みるくちょこれーと (少年の味 番外編)
「いらっしゃいませ高杉様」
毎度同じく「かわいい男の子で遊べる…」って先輩に言われてノコノコ着いて来たけど
今回は、街外れにある物凄く洋風の不気味な屋敷に連れてこられてしまった。
「先輩…ここはなんですか?」
「まぁまぁ、ちゃんと目当ての「男の子」は出るから。だまって俺に着いてこい」
男の上司はお馴染みの台詞を言うと、案内人の男に付いて屋敷の奥に入っていく。男もその後に続いてどんどん屋敷の奥に進んでいった。
やがて、二人は客間の様な部屋に到着すると、案内人の男にこの部屋で待つように言われる。
「では、「チョコレート」をお持ちしますので少々こちらでお待ちください」
「うむ」
(チョコ…レート???)
想像もつかないネーミングを聞かされた訳じゃないが、ただ単にチョコレートなのか、それともやっぱHな姿の少年が来るのか…まぁ、いつも通りとりあえず期待して待つことにしよう…
しばらくすると、先程の案内人の男がキャラキャラと音を立てながら台を引いてやってきた。その台の上には、茶色い中学生くらいの少年の裸を模ったような形をしたチョコレートが置かれており、首元に赤いリボンがかわいらしく結び付けられている。これは…まさかと思うがやっぱり中には…
「お待たせしました。チョコレートのユウタくんです」
「…」
俺は、どう反応していいのかわからず、とりあえず無言で先輩の方を向く。
「どうした?食べないのか?」
「えっ、食べるんですか…これ」
男は、上司の答えに改めて目の前に置かれたチョコレートの像を指さし、上司にそう問いただす。しかし、肝心の上司は「今更何を言っている」と言わんばかりの表情で男を見ると、チョコレート少年の乳首の部分をペロペロと舐め始めた。
「ひゃ!くっ…うぅ」
男の上司の舌が、チョコレート少年の乳首をいやらしい舌使いでペロペロと舐めまわすと、溶けたチョコレートの下から少年の本物の乳首がちょこんと飛び出し、直に乳首を舐められた少年が思わず声を上げて反応した。
「せ、先輩!」
「どうした?今ので、大体は理解しただろう…ほらぁ、さっさと舐めろよ」
「は、はい…い、いただきます…」
そうだとは思ったが、やはりチョコレートの中には本物の少年の姿があった。俺は非道徳だと感じながらも、先輩に背中を押されて心臓をバクバクさせながらチョコレート少年の身体に舌をつける。
ピチャピチャ
「んっ…」
少年を覆っているチョコレートの膜は薄く、男達が舐めた場所はスグにチョコレートが舐めとられていき、どんどん元の少年の肉体が露わになっていく。また、それと同時に少年の喘ぎ声も甲高くなっていき、室内にピチャピチャという男達の下の音と共に響き渡る。
「くぅああぁ…んっ」
「気持ちいいか?ユウタ?」
ほとんど露わになった少年の顔をペロリと舐め、少年の耳元でそう尋ねる男の上司。その問いに少年は顔を真っ赤にさせてこう呟く。
「…もっと舐めて…僕は…チョコレートだから…うぅ」
「…」
とても本心から言っている様に聞こえないその答えに俺は一瞬体が止まった。それは、どうしようもないくらいにかなしい少年の声に、急に閉じ込めていた道徳心が一気に爆発したからだろうか。とにかく俺は、これ以上少年の身体に付いたチョコを舐める気にはなれなかった。
「どうした?もう舐めないのか?」
依然として少年の身体を舐めまわす男の上司は、急に動かなくなった男の方に振り返ってそう尋ねる。
「いやその…なんだかこれ以上はやっぱり…」
「今更どうした?今日まで散々俺と一緒にやって来ただろう?」
今更…確かにそうなんだよな。先輩の言葉に既に再び揺れ動く心。と、次の瞬間。少年の身体から突然物音がし始める。
パキパキッ
「?」
「あぁ…だめぇ…あぁあぁあぁ!やだぁあぁ!」
物音の正体は、少年の勃起した性器がチョコレートのコーティングを突き破ろうとする音だった。少年は大声を上げて必死に勃起を抑えようとするが、直後に少年の性器はいとも簡単にチョコレートの被膜を突き破り、少年の意思とは真逆に半透明の恥液をタラタラとだらしなく垂れ流しながらムクムクと勃起を続ける。
「んぁあぁ…はぁあぁ…んぁはぁあぁ」
その後、二人の男が見守る中、少年は勃起した自らのモノを片手で掴み、それを身体に纏わりついている溶けかかったチョコレートごと勝手に刺激し始める。
「くぅあぁあぁ…んぁあぁあぁ!」
「見ろよ。俺達に身体を舐められて興奮している証だ。まぁ、股間の部分はワザと後回しにしたんだけどな…これで分かっただろう?本能には誰も逆らえないんだよ」
男の上司は勝ち誇った様な顔で男にそう告げると、再び少年の元に寄り添い身体に残ったチョコレートをペロペロと舐め始めた。
「本能には…逆らえない」
俺は目の前で先輩に舐められながら喘ぎ声を上げる少年を目にし、再び自らの欲望を満たすためだけに動き出す。溢れ出そうになった道徳心という扉をゆっくりと閉じながら…
「くぅぅう…あっ…背中も舐めてぇ」
男が再び少年を舐め始めると、少年は予め仕込まれた台詞なのかは分からないが、急に男達に背中も舐めてくれと懇願し始める。そして、少年は男の上司の許可を貰うや否や横向きの姿勢になった。
「ん?」
少年が横向きになって初めて気付いたが、少年の体温で既に溶けかかった背中のチョコレートの下の方、つまり肛門の部分に溶けずに残っている大きなチョコレートの塊がある。しかも、それにはカラフルな粒上の砂糖が塗してあり、形も何となく…そうだ、これはチョコバナナだ。少年の肛門にはチョコバナナのようなモノが挿入されていたのだ。
「先輩。この子のお尻に…」
「あぁ、それは食えないから気をつけろ。タダのアナルバイブだ」
あっさりとそれがアナルバイブと男に告げる男の上司。動いてはいないものの、そっと男が触ってみると硬さがあり、どうやら本当に少年の肛門にバイブが挿入してあるようだ。
「バイブ…ですか。でも、なんで動いて無いんでしょうか?」
「そりゃ、この子が興奮しなかった時のための保健みたいなもんだろう」
「なるほど…」
嫌々ながらも従順に俺達に従っていたのは、このバイブを起動させないためだったのか…よっぽど苦痛なのか、それともバイブの刺激でイク姿を見られたくないからかな。まぁ、どっちにしても起動させられるよりは、現状の方がマシみたいだ。