええん!」
「そのままの状態でたっぷりと反省するがいい…」
「やぁああああぁん!カムイ様ぁあん!んぁあああぁイカせてぇええぇん!くださぃん…」
「おっと…そろそろ逆さ吊りは限界だったな」
途切れぬ快感に喚くヤヒコを無視し、カムイはフックを外して暴れるヤヒコの体を床に下ろした。と、その時…なんと床に下ろされたヤヒコは、石造りの床にも関わらず、床に自らの物を擦りつけて勝手に自慰行為を始めた。その行為にスグに気がついたカムイは急いでヤヒコを無理やり起き上がらせ、鉄格子を背にした状態にし、ヤヒコの体を鉄格子に縄で固定する。
「くっ…流石に少し焦ったぞ……まったく」
「んぁあああ…んぁああん…イきたぃんん…んぁあああんぁあ」
「駄目だ…今回は効果が切れまで、たっぷりと苦しんでもらうからな」
「そ、そうなぁあぁ…んぁあああ…」
カムイは責めに苦しみ泣き叫ぶヤヒコに向ってそう言うと、ヤヒコを放置して何処かに行ってしまった。
「んぁああ…待ってぇええんん…いかないでぇ…んぁああああ!」
…結局カムイは、ヤヒコに付着した催淫薬の効果が切れるまで戻ってこなかったという。
ん~ネタ切れかな…また新作でも…う~ん。