偽りの欲情
アルフレッドがドゴラ監獄に収監され、半年の月日が経過していた。
病弱な弟のために盗みを働き、捕らわれたアルフレッド。だが、その罪以上の代価を少年は支払う羽目になっていた…
「んっ…ハァ…ハァ」
薄暗い室内に響く少年の喘ぎ声、全裸で木製の椅子に縛られた状態で座らされ、今日も看守から性的な調教を受けていたアルフレッド。
「うぅ…ギース様…お願い…します…」
「あら?まだ調教は始まったばかりよ。…でも、ドクターが開発したこの薬は凄いわねー」
そう言いながら、苦しむアルフレッドの眼前で紫色の液体が入った怪しい小瓶をチラつかせるギース。
そして、手に持った小瓶を近くのテーブルに置きながら、調教のアシスタントとして呼び出していた少年に語りかけるー
「ねぇ、貴方もそう思うでしょうルミナルス」
なんと、アシスタントとしてギースの側に立っていた少年は、アルフレッドの親友のルミナルスだった。
「……はい」
ルミナルスは極力アルフレッドが視界に入らない様に俯き、渋々返事を返す。
アルフレッドとルミナルスが出会ってから既に半年。二人は独房の位置が向かい合わせだったのも理由で仲良くなり、地獄のような日々も支え合って凌いできた。
そんな関係だからこそ、ギースはアルフレッドの調教にルミナルスを呼び出すことで、実質二人分の調教を行なっているのだ。
ただ、ルミナルスもアルフレッド同様に一糸纏わぬ姿だったが、この日は調教のアシスタントであったため、直接痛ぶられることは無かった。
しかしー
「あの…ギース様…アルをイかせていただけないでしょうか」
親友の調教に同席させられ、長時間アルフレッドの苦しそうな姿を目の前で見せつけられ、思わず震えた声で許しを懇願してしまう。
「始まったばかりって言ったわよね。そんな簡単に気持ちよくさせちゃったら調教にならないでしょ?」
ギースはルミナルスの発言を即座に一蹴すると、再び苦しむアルフレッドを恍惚の眼差しで見つめる。
その日の調教は、ドクターオメガが開発した新型媚薬の投与実験だった。
この媚薬は効果の即効性に優れ、投与された人間を瞬時に発情させるという劇薬。
実験そのものは成功であり、媚薬を投与されたアルフレッドの下半身のソレは見事に肥大化し、ビクビクと淫らにガマン汁を垂れ流しながら自らの主人がシゴいてくれるのを今か今かと待っていた。
しかし、アルフレッド自身は椅子に身体を固定されているので自身の手で込み上げてくる性的な衝動を発散させることができず、少年に出来るのは僅かに動く身体を揺らしながら、ギシギシと荒縄の食い込む音を立たせるか、看守のギースに口頭で助けを乞うことぐらいだった。
「…でも、もう2時間は経ってますし…んぐっ!」
「何言ってるの?だからまだって言ってるわよね」
再びギースに意見するルミナルスだが、今度は意見を言い終わる前にギースに口をギュッと掴まれ阻まれる。
実際のところ、調教が始まって30分も経過はしていなかったのだが、時間の経過が確認できない囚人には何倍にも体感で感じられていた。
その内容が地獄の様な調教であれば尚更だー
「それにしてもアンタ達、ホントにいつも仲良しよねぇ。今までだって結構危ない時もあったけど、なんだかんだでフォローし合う姿勢には感激しちゃうわ」
「…ぐっ…かはっ!…ゲホゲホ」
ギースはそう告げると、口元も掴んだ手を乱暴に離し、ルミナルスを解放した。
「まぁ、独房の位置が近い囚人同士が仲良くなるケースは結構あるけど…まさかアンタ達、変な関係になってないでしょうね?」
「俺とアルはそんなんじゃない!…あっ…」
ギースの同性愛指摘にムキになったルミナルスはそれを強く否定するが、咄嗟に出てしまった反抗的な姿勢は明確な懲罰行為であり、一瞬ハッとした表情浮かべる。
「フーン、久々に素が出たわねルミナルス。そういう反抗的な態度…嫌いじゃないわよ」
ルミナルスの反応を見逃さなかったギースはすぐにそれを指摘し、新たな懲罰のネタとしてルミナルスの態度を歓迎した。
無論、それはお仕置きという名目でそれなりの罰が私的権限で行使できるからである。
そもそもこの展開は、ルミナルスが最初にギースに口答えした時点で確定していたのだ…というよりワザと反抗させるように誘導した可能性すらあった。
「それじゃ、早速で悪いけど罰を受けてもらうわ」
「くっ…」
ギースはそう言いながら媚薬の小瓶を再び手に取ると、そっとルミナルスの側によって瓶の蓋を開ける。
「さぁ、召し上がれ」
「!!まっ…」
妖しく紫色に輝く粘液が、ゆっくりと傾けられた小瓶の口から溢れ出し、ツーっと粘着質に糸を引きながらルミナルスの股間に垂らされていく。
「ソレは!くっ…うぅ…ハァ…あぁああ」
乱れ苦しむアルフレッドの姿を散々見せつけられていたルミナルスは、媚薬の恐ろしい効果を知らない訳では無かったが、看守の命令を黙って受け入れるしかなかった。
「っ!あぁあああああ!!」
そして、媚薬の効果は一瞬でルミナルスのソレにも現れ、瞬時に勃起と性欲を誘発させる。
想像を絶する効果に思わずルミナルスの手が股間に伸びるが、それよりも早くギースの手がそれを阻み、ルミナルスの両手は一瞬で後手に縛り上げられてしまった。
「効果バツグンじゃない。でも、自分だけ先にイこうとするのはどうかしら?」
「あっあああ…」
止めどない快楽欲に平静を失うルミナルス、ガクガクと身体を震わせ、その身体は全身の毛穴から噴き出した汗によって、アルフレッド同様にびっしょりに濡れていた。
「あぁ…ルミナぁ…」
自分を助けようとして同じく媚薬の餌食になってしまったルミナルスに、媚薬の効果で意識が朦朧としながらも、その身を案じるアルフレッド。
その声に反応し、ギースは放置していたアルフレッドの方に振りかえる。
「さて、放置しちゃってごめんなさいね。アナタはもう限界をとっくに超えてるでしょ」
ギースは椅子に拘束されているアルフレッドにそう言いながら近づくと、椅子に固定していた縄を解き、ルミナルス同様に改めて両手を後手に縛り直しアルフレッドをその場に立たせた。
「さぁ、アルフレッド、ルミナルス。ここからは二人で実験に付き合って貰うわよ…」
「あっ…あぁ…」
「ぐっ…んんんんっ!!」
二人は媚薬の効果に悶えながらギースに誘導され、向かい合うように立たされる。
お互い、ビンビンに勃起させられた状態で顔を合わせるのは恥ずかしいのか、無意識に二人はそれぞれの姿が見えないように視線を逸らした。
「いつも裸なのに不思議ね…そんなに発情している姿を見られるのが嫌なの?」
二人の様子を小馬鹿にして楽しむギース。その声に二人はピクッと身体を反応させ揃って俯く。
「くっ…うぅうぅ」
「うぅ…」
ルミナルスは悔しさで顔を歪ませ、逆にアルフレッドはギュッと目を閉じてプルプル小刻みに震える。
「さーて、お楽しみの実験の続きだけど…そうね…これから二人には射精して貰らおうかしら」
「っ!!」
「えっ…」
ギースからの思わぬ射精許可に驚き、二人揃って驚きの表情を浮かべながらギースの方に顔を向ける。
何故なら、てっきり徹底的に言葉責めを受けながら、永遠と焦らされ続けると二人は思っていたからだ。
だが、この後ギースから発せられた一言で二人は再び絶句することにー
「ただし、条件付きでの射精よ…フフ。それはね…お互いの肉棒を擦り付け合いながらイくの」
「うぁ…なっ!そんな…うぅ…あぁ」
「ルミナのと…んっ…」
ギースの意地の悪い条件提示に思わず顔を顰めるルミナルス。
つまり、射精したければお互いの下半身を擦り付け合い、かぶとあわせをしながら性欲を発散しろと言うのだ。
「悪い話じゃ無いでしょ?実は私ね、アンタ達の様に仲がいいカップルをセットで調教する機会をずっと待ってたのよ。でも、中々そんなカップルができなくてね…」
ギースの告白に表情を歪ませる二人。
しかし、アルフレッドの方は既に長時間媚薬の効果を受け続けているせいなのか、ギースの条件に満更でもない反応を示す。
「あぁ…僕は…いいよぉ…ルミナのだったらぁあ…それにぃ…もう…苦しいぃよぉ!」
そう言いながら、ルミナルスの方に向かって擦り寄るアルフレッド。
「アル…うっ、ならぁ…すぐに終わらせるからぁ…」
辛うじて意識を保っていたルミナルスも、アルフレッドの言葉が引き金となり、必死に押さえ込んでいた欲情が一気に解き放たれた。
「素直でよろしい♪さぁ、友情オナニーショーの開幕ね。満足イくまで楽しみなさい」
二人はギースに嘲笑されながら、ゆっくりと距離を詰めていく。
そして、まず最初にお互いの膨張したモノがツンっと優しく重なり合い、室内に少年二人の絶叫混じりの喘ぎ声が響き渡ったー
「あぁあぁ!ルミナぁ…ぁあぁ…もっとぁ!」
「うっ…アルぅ!アルぅ!」
そこからはタガが外れた様にクチュクチュとイヤらしい音をたてながら、直立姿勢で互いのモノを狂った様に擦り付け合う二人の少年。
まだまだ未成熟で皮膚に保護された可愛らしいモノは、時折り擦れた衝撃でピンク色の本体を外界に晒しながらぶつかり、キスをするように重なり合う。
「あらら、まるで愛し合ってるみたいじゃない。さぁ、遠慮しないでもっと強く絡み合いなさい」
二人の少年の、下半身の接吻姿に上機嫌になるギース。
一方、既にギースの言葉責めなど気にもせず互いのモノを夢中になって刺激し合う二人の絡み合いはどんどん激しさを増していく。
「アルぅ!んっんんんぁ…んっ…」
「ルミナぁ…気持ちいいぃ…もっと」
次第に腰を前後させたり、互いに乳首を舐め始めなど、監獄で仕込まれてきた淫らな知識が無意識に披露され始める。
「ごめん…でも、これ気持ちいいでしょ…あぁっ!」
「ルミナぁ!そこぉ気持ちいいぃ…口にも欲しいぃ!」
「んっ…んぅ…ハァ…」
アルフレッドの甘いおねだりに、ルミナルスは舌を突き出しながらアルフレッドの口内に躊躇なく舌先をねじ込み、二人は互いに求め合う様に繋がった口内で舌を絡ませ合う。
そして、その動きに合わせて下半身の絡み合いもさらに激しさを増し、室内に粘着質な音が響き渡りー
「あぁ素敵ねぇ…こうやって目覚めさせ、片方をもう片方の前で頂く…下準備に時間はかかるけど…」
悍ましい想像を膨らませながら、一心不乱に求め合う二人を眺めるギース。
二人は媚薬の効果で求め合っているだけなのだが、ギースは直感的にそれだけでは無いと感じとっていたのだ。
やがて、限界まで高められた欲求がついに限界に達し、二人は同時に一度目の絶頂を迎えた。
「あっ…出るぅ!ルミナぁ…ルミナぁああああ!」
「うっ!俺もぉ…アルぅうううううう!」
二人の少年は、互いの名前を大声で叫びながら密着した状態で果て、ビュルビュルとモノから吐き出される大量の白濁液は、瞬時に互いの身体を汚し合い、ねっとりと絡み合いながら混ざり合う。
その様子は暫く収まらず、二人のモノは絶え間なく小刻みにビクビクとヒクついていた。
「あら、本当に好き勝手に楽しんでくれたわね。お互い精液塗れでドロドロじゃない…でも、まだ終わりじゃないでしょ?」
強烈な射精の反動でその場にしゃがみ込んだ二人に向かって、ギースは満足げな表情を浮かべながらそう告げる。
だが、その言葉を裏付けるかの様に二人のモノは勃起状態を維持していた。
「はぁ…そ、そんな…戻らない…うぅ…もっと…」
「アル…俺もぉ…もっと欲しい…ぐっ」
二人はガクガクと脚を震わせながらも、ゆっくりと立ち上がって再び求め合う。
そして、勃起したモノを再度擦り付け合い始めたのだ。
この時、二人は媚薬の効果に完全に意識を支配され、互いの性的欲求を解消するためだけの肉人形と化していた。
「だめぇ…ルミナぁ…ごめ…んっ…あぁ…」
「もっとぉ強く…押し…てぇ…アルぅ…」
その後も何度か射精が繰り返され、やがて二人は自分達の分泌物で汚れた床の上に倒れ込む。
だが、身体の芯から溢れ出る性欲は全く衰えず、二人はそのまま寄り添うようにして、自らが撒き散らした白濁液にコーティングされながら行為を続けたー
後編に続く。
病弱な弟のために盗みを働き、捕らわれたアルフレッド。だが、その罪以上の代価を少年は支払う羽目になっていた…
「んっ…ハァ…ハァ」
薄暗い室内に響く少年の喘ぎ声、全裸で木製の椅子に縛られた状態で座らされ、今日も看守から性的な調教を受けていたアルフレッド。
「うぅ…ギース様…お願い…します…」
「あら?まだ調教は始まったばかりよ。…でも、ドクターが開発したこの薬は凄いわねー」
そう言いながら、苦しむアルフレッドの眼前で紫色の液体が入った怪しい小瓶をチラつかせるギース。
そして、手に持った小瓶を近くのテーブルに置きながら、調教のアシスタントとして呼び出していた少年に語りかけるー
「ねぇ、貴方もそう思うでしょうルミナルス」
なんと、アシスタントとしてギースの側に立っていた少年は、アルフレッドの親友のルミナルスだった。
「……はい」
ルミナルスは極力アルフレッドが視界に入らない様に俯き、渋々返事を返す。
アルフレッドとルミナルスが出会ってから既に半年。二人は独房の位置が向かい合わせだったのも理由で仲良くなり、地獄のような日々も支え合って凌いできた。
そんな関係だからこそ、ギースはアルフレッドの調教にルミナルスを呼び出すことで、実質二人分の調教を行なっているのだ。
ただ、ルミナルスもアルフレッド同様に一糸纏わぬ姿だったが、この日は調教のアシスタントであったため、直接痛ぶられることは無かった。
しかしー
「あの…ギース様…アルをイかせていただけないでしょうか」
親友の調教に同席させられ、長時間アルフレッドの苦しそうな姿を目の前で見せつけられ、思わず震えた声で許しを懇願してしまう。
「始まったばかりって言ったわよね。そんな簡単に気持ちよくさせちゃったら調教にならないでしょ?」
ギースはルミナルスの発言を即座に一蹴すると、再び苦しむアルフレッドを恍惚の眼差しで見つめる。
その日の調教は、ドクターオメガが開発した新型媚薬の投与実験だった。
この媚薬は効果の即効性に優れ、投与された人間を瞬時に発情させるという劇薬。
実験そのものは成功であり、媚薬を投与されたアルフレッドの下半身のソレは見事に肥大化し、ビクビクと淫らにガマン汁を垂れ流しながら自らの主人がシゴいてくれるのを今か今かと待っていた。
しかし、アルフレッド自身は椅子に身体を固定されているので自身の手で込み上げてくる性的な衝動を発散させることができず、少年に出来るのは僅かに動く身体を揺らしながら、ギシギシと荒縄の食い込む音を立たせるか、看守のギースに口頭で助けを乞うことぐらいだった。
「…でも、もう2時間は経ってますし…んぐっ!」
「何言ってるの?だからまだって言ってるわよね」
再びギースに意見するルミナルスだが、今度は意見を言い終わる前にギースに口をギュッと掴まれ阻まれる。
実際のところ、調教が始まって30分も経過はしていなかったのだが、時間の経過が確認できない囚人には何倍にも体感で感じられていた。
その内容が地獄の様な調教であれば尚更だー
「それにしてもアンタ達、ホントにいつも仲良しよねぇ。今までだって結構危ない時もあったけど、なんだかんだでフォローし合う姿勢には感激しちゃうわ」
「…ぐっ…かはっ!…ゲホゲホ」
ギースはそう告げると、口元も掴んだ手を乱暴に離し、ルミナルスを解放した。
「まぁ、独房の位置が近い囚人同士が仲良くなるケースは結構あるけど…まさかアンタ達、変な関係になってないでしょうね?」
「俺とアルはそんなんじゃない!…あっ…」
ギースの同性愛指摘にムキになったルミナルスはそれを強く否定するが、咄嗟に出てしまった反抗的な姿勢は明確な懲罰行為であり、一瞬ハッとした表情浮かべる。
「フーン、久々に素が出たわねルミナルス。そういう反抗的な態度…嫌いじゃないわよ」
ルミナルスの反応を見逃さなかったギースはすぐにそれを指摘し、新たな懲罰のネタとしてルミナルスの態度を歓迎した。
無論、それはお仕置きという名目でそれなりの罰が私的権限で行使できるからである。
そもそもこの展開は、ルミナルスが最初にギースに口答えした時点で確定していたのだ…というよりワザと反抗させるように誘導した可能性すらあった。
「それじゃ、早速で悪いけど罰を受けてもらうわ」
「くっ…」
ギースはそう言いながら媚薬の小瓶を再び手に取ると、そっとルミナルスの側によって瓶の蓋を開ける。
「さぁ、召し上がれ」
「!!まっ…」
妖しく紫色に輝く粘液が、ゆっくりと傾けられた小瓶の口から溢れ出し、ツーっと粘着質に糸を引きながらルミナルスの股間に垂らされていく。
「ソレは!くっ…うぅ…ハァ…あぁああ」
乱れ苦しむアルフレッドの姿を散々見せつけられていたルミナルスは、媚薬の恐ろしい効果を知らない訳では無かったが、看守の命令を黙って受け入れるしかなかった。
「っ!あぁあああああ!!」
そして、媚薬の効果は一瞬でルミナルスのソレにも現れ、瞬時に勃起と性欲を誘発させる。
想像を絶する効果に思わずルミナルスの手が股間に伸びるが、それよりも早くギースの手がそれを阻み、ルミナルスの両手は一瞬で後手に縛り上げられてしまった。
「効果バツグンじゃない。でも、自分だけ先にイこうとするのはどうかしら?」
「あっあああ…」
止めどない快楽欲に平静を失うルミナルス、ガクガクと身体を震わせ、その身体は全身の毛穴から噴き出した汗によって、アルフレッド同様にびっしょりに濡れていた。
「あぁ…ルミナぁ…」
自分を助けようとして同じく媚薬の餌食になってしまったルミナルスに、媚薬の効果で意識が朦朧としながらも、その身を案じるアルフレッド。
その声に反応し、ギースは放置していたアルフレッドの方に振りかえる。
「さて、放置しちゃってごめんなさいね。アナタはもう限界をとっくに超えてるでしょ」
ギースは椅子に拘束されているアルフレッドにそう言いながら近づくと、椅子に固定していた縄を解き、ルミナルス同様に改めて両手を後手に縛り直しアルフレッドをその場に立たせた。
「さぁ、アルフレッド、ルミナルス。ここからは二人で実験に付き合って貰うわよ…」
「あっ…あぁ…」
「ぐっ…んんんんっ!!」
二人は媚薬の効果に悶えながらギースに誘導され、向かい合うように立たされる。
お互い、ビンビンに勃起させられた状態で顔を合わせるのは恥ずかしいのか、無意識に二人はそれぞれの姿が見えないように視線を逸らした。
「いつも裸なのに不思議ね…そんなに発情している姿を見られるのが嫌なの?」
二人の様子を小馬鹿にして楽しむギース。その声に二人はピクッと身体を反応させ揃って俯く。
「くっ…うぅうぅ」
「うぅ…」
ルミナルスは悔しさで顔を歪ませ、逆にアルフレッドはギュッと目を閉じてプルプル小刻みに震える。
「さーて、お楽しみの実験の続きだけど…そうね…これから二人には射精して貰らおうかしら」
「っ!!」
「えっ…」
ギースからの思わぬ射精許可に驚き、二人揃って驚きの表情を浮かべながらギースの方に顔を向ける。
何故なら、てっきり徹底的に言葉責めを受けながら、永遠と焦らされ続けると二人は思っていたからだ。
だが、この後ギースから発せられた一言で二人は再び絶句することにー
「ただし、条件付きでの射精よ…フフ。それはね…お互いの肉棒を擦り付け合いながらイくの」
「うぁ…なっ!そんな…うぅ…あぁ」
「ルミナのと…んっ…」
ギースの意地の悪い条件提示に思わず顔を顰めるルミナルス。
つまり、射精したければお互いの下半身を擦り付け合い、かぶとあわせをしながら性欲を発散しろと言うのだ。
「悪い話じゃ無いでしょ?実は私ね、アンタ達の様に仲がいいカップルをセットで調教する機会をずっと待ってたのよ。でも、中々そんなカップルができなくてね…」
ギースの告白に表情を歪ませる二人。
しかし、アルフレッドの方は既に長時間媚薬の効果を受け続けているせいなのか、ギースの条件に満更でもない反応を示す。
「あぁ…僕は…いいよぉ…ルミナのだったらぁあ…それにぃ…もう…苦しいぃよぉ!」
そう言いながら、ルミナルスの方に向かって擦り寄るアルフレッド。
「アル…うっ、ならぁ…すぐに終わらせるからぁ…」
辛うじて意識を保っていたルミナルスも、アルフレッドの言葉が引き金となり、必死に押さえ込んでいた欲情が一気に解き放たれた。
「素直でよろしい♪さぁ、友情オナニーショーの開幕ね。満足イくまで楽しみなさい」
二人はギースに嘲笑されながら、ゆっくりと距離を詰めていく。
そして、まず最初にお互いの膨張したモノがツンっと優しく重なり合い、室内に少年二人の絶叫混じりの喘ぎ声が響き渡ったー
「あぁあぁ!ルミナぁ…ぁあぁ…もっとぁ!」
「うっ…アルぅ!アルぅ!」
そこからはタガが外れた様にクチュクチュとイヤらしい音をたてながら、直立姿勢で互いのモノを狂った様に擦り付け合う二人の少年。
まだまだ未成熟で皮膚に保護された可愛らしいモノは、時折り擦れた衝撃でピンク色の本体を外界に晒しながらぶつかり、キスをするように重なり合う。
「あらら、まるで愛し合ってるみたいじゃない。さぁ、遠慮しないでもっと強く絡み合いなさい」
二人の少年の、下半身の接吻姿に上機嫌になるギース。
一方、既にギースの言葉責めなど気にもせず互いのモノを夢中になって刺激し合う二人の絡み合いはどんどん激しさを増していく。
「アルぅ!んっんんんぁ…んっ…」
「ルミナぁ…気持ちいいぃ…もっと」
次第に腰を前後させたり、互いに乳首を舐め始めなど、監獄で仕込まれてきた淫らな知識が無意識に披露され始める。
「ごめん…でも、これ気持ちいいでしょ…あぁっ!」
「ルミナぁ!そこぉ気持ちいいぃ…口にも欲しいぃ!」
「んっ…んぅ…ハァ…」
アルフレッドの甘いおねだりに、ルミナルスは舌を突き出しながらアルフレッドの口内に躊躇なく舌先をねじ込み、二人は互いに求め合う様に繋がった口内で舌を絡ませ合う。
そして、その動きに合わせて下半身の絡み合いもさらに激しさを増し、室内に粘着質な音が響き渡りー
「あぁ素敵ねぇ…こうやって目覚めさせ、片方をもう片方の前で頂く…下準備に時間はかかるけど…」
悍ましい想像を膨らませながら、一心不乱に求め合う二人を眺めるギース。
二人は媚薬の効果で求め合っているだけなのだが、ギースは直感的にそれだけでは無いと感じとっていたのだ。
やがて、限界まで高められた欲求がついに限界に達し、二人は同時に一度目の絶頂を迎えた。
「あっ…出るぅ!ルミナぁ…ルミナぁああああ!」
「うっ!俺もぉ…アルぅうううううう!」
二人の少年は、互いの名前を大声で叫びながら密着した状態で果て、ビュルビュルとモノから吐き出される大量の白濁液は、瞬時に互いの身体を汚し合い、ねっとりと絡み合いながら混ざり合う。
その様子は暫く収まらず、二人のモノは絶え間なく小刻みにビクビクとヒクついていた。
「あら、本当に好き勝手に楽しんでくれたわね。お互い精液塗れでドロドロじゃない…でも、まだ終わりじゃないでしょ?」
強烈な射精の反動でその場にしゃがみ込んだ二人に向かって、ギースは満足げな表情を浮かべながらそう告げる。
だが、その言葉を裏付けるかの様に二人のモノは勃起状態を維持していた。
「はぁ…そ、そんな…戻らない…うぅ…もっと…」
「アル…俺もぉ…もっと欲しい…ぐっ」
二人はガクガクと脚を震わせながらも、ゆっくりと立ち上がって再び求め合う。
そして、勃起したモノを再度擦り付け合い始めたのだ。
この時、二人は媚薬の効果に完全に意識を支配され、互いの性的欲求を解消するためだけの肉人形と化していた。
「だめぇ…ルミナぁ…ごめ…んっ…あぁ…」
「もっとぉ強く…押し…てぇ…アルぅ…」
その後も何度か射精が繰り返され、やがて二人は自分達の分泌物で汚れた床の上に倒れ込む。
だが、身体の芯から溢れ出る性欲は全く衰えず、二人はそのまま寄り添うようにして、自らが撒き散らした白濁液にコーティングされながら行為を続けたー
後編に続く。