少年剣士の受難 「地獄への移送指令」
肛門に寄生虫を挿入され、絶叫と喘ぎ声を交互に漏らすリデル。さらに、ハレル王子の居場所をニトロに吐くか、死ぬまで寄生虫と同化するかの選択を迫られているリデルは、薄れゆく意識の中で必死に考え込んでいた。
「くっ…」
こんな寄生虫と同化なんて嫌だ…でも、ハレル王子の居場所を喋ることは出来ない…
それに、蛮族共の侵攻からマシュートスを守れなかった責任は我らにある…ならば、これは罰として潔く受けるしかないのか…
半ば寄生虫との同化を決意するリデル。だが、次の瞬間。リデルに思わぬ幸運が舞い降りた。しかし、それは幸運であると共に不運の知らせでもあったが…
「ニトロ様!憲兵隊からの緊急連絡です!」
「何事だ?」
慌ただしくリデルが監禁されている独房に入って来たのは、ニトロと同じウィア国の兵士だった。兵士は息を荒げながらニトロに緊急の伝達事項を伝える。
「ニトロ准将!グラーチェスが陥落しました!戦争の終結です!あと、現地の占領部隊からの報告にあったのですが、逃亡中のマシュートスの王子ハレルを発見したとのことです」
ハレル王子!
同盟国のグラーチェス崩壊にショックを受けるリデルだが、それ以上にグラーチェスに亡命させていたハレル王子を見つけられてしまったことの方が、衝撃が大きかった。
「ほぉ、やっとグラーチェスが落ちたか。しかも、探していたハレル王子まで見つかるとは…命拾いしたなリデル」
ニトロは不気味な笑みを浮かべながらリデルの方に向ってそう言うと、リデルの門に挿入していた寄生虫を掴み、グイっとそれを勢いよくリデルの肛門から引っこ抜く。
ジュプッ プシャァアアァアァ!
「んぁぁぁあぁあぁ!!」
肛門に根を張るように寄生していた寄生虫を強引に引き抜かれ、顔を歪ませ絶叫混じりの喘ぎ声を上げるリデル。
一方、リデルの肛門から抜き取られた寄生虫は、苦しそうに凹凸だらけの筒状体を左右に揺らしながら大量の分泌液を撒き散らすのと同時にどんどん体積を縮めていき、やがてはニトロの手の平の中で絶命し、スッと消滅していった。
「コイツは一度寄生した状態で宿主から引き剥がされると、たちまち栄養の補給ができなくなって死滅する仕組みになっている。ハレルが捕まって本当によかったな」
「くそっ…」
確かに俺は助かったが、肝心の王子が捕まってしまった…
俺は助かったことを素直に喜べぬまま、相変わらず屈辱的な姿勢で天井から吊るされていことに改めて絶望する。
~翌日~
「起きろ、起きろ!」
パシッ!
心底疲れ果て、死人の様に深い眠りについていたリデルの目を覚まさせたのは、兵士の強烈なビンタだった。そして、屈辱的な目覚め方をしたリデルはゆっくりと瞼を開き、ギロリと兵士を睨み付ける。
「ふん、これだから野蛮人は…お前はこれから本国に移送される。移動魔法なんて使って貰えると思うなよ。お前は最高の辱めを受けながらゆっくり本国に移送されるんだ」
「…ニトロの指示か?」
「察しが良いな、確かにニトロ様の指示だ」
拷問中に射精させようとする様な変態だ、一体どんなふうに俺は移送されるんだ?
考えただけでも恐ろしい…
ニトロの変態趣向を知っているリデルは、思わず背筋を凍らせる。
「さぁ、拘束を解くぞ」
兵士はそう言いながら腰に差していた細長い杖を取り出し、それをヒュッとリデルの方に
向け、ボソボソと小声で呪文を唱え始める。すると、杖の先端が青白く輝きだし、杖から青白い閃光がリデルに向って放たれた。
「がぁあっ!」
青白い閃光はリデルの身体を拘束している拘束具を包み込むと、パッと一瞬でそれらを跡形も無く消し去り、大股で宙吊りになっていたリデルは勢いよく牢屋の床に落下した。
「くっくぅう…」
俺はスグにでも立ち上がって、目の前にいる魔法使いに襲いかかろうとしたが、なぜか手足がピクリとも動かない…床に叩きつけられた衝撃で麻痺したなんて考えられないし…
思うように身体が動かないことを疑問に感じるリデルだが、身体が自由に動かないという事象は当たり前のことだった。それは魔法による要因でもなく単に両手足が壊死状態であるだけなのだから…
「無駄だ、お前の両手足は既に壊死している。だが、我等の魔法なら不可能も可能にすることが出来る」
床に這いつくばるリデルを見下ろしながら兵士はそう言うと、先程の様にリデルに向って杖を向け、呪文を唱える。
「治療の前に両手を拘束させてもらうぞ」
再びリデルに向って青白い閃光が放たれると、光はリデルの両手を包み込んでリデルの意志とは関係なく両手を後ろに回し、光は徐々に手枷に変化していきリデルの両手を拘束した。
「くそっ、これじゃ…」
「なんだ、逃げるつもりだったのか?馬鹿な奴……さぁ、体を治してやるからじっとしていろよ」
兵士が三度目の呪文を唱えると、確かに宣言通りリデルの壊死していた両手足は生気を取り戻し、再び嘗ての活力を取り戻す。
「よし、治ったんだからさっさと立て」
!…治っている
俺はこの蘇生術を受け、ウィア国の力の鱗片をまざまざと感じさせられた。それに、今回のことで我が祖国マシュートス、そして同盟国の強国でもあったグラーチェスが意図も簡単に滅ぼされた理由もなんとなく理解できた気がした。正直勝てる訳がない…こんな化け物が数十万にも控えているのだから…
ウィアの卓越した魔法力を目にし、両国の敗戦理由の核心を知ることになったリデル。
その後、半ば魂が抜けた状態のリデルは兵士に連れられて牢屋を後にし、護送車が待っている牢獄の広場に連れていかれた。
「待っていたぞ」
「ニトロ!」
リデルが来るのを待っていたのか、牢獄の広場に待機していたニトロ。
ニトロは相変わらず不気味な笑みを浮かべながらゆっくりとリデルの元に歩み寄ると、一糸纏わぬ全裸姿のリデルを舐めまわすようにジロジロと眺め始める。
「ジロジロみるな!こ、この変態野郎!」
あきらかにニトロの視線は俺の股間に集中している。なんだって男の裸なんかに興味があるかは知らないが、とにかく恥ずかしくてたまらない…いつかコイツだけは殺したい。
俺はニトロに殺意を抱きながら、身体をモジモジと動かして股間をどうにか隠そうとするが、両手が後手に拘束されているので結局何も出来ずに股間を奴に曝け出すハメに…正直、今回の捕虜生活ほどくやしいことは無いだろう。
「う~ん、やっぱりお前くらいの歳の男の子の性器が一番魅力的だ…あっちは小さ過ぎて楽しめんし」
「どういう意味だ?」
ニトロはさり気なくそう言いながらチラっと目線を横に反らす。また、ニトロの言っていることの意図が理解できないリデルも、それにつられるようにして顔をその視線の先に向ける。すると、そこには衝撃の光景が広がっていた。
久々の小説&長編の予感!?
「くっ…」
こんな寄生虫と同化なんて嫌だ…でも、ハレル王子の居場所を喋ることは出来ない…
それに、蛮族共の侵攻からマシュートスを守れなかった責任は我らにある…ならば、これは罰として潔く受けるしかないのか…
半ば寄生虫との同化を決意するリデル。だが、次の瞬間。リデルに思わぬ幸運が舞い降りた。しかし、それは幸運であると共に不運の知らせでもあったが…
「ニトロ様!憲兵隊からの緊急連絡です!」
「何事だ?」
慌ただしくリデルが監禁されている独房に入って来たのは、ニトロと同じウィア国の兵士だった。兵士は息を荒げながらニトロに緊急の伝達事項を伝える。
「ニトロ准将!グラーチェスが陥落しました!戦争の終結です!あと、現地の占領部隊からの報告にあったのですが、逃亡中のマシュートスの王子ハレルを発見したとのことです」
ハレル王子!
同盟国のグラーチェス崩壊にショックを受けるリデルだが、それ以上にグラーチェスに亡命させていたハレル王子を見つけられてしまったことの方が、衝撃が大きかった。
「ほぉ、やっとグラーチェスが落ちたか。しかも、探していたハレル王子まで見つかるとは…命拾いしたなリデル」
ニトロは不気味な笑みを浮かべながらリデルの方に向ってそう言うと、リデルの門に挿入していた寄生虫を掴み、グイっとそれを勢いよくリデルの肛門から引っこ抜く。
ジュプッ プシャァアアァアァ!
「んぁぁぁあぁあぁ!!」
肛門に根を張るように寄生していた寄生虫を強引に引き抜かれ、顔を歪ませ絶叫混じりの喘ぎ声を上げるリデル。
一方、リデルの肛門から抜き取られた寄生虫は、苦しそうに凹凸だらけの筒状体を左右に揺らしながら大量の分泌液を撒き散らすのと同時にどんどん体積を縮めていき、やがてはニトロの手の平の中で絶命し、スッと消滅していった。
「コイツは一度寄生した状態で宿主から引き剥がされると、たちまち栄養の補給ができなくなって死滅する仕組みになっている。ハレルが捕まって本当によかったな」
「くそっ…」
確かに俺は助かったが、肝心の王子が捕まってしまった…
俺は助かったことを素直に喜べぬまま、相変わらず屈辱的な姿勢で天井から吊るされていことに改めて絶望する。
~翌日~
「起きろ、起きろ!」
パシッ!
心底疲れ果て、死人の様に深い眠りについていたリデルの目を覚まさせたのは、兵士の強烈なビンタだった。そして、屈辱的な目覚め方をしたリデルはゆっくりと瞼を開き、ギロリと兵士を睨み付ける。
「ふん、これだから野蛮人は…お前はこれから本国に移送される。移動魔法なんて使って貰えると思うなよ。お前は最高の辱めを受けながらゆっくり本国に移送されるんだ」
「…ニトロの指示か?」
「察しが良いな、確かにニトロ様の指示だ」
拷問中に射精させようとする様な変態だ、一体どんなふうに俺は移送されるんだ?
考えただけでも恐ろしい…
ニトロの変態趣向を知っているリデルは、思わず背筋を凍らせる。
「さぁ、拘束を解くぞ」
兵士はそう言いながら腰に差していた細長い杖を取り出し、それをヒュッとリデルの方に
向け、ボソボソと小声で呪文を唱え始める。すると、杖の先端が青白く輝きだし、杖から青白い閃光がリデルに向って放たれた。
「がぁあっ!」
青白い閃光はリデルの身体を拘束している拘束具を包み込むと、パッと一瞬でそれらを跡形も無く消し去り、大股で宙吊りになっていたリデルは勢いよく牢屋の床に落下した。
「くっくぅう…」
俺はスグにでも立ち上がって、目の前にいる魔法使いに襲いかかろうとしたが、なぜか手足がピクリとも動かない…床に叩きつけられた衝撃で麻痺したなんて考えられないし…
思うように身体が動かないことを疑問に感じるリデルだが、身体が自由に動かないという事象は当たり前のことだった。それは魔法による要因でもなく単に両手足が壊死状態であるだけなのだから…
「無駄だ、お前の両手足は既に壊死している。だが、我等の魔法なら不可能も可能にすることが出来る」
床に這いつくばるリデルを見下ろしながら兵士はそう言うと、先程の様にリデルに向って杖を向け、呪文を唱える。
「治療の前に両手を拘束させてもらうぞ」
再びリデルに向って青白い閃光が放たれると、光はリデルの両手を包み込んでリデルの意志とは関係なく両手を後ろに回し、光は徐々に手枷に変化していきリデルの両手を拘束した。
「くそっ、これじゃ…」
「なんだ、逃げるつもりだったのか?馬鹿な奴……さぁ、体を治してやるからじっとしていろよ」
兵士が三度目の呪文を唱えると、確かに宣言通りリデルの壊死していた両手足は生気を取り戻し、再び嘗ての活力を取り戻す。
「よし、治ったんだからさっさと立て」
!…治っている
俺はこの蘇生術を受け、ウィア国の力の鱗片をまざまざと感じさせられた。それに、今回のことで我が祖国マシュートス、そして同盟国の強国でもあったグラーチェスが意図も簡単に滅ぼされた理由もなんとなく理解できた気がした。正直勝てる訳がない…こんな化け物が数十万にも控えているのだから…
ウィアの卓越した魔法力を目にし、両国の敗戦理由の核心を知ることになったリデル。
その後、半ば魂が抜けた状態のリデルは兵士に連れられて牢屋を後にし、護送車が待っている牢獄の広場に連れていかれた。
「待っていたぞ」
「ニトロ!」
リデルが来るのを待っていたのか、牢獄の広場に待機していたニトロ。
ニトロは相変わらず不気味な笑みを浮かべながらゆっくりとリデルの元に歩み寄ると、一糸纏わぬ全裸姿のリデルを舐めまわすようにジロジロと眺め始める。
「ジロジロみるな!こ、この変態野郎!」
あきらかにニトロの視線は俺の股間に集中している。なんだって男の裸なんかに興味があるかは知らないが、とにかく恥ずかしくてたまらない…いつかコイツだけは殺したい。
俺はニトロに殺意を抱きながら、身体をモジモジと動かして股間をどうにか隠そうとするが、両手が後手に拘束されているので結局何も出来ずに股間を奴に曝け出すハメに…正直、今回の捕虜生活ほどくやしいことは無いだろう。
「う~ん、やっぱりお前くらいの歳の男の子の性器が一番魅力的だ…あっちは小さ過ぎて楽しめんし」
「どういう意味だ?」
ニトロはさり気なくそう言いながらチラっと目線を横に反らす。また、ニトロの言っていることの意図が理解できないリデルも、それにつられるようにして顔をその視線の先に向ける。すると、そこには衝撃の光景が広がっていた。
久々の小説&長編の予感!?