第2話 「激甘」
「ひゃぁ!!」
「またやったのか!!」
突如、広い屋敷の中にハレルの叫び声が響き渡り、それと同時にクリフの怒鳴り声も屋敷中に響き渡った。
「ご、ごめんなさい…」
「ハレル…お前これで何個目だ?……今日はゆるさないからね。覚悟しろよ」
…ハレルがカップを割ったのは今回で5回目。使用人としての生活に馴染めていないのか、ハレルはミスばかりしている。そんなハレルに、ついにクリフがブチ切れた。
「さぁ、今からお仕置きしてやるからそこに四つん這いになれ」
「うぅ…」
割れたコップを簡単に片づけ、ハレルは渋々クリフの前まで行き、自分のお尻をクリフに突き出すようにして四つん這いの姿勢になった。すると、クリフは突き出されたハレルのお尻に被さっているボロ布をさっと片足でひっくり返し、ハレルの幼く薄いピンク色のお尻を剥き出しにする。
「痛いけど我慢しろよ、お仕置きなんだからな…」
クリフはハレルにそう言うと、剥き出しになったハレルのお尻に向って鞭を振り落とす。
「ヒュ」っと空気を切り裂く音がしたと思ったら「パシッ!」という音が室内に響き、ハレルのお尻に瞬間的な激痛が走った。
「あぅうう!!…痛い…痛いよぉ……」
鞭で叩かれた場所は見る見るうちに赤く腫れ上がり、ハレルは直にお尻を叩かれたのがよっぽど痛かったのか、たった一度の鞭打ちで涙をポロポロ流し始める。
「な、そんなに痛かったか?…軽く振り落としたつもりだったんだけどな……」
(あぁ、もう泣いちゃったよ。泣いたらゆるしてやろうと思ったのに…はぁ…)
ハレルの予想以上の反応に困り果てるクリフ。
…結局お仕置きの鞭打ちはたったの一回で終わり、クリフは腫れ上がったハレルのお尻にキズ薬をやさしく塗り込こんでやると、ハレルに痛みが引くまで休んでいいと伝えて段ボールの上に寝かせて自室を出た。
「あんまり痛がるからキズ薬まで塗っちゃったよ…やっぱり調教とかに向いてないのかなぁ…僕は」
ブツブツと独り言を言いながら、クリフは屋敷の廊下をブラブラと歩きまわる。
…その日の夜
大きなベットの上に寝っ転がり、クリフは先日手に入れた本を食い入る様に読んでいた。その様子を羨ましそうに段ボールの上で、体育座りになって眺めるハレル。
(どんな本を読んでいるのかのぉ…余も読みたい…)
やがてクリフは読んでいた本を閉じて側の棚に置くと、ボーっとクリフを眺めていたハレルに指示を出す。
「さてと、そろそろ寝るかな。…ハレル、部屋の電気を消してくれ」
「あ…は、ハイ」
ハレルは少し慌てながら部屋の照明を切り、僅かに差し込む月明かりを手掛かりに、ハレルは自分の寝どこである段ボールまで戻り横になった。
「うぅ…」
しばらくすると、暗い部屋の中にハレルの小さな呻き声が響き始めた。どうやら寝返りをするたびに先程の鞭打ちの傷が、床に敷いてある固い段ボールに擦れて痛むらしい。
「うぅ…う」
「痛いのか…尻?」
ハレルの呻き声に気が付いたクリフが、ハレルのお尻の傷のことを尋ねる。すると、クリフの睡眠を妨害してしまったと思ったハレルは、お仕置きを恐れてすぐにクリフに謝罪し始めた。
「あぁ…ご主人様ごめんなさい…静かにします。ですから…」
「ハレル、今日は僕のベットで一緒に寝るか?」
「え?………よろしいのですか、ご主人様?」
てっきり、うるさいと怒鳴られると思っていたハレルは、クリフの発言に驚いた顔をしている。
「そのボロ服を脱いで全裸になるならいいぞ。さすがにベッドが汚れるのは嫌だからな。さぁ、どうする?」
「……………それじゃ」
服を脱げという要求に若干抵抗を感じたが、フカフカのベッドで寝られるという誘惑に勝てず、クリフの提案を受け入れることにしたハレルは、服の紐を解いてボロ布を脱ぐと、それを段ボールの上に置いて、クリフのベットの中にモゾモゾと潜り込んだ。
「柔らかい…凄いふかふかだぁ…」
クリフの顔の横にハレルは頭を飛び出すと、久しぶりのベットの感触に感動したのか、トローンとした表情を浮かべる。
「ここなら寝むれそうか?」
「ハイ、ご主人様v」
笑顔でハレルはそう答え、クリフに甘えるように体をピッタリと寄り添った。そして、いつの間にかスヤスヤと寝息を立てて深い眠りに落ちて行くハレル。
(もう寝たのか?それにしても、またハレルを甘やかしちゃったよ…)
心の中でそう呟くクリフだったが、ハレルの寝顔を見つめるその顔は微笑んでいた。
物足りねぇww意味不明で腹立つな…
「またやったのか!!」
突如、広い屋敷の中にハレルの叫び声が響き渡り、それと同時にクリフの怒鳴り声も屋敷中に響き渡った。
「ご、ごめんなさい…」
「ハレル…お前これで何個目だ?……今日はゆるさないからね。覚悟しろよ」
…ハレルがカップを割ったのは今回で5回目。使用人としての生活に馴染めていないのか、ハレルはミスばかりしている。そんなハレルに、ついにクリフがブチ切れた。
「さぁ、今からお仕置きしてやるからそこに四つん這いになれ」
「うぅ…」
割れたコップを簡単に片づけ、ハレルは渋々クリフの前まで行き、自分のお尻をクリフに突き出すようにして四つん這いの姿勢になった。すると、クリフは突き出されたハレルのお尻に被さっているボロ布をさっと片足でひっくり返し、ハレルの幼く薄いピンク色のお尻を剥き出しにする。
「痛いけど我慢しろよ、お仕置きなんだからな…」
クリフはハレルにそう言うと、剥き出しになったハレルのお尻に向って鞭を振り落とす。
「ヒュ」っと空気を切り裂く音がしたと思ったら「パシッ!」という音が室内に響き、ハレルのお尻に瞬間的な激痛が走った。
「あぅうう!!…痛い…痛いよぉ……」
鞭で叩かれた場所は見る見るうちに赤く腫れ上がり、ハレルは直にお尻を叩かれたのがよっぽど痛かったのか、たった一度の鞭打ちで涙をポロポロ流し始める。
「な、そんなに痛かったか?…軽く振り落としたつもりだったんだけどな……」
(あぁ、もう泣いちゃったよ。泣いたらゆるしてやろうと思ったのに…はぁ…)
ハレルの予想以上の反応に困り果てるクリフ。
…結局お仕置きの鞭打ちはたったの一回で終わり、クリフは腫れ上がったハレルのお尻にキズ薬をやさしく塗り込こんでやると、ハレルに痛みが引くまで休んでいいと伝えて段ボールの上に寝かせて自室を出た。
「あんまり痛がるからキズ薬まで塗っちゃったよ…やっぱり調教とかに向いてないのかなぁ…僕は」
ブツブツと独り言を言いながら、クリフは屋敷の廊下をブラブラと歩きまわる。
…その日の夜
大きなベットの上に寝っ転がり、クリフは先日手に入れた本を食い入る様に読んでいた。その様子を羨ましそうに段ボールの上で、体育座りになって眺めるハレル。
(どんな本を読んでいるのかのぉ…余も読みたい…)
やがてクリフは読んでいた本を閉じて側の棚に置くと、ボーっとクリフを眺めていたハレルに指示を出す。
「さてと、そろそろ寝るかな。…ハレル、部屋の電気を消してくれ」
「あ…は、ハイ」
ハレルは少し慌てながら部屋の照明を切り、僅かに差し込む月明かりを手掛かりに、ハレルは自分の寝どこである段ボールまで戻り横になった。
「うぅ…」
しばらくすると、暗い部屋の中にハレルの小さな呻き声が響き始めた。どうやら寝返りをするたびに先程の鞭打ちの傷が、床に敷いてある固い段ボールに擦れて痛むらしい。
「うぅ…う」
「痛いのか…尻?」
ハレルの呻き声に気が付いたクリフが、ハレルのお尻の傷のことを尋ねる。すると、クリフの睡眠を妨害してしまったと思ったハレルは、お仕置きを恐れてすぐにクリフに謝罪し始めた。
「あぁ…ご主人様ごめんなさい…静かにします。ですから…」
「ハレル、今日は僕のベットで一緒に寝るか?」
「え?………よろしいのですか、ご主人様?」
てっきり、うるさいと怒鳴られると思っていたハレルは、クリフの発言に驚いた顔をしている。
「そのボロ服を脱いで全裸になるならいいぞ。さすがにベッドが汚れるのは嫌だからな。さぁ、どうする?」
「……………それじゃ」
服を脱げという要求に若干抵抗を感じたが、フカフカのベッドで寝られるという誘惑に勝てず、クリフの提案を受け入れることにしたハレルは、服の紐を解いてボロ布を脱ぐと、それを段ボールの上に置いて、クリフのベットの中にモゾモゾと潜り込んだ。
「柔らかい…凄いふかふかだぁ…」
クリフの顔の横にハレルは頭を飛び出すと、久しぶりのベットの感触に感動したのか、トローンとした表情を浮かべる。
「ここなら寝むれそうか?」
「ハイ、ご主人様v」
笑顔でハレルはそう答え、クリフに甘えるように体をピッタリと寄り添った。そして、いつの間にかスヤスヤと寝息を立てて深い眠りに落ちて行くハレル。
(もう寝たのか?それにしても、またハレルを甘やかしちゃったよ…)
心の中でそう呟くクリフだったが、ハレルの寝顔を見つめるその顔は微笑んでいた。
物足りねぇww意味不明で腹立つな…