赤眼の騎士
武王国とも呼ばれるグランチェスタ王国には、通称「赤眼の騎士」と呼ばれる騎士が居る。
その騎士の正体は、まだ年端も行かぬ13歳のソルという名の子供であった。しかし、赤眼の騎士の名は伊達では無く少年の鍛え抜かれた強靭な肉体は成人の騎士にも劣らぬ立派な物であり、先日行われたグリモス開戦でも赤眼の騎士は多大な功績を残したという。
暗闇の森林の中を静かに移動する数十人の騎士。どうやら彼らの目的はすぐ先にある魔法使い達のキャンプのようだ。
「…隊長、焚き火の炎です!」
「ようやく軟弱者達のキャンプに辿り着いたな。よし、全員俺の合図と共に奴らのキャンプを襲撃するぞ。…それと、呪文を詠唱する余裕を与えること無く殺せ」
「了解!」
やがて、雲に隠れていた月が現れ暗闇の森林が月明かりに照らされた直後、騎士団の隊長と言われる人物が長剣を魔法使い達のキャンプ目掛けて付きつけ、待機していた騎士達に突撃命令を下す。
「突撃ぃー!」
「うおぉおおおおぉぉおおぉぉおぉぉ!!」
騎士団長の合図と共に一斉に魔法使い達のキャンプに向って森林の中を突き進む騎士達。しかし、第一陣がキャンプに到着するとそこには休んでいるハズの魔法使い達の姿は無く、無人のテントと先程見えた焚き火がメラメラと燃えているだけだった…
「隊長これは…」
「…しまった!!全員退…くっ、やはり罠か…」
いち早く異変に気が付き、騎士達に退却するように伝えようとした騎士団長。だが、対応が後手に回りキャンプを探索していた騎士達は次々とバタバタ地面に倒れて行く。
「くっ…」
俺は薄れゆく意識の中、薄暗い森林の木々から続々と姿を現すローブ姿の魔法使い達を目撃した。
「おい、コイツ「赤眼の騎士」じゃないか?」
「…確かに幼いし両目は赤いが」
「確か名前はソルだったか?我が国でも結構有名な騎士…」
何か巨大な物体が会話をしている…意識が戻って最初に目に入ったのは巨人の姿。
俺は目の前の巨人達の姿に驚き慌てて立ち上がるが、そこはガラス瓶の中の様な場所だった。ふと、違和感のある自分の体に視線を向けると何一つ身にまとっていない全裸姿に…
露わになったソルの非の打ちどころのない強靭な肉体は見事なものだった。しかし、肉体とのギャップのせいなのか、鍛える術のない幼くまだ少し皮の被ったソルの性器はなんとなく頼りなく見える。
「意識が完全に戻った様だな、赤眼の騎士」
「!?」
ソルがよくよく眼を凝らして巨人を見ると、そこにいたのは敵国アンガードの魔法使い。そのことが意味するのはソル自身が小人にされてしまっているということであり、あの後魔法使いに捕まってしまったということだ。
「くっ…」
「お仲間はとっくにお目覚めだぞ」
魔法使いの視線の向けられる方を見てみると、そこには俺の部下達が俺と同じように全裸姿で小人にされ、まとめて鳥小屋の様なカゴに詰められているのが見えた。
「姑息な手を使いやがって…」
「ふん、寝込みを襲うのは姑息では無いと?これだから野蛮人の低能には困る」
予めソル達の行動を察知していた魔法使い達は、キャンプで休んでいると見せかけて大型の睡眠魔法陣をキャンプ周辺に仕掛け、まんまと寝込みを襲撃してきたソル達に対してそれを使用して全員を眠らせ拘束したのだ。
「グリモス平原の戦で消耗した我らを一気に叩こうという魂胆だったようだが残念ながら失敗だ。大勝して浮かれやがってこの糞ガキが」
「…」
確かにコイツの言う通り、俺はグリモス平原で大勝したことに浮かれていたのかもしれない。俺は何一つ言い返せず黙って瓶底に伏せる。
「さて、そろそろ我らの宴も盛り上がってきたようだ。お前には余興に皆の前で芸をしてもらおうか」
「なっ!」
敵国の一個騎士団を一掃したことを祝い、アンガードの魔法使い達は先程から夜通しで宴を開いていた。魔法使いはソルにそう言いながらソルの入った瓶を手に取り宴の集まりに向かう。
「皆、注目してくれ!これからあの「赤眼の騎士」に芸をしてもらうことになった!」
ソルの入った瓶を片手に、魔法使いは宴の中心部でそう宣言する。すると、始めは静まりかえっていた周囲の魔法使い達も徐々に騒ぎだし、宴の場はいつの間にか今宵最高潮の活気に包まれていた。
「ア・ア・ビクーン・イクーン!」
謎の呪文がソルに掛けられると、突然ソルの体がフワフワと宙に浮き始める。そして、もの凄いスピードでソルは瓶の外に吹き飛ばされ近くの茂みにどんどん大きくなりながら落下していく。
「ぐぁあっ!…?も、元に戻ったのか??」
茂みに落下する前にソルの体は元通の大きさに戻り、そのまま草木が生い茂る茂みに何無く着地したソル。
「おい、ボケッとしてないでこっちに来い!」
「…」
元の大きさに戻り呆然していたソルに怒鳴る魔法使い。と次の瞬間、ソルは魔法使い達に背を向け薄暗い森林に向って猛スピードで駆け出す。
惨めな姿で囚われたままの部下を置いていくことに後ろめたさを感じたが、とにかく今はこのチャンスを生かしてアイツ等から逃げ伸びることを選んだ俺。しかし…
「赤眼の騎士よ、これを見ろ」
1人の魔法使いの声に反応して一瞬背後を覗き見るソル。
「あ、あれは!」
振り返ったソルの視線には小さな紐で縛られた一人の部下が細い枝に吊るされ、メラメラ燃えたぎる焚き火に放り込まれそうになっている姿が写る。しかも、それはソルの同期で幼馴染の親友でもあるトールだった。ソルは友人の窮地を目の当たりにして思わず足を止める。
「コイツを助けたければ戻ってこい!」
(トールを見殺しには出来ない…)
俺は逃げるのを止め、魔法使い達の方に振りかえりゆっくりと逃げてきた道を引き返す。
「…」
「よしよし、これで宴の続きができる。「赤眼の騎士」に逃げられたなんてことになったら一大事だからな。さぁ、あの「光輪」の上に立ってもらおうか」
ソルはキャンプに戻るや否や、魔法使いが作ったと思われる光の輪の上に立つように命令された。本来ならそう簡単に言う事を聞かないソルではあるが、無二の友人であるトールや他の騎士達の命が掛かっているということもあり、黙ってその指示に従うソル。
「…」
「まぁ、さっきのも余興だと思ってくれ。…これから本番だ」
魔法使いはソルが光の輪に乗ったのを確認すると、周囲の魔法使い達にそう言って宴を再開させた。
「これは…」
魔法使い達は俺を囲むように座っている…いや、俺が自ら奴らの宴の中心に入ってきたんだ。光の輪が元々中心に設置してあったから…
ソルはどうでもいいようなことを考えながら、ジロジロと自身の裸体を見つめる魔法使い達の視線の中で呆然と光の輪の中心に佇む。
「さぁて、赤眼の騎士。お前にはそこで自慰行為をしてもらおうか」
「何?」
ソルに突き付けられた命令は恥ずかしさこの上ない公開強制自慰だった…
無論そんなこと出来る訳が無いと言うソルだが、魔法使いはニヤニヤと笑みを浮かべながら囚われた騎士達が詰められたカゴに視線を向ける。
「くっ!実行しないと仲間を殺すって言うのか?」
「御名答…理解しているならさっさと始めろ」
コイツ等の見ている中、全裸姿で自慰行為なんて……だが、仲間の命には代えられないと思った俺は思い切って両手を自らの性器目掛けて手を伸ばす。
「ちょっと待った、聞き腕はどっちだ?」
「…左」
「なら、左腕を後ろに回せ。ゆっくり長く自慰がみたいからな」
この時、咄嗟に聞き腕を聞かれて正直に言ってしまったことをソルは後悔した。なぜなら普段使い慣れていない手だけで自慰行為を行わなければならないのだからだ…
(まぁ、どの道俺は…)
半ば諦めかけた表情で右手を自らの性器に近づけ、ゆっくりと扱き始めるソル。すると、それを見ていた周囲の魔法使い達がクスクスと笑い始めた。その周囲の反応にソルの顔面は真っ赤に染まり性器はピクピクと揺れ動く。
「いいぞ~赤眼の騎士。ご褒美にもっと辱めてやる」
魔法使いはそう言うと、ソルの乗っている光の輪をゆっくりと回転させ始める。その様子はまるでショーケースに展示されている商品の様だ…さらにそのことでソルの自慰行為は360°、周囲の魔法使い達に余すことなく見とられる形になった。
「うぅ…そんな目で見るなぁ…」
今すぐにでもこんな行為は止めたい。だけど仲間のためには今更止める訳にはいかない…助けるって決めた時から。
その後もソルはひたすら性器を扱き続け、惨めなその姿を魔法使い達にささげ続けた。
大勢の魔法使い達に周りを囲まれ、ゆっくりクルクル回転する土台の上で全裸オナニーを
繰り広げるソル。やがて、ソルの性器からピチャピチャと水音が聞こえはじめる。どうやら執拗に自らの性器を責め立てたことと、魔法使い達から向けられる好奇な視線によってガマン汁が分泌され始めた様だ。
「くぅ…んぁ…」
「見ろよ、アイツあんなにアレを大きくさせてるぜ」
「赤眼の騎士も只の変態だってことだな」
ソルの反応に魔法使い達から色々な野次が飛ぶ、それはどれもこれもソルの羞恥心を煽るような言葉ばかりだった。次第にその野次によって興奮していくソルは荒い息を上げて大きな喘ぎ声を周囲にまき散らし始める。
「んぁ…やぁあぁん…くぅあぁん…んぁあぁ!!」
「おうおう、やっとその気になってきたか…」
全身汗塗れになりながら、ソルは全身をクネらせ腰を振りながらビンビンに勃起した性器を必死に扱く。もはや周囲の魔法使い達の視線などお構い無しだと言わんばかりの淫乱ようはまるで劇場のストリッパーの様だ。
「はぁ、はぁ…ああぁん…んぁぁあぁん!」
「いいぞ、淫乱騎士!もっと腰ふりダンスを見せてくれよ」
「はぁぁあぁん…んぁああぁあ…あぁああぁあ!」
「変態、変態、変態!!」
テンションの上がった魔法使い達の馬声や野次が飛ぶ中、クチュクチュといやらしい音を立てて光の輪の上で性器を扱くソル。やがて、沸き上がる快楽に身を任せ自棄になって暴走していたソルについに終焉が訪れる。
「んぁぁああぁ…やぁあぁん…んぁぁああぁぁああぁぁぁあああああああああああ!!」
それは突然のことだった、何かが頂点に達したと感じた瞬間に全身がピクピクと震えだし始め、俺の勃起した性器からは大量の若干黄ばんだ粘液がビシャビシャと飛び出す。その粘液は性器を扱いていた俺の右手にも降りかかった。
「あ、あぁ…うぅ」
射精の余韻で両足をガタガタと震えさせるソル。その様子はまさにスキだらけの無防備そのものだ。そのソルの惨めな姿を間近で観察していた魔法使い達からはドッと笑い声が飛び交う。
「すげぇ、野蛮人はこんなに出すのか」
「さすが猿!元気だね~」
「くぅ…」
屈辱の公開強制自慰が終わった後、ソルは再び小人にされて瓶に戻された。自身の精液がたっぷりと詰められた瓶の中に…