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Secret Garden ギースの罠 前編
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ギースの罠 前編

「アル!?戻ったのか!今日の強制労働の後、またティオに連れていかれて心配してたんだぞ」

アルフレッドに変装したティオが牢に入るや否や、アルフレッドを心配したルミナルスが駆け寄ってくる。


だが、ティオは早々に変装がバレるのを避けるため、そんなルミナルスを無視して顔を見せないようにアルフレッドのベットに潜り込んだ。


「…え?…ん?あれ…」


いつもと違う様子に戸惑うルミナルスだが、アルフレッドがティオに変装しているなど考えもしていなかったので、余計に心配してアルフレッドのベッドに駆け寄った。


「アル?もう寝るのか?……疲れてるのか?」


布団に潜り込んだティオにしつこく話しかけるルミナルス。


すると、布団の中からティオはアルフレッドの声を真似てこう答えた。


「…あのさ、もう僕に馴れ馴れしくしないでもらっていいかな?…キモいんだけど」


「なっ!?」


発せられた声は案外本物に近く、急にアルフレッドに拒絶されたと思ったルミナルスは、怒って布団を剥ぎ取ろとする。


「…ちょ、ハァ!?なんだよ急に…どうしたんだよ!!」


「触るな!」


ティオはギュッと布団に包まり、再度ルミナルスを拒絶。


「っ!?…アル…お前、もしかしてティオに何かされたのか?」


帰ってから頑なに自分を拒むアルフレッドに、ティオに何か脅されでもしているのではないかと考えたルミナルス。


だが、アルフレッドに成りすましたティオにそんな思考は意味が無くー


「ティオ様は関係ない…お前が嫌いなだけだ…もう二度と話しかけないで」


「っ!?」


「僕はもう寝るから!あっち行け」


次から次へとルミナルスを傷つける様な発言が繰り返されるばかりだった。


「…わかったよ…もう俺から話しかけないからな!何があったか知らないけど急になんだよ…」


そう言って終いにはキレ始めたルミナルス。


まんまとティオの罠にハマってしまい、理不尽な態度に腹を立てて自分のベッドに戻っていった。


その様子にティオは布団の中でニヤニヤ笑みを浮かべる。


(大成功!これでお兄ちゃんとアイツは絶交状態だ!いぇーい!)


そして、そのまま二人は会話することもなく、いつの間にか消灯の時間になり、模範囚の牢獄の鍵が自動でロックされた。


模範囚の牢は決められた時間の間だけは出入り自由なのだが、夜中から早朝にかけては自動でロックされ、その間は看守しか知らない暗証番号でしか牢は開けられない。


目的を達成したと判断したティオは、放置調教しているアルフレッドも流石に放って置けないため、夜中にこっそり暗証番号を使って牢を抜け出そうと考えていた。



(そろそろ戻るか……さて、お兄ちゃんは何回イっちゃったかな)


ルミナルスが眠についたのを確認すると、ティオは予定通りこっそりベッドから抜け出し、牢から出ようとする。


だがー


「あれ?なんで…開かない…どうして???」


何故か暗証番号が認識されず、何度入力しても扉が開かなかったのだ。


(なんで?不具合かな?…しょうがない今日はここで寝るか…でも、お兄ちゃん大丈夫かなぁ)


これ以上騒ぐとルミナルスが起きてしまうと思ったティオは、脱出を中断してベッドに戻り、調教室に放置しているアルフレッドのことを心配しながら渋々眠りにつくことに。


翌日ー


「クソ…やっぱり開かない…」


朝になり、ティオはもう一度扉を開けようとするが、やはり昨晩同様に扉が開くことはなかった。


今度は意地になって何度もコードを入力するが、扉は開くことはなくエラー音だけが響く。


(どうして?コード自体が書き換えられた?)


「あれ…ふぁーあぁ、おはようアル。今日は早いな〜いつも寝坊助のクセに」


「!?…」


不意に後ろからルミナルスの声が響き、驚きで体をビクつかせるティオ。


扉を弄る物音やエラー音に反応し、ルミナルスが起きてしまったのだ。


「…」


流石に顔を見られたら正体がバレると思ったティオは、どうしていいか分からず黙っていると…


「なんだよ!まだそれ続けんのかよ!いい加減に…ってお前…」


「っ!?」


怒ったルミナルスがティオの肩を掴んで振り向かせると、ティオの顔を見たルミナルスの表情が一瞬で曇る。


「…ぐっ…」


「お前…」


この時、見慣れた友人の顔が普段と違うことに気がついたルミナルス。


そして、それを指摘しようとしたその時だー


「朝から喧嘩?お熱いわね〜。でも、トラブルは見過ごせないわ…そう、お仕置きが必要ね」


いつの間にか牢の外にはギースが立っており、狙いすましたかの様に二人の会話に割って入る。


ティオはギョッとした表情でギースの方に咄嗟に振り向く。


ルミナルスに正体がほぼバレ、ついでにギースまで現れるという考え得る最悪の状況になってしまったからだ。


「なんで…お前が…」


「今日の朝食、アルフレッドには犬食いで食べて貰おうかしら」


「…!?」


ギースは二人の朝食を運んできたのか、隣には配膳用の小さなワゴンがあった。


そして、アルフレッドに変装したティオに、唐突に犬食いを命じる。


「なんで僕が!?しかも何で僕だけ!」


理不尽なギースの指示に思わず反抗するティオ。


「そういう反抗的な態度がダメってことよ。模範囚なんだから…従順にならないとね…」


しかし、その態度が逆に仇となって追い詰められることに。


「くっ…これ以上は…」


すると、ティオは観念して計画を諦め、渋々ギースに正体を明かす。


「あーもう!…その、ギース先輩…僕です!ティオです!実はイタズラでお兄ちゃんと入れ替わってて…」


ルミナルスとアルフレッドの仲を裂く作戦は失敗したが、とりあえずこれで辱めは回避できたと思ったティオ。


だが、事態は思わぬ方向に進みー


「何言ってるの?そんな訳ないでしょ。どう見てもアルフレッドよ」


「なっ!?先輩!!何を言って…」


なんと、ギースはそれを一蹴して否定したのだ。


予期せぬ事態に困惑するティオを尻目に、ギースはルミナルスにこう尋ねる。


「ねぇ、ルミナルス。アルフレッドが自分はティオだって言ってるけど、アナタはどう思う?」


ニヤニヤ笑みを浮かべながらそう尋ねるギースに、ルミナルスも笑みを浮かべながらこう答えた。


「間違いなくアルです」


「お前!?さっき顔見たとき気づいていただろ!?ふざけるな!」


ギースに同調して、ルミナルスまで変装を否定する事態になり、思わずティオは逆ギレしてルミナルスに掴みかかる。


「…ふん、なんのことかな?」


だが、ルミナルスはとぼけた振りをして誤魔化す。


特に示し合わせた訳では無かったが、ギースの企みに気がついたルミナルス。


自分をハメようと悪巧みしていたティオを懲らしめるため、ギースの企みに相乗りすることに。


無論、この状況は全て昨日からティオの動向を見張っていたギースの策略であり、ティオはまんまと罠にハマってしまったのだ。


「さぁ、躾の時間よアルフレッド。跪いて召し上がれ」


「嫌だ!なんで僕が…しかもコイツの前でそんな真似できるか!…そ、そうだ!お、お義父様に言いつけるぞ!」


義父である局長のキサラギの名前を出し、ギースを威嚇するティオ。


だが、ギースは特に気にする素振りも見せなかった。


「どうしたんだよアル?この前もパーティでやってたじゃん、みんなの前でな!」


「アレはお兄ちゃんで僕じゃ…」


ルミナルスもギースに加勢する様にティオを追い詰める。


「ルミナルス、アルフレッドを押さえつけなさい。もっとキツイお仕置きが必要みたいね」


「了解ですギース様!」


「ギース!」


自分をティオだと認めないギースに、思わず叫ぶティオ。


そして、ノリノリでギースの指示に従うルミナルスは、ティオの背面に回り込むと羽交い締めにする。


「調子に乗るなよ!離せ!この…」


「そのままそのまま…」


ティオはジタバタと必死に抵抗するが、元々がひ弱なため、ルミナルスに最も容易く押さえ付けられてしまう。


そうこうしている内、ギースが牢の中に入ってきて…


ギースは拘束されたティオに更に歩み寄ると、ポケットから小瓶を取り出し、その中身を全てティオの股間目掛けて振りかけた。


「さぁ、召し上がれ♪」


「やめろ…何を…あっ……それは…」


ふと目についた見覚えのある小瓶、それはティオもよく知る調教用にも使用される特性媚薬の小瓶だったのだ。


「うぁぁああぁ…んぁぁあぁあ…」


トロトロ小瓶から流れ落ちる紫色の媚薬。


媚薬はティオの股間目掛けて降り注ぎ、あっと言う間に囚人服に染み込み、すぐにティオの身体を蝕む始める。


「んぁぐぅ…うぅ…ダメェ…はぅあぁあああ!」


それはかつて同じ媚薬を盛られたアルフレッドやルミナルス同様に、一瞬でティオも発情状態に変貌させた。


「あら、兄弟揃ってイチコロね。…ルミナルス、これでアルフレッドを後ろ手に縛って」


喘ぎ悶えるティオの反応を楽しそうに眺めながら、ルミナルスに短い縄を手渡すギース。


ルミナルスはギースから縄を受け取ると、それでティオを後ろ手に縛り上げた。


「やめぇろぉお…うぁあぁああぁ…んぐぅうぅ…」


媚薬の効果で身体の自由が効かないティオは、意図も容易く縛られてしまい、込み上げてくる性的欲求に悶える。


「イきたくてたまらないでしょ?どうなのアルフレッド?」


「うぅんぁああぁ…イぎだいぃ…イかせてぇ…ぁぁあああっ!!」


涎をだらしなく垂らしながら、縄をギシギシと軋ませ、腰をイヤらしくクネらせるティオ。


そして、ルミナルスも見ている前でイかせて欲しいと懇願し始めたのだ。


本来、看守であるティオが調教されるケースはあり得ないが、あくまでもアルフレッドとして扱うギースは容赦なくティオを責め立てた。


そもそも囚人に成りすましていたティオの自業自得であり、自分がティオであるとこの場で証明できるものもない。


「それが人に物を頼むときの態度なのかしら?まるで誠意が足らないわね…」


「んぐっ…はぁ…んぁああぁ!…お願い…お願いしまずぅ…僕をイかせてぇ…ぐだざいぃ…おかしくなっちゃうぅ…」


ギースの前に跪き、顔を歪ませながら頭を下げるティオ。


「フフ、無様ねティオ…おっと、いけないいけない」


生意気な後輩であるティオを、合法的に調教できる機会を得たギースは笑みを浮かべながら、この後ティオをどう料理してやろうか考えていた。


「あぁ…お願い…だずげでぇ…あぁあああ!!」


後ろ手に縛られ、自由に勃起した性器を触ることが出来ないティオは、媚薬がたっぷり染み込んだ囚人服に腰を振って性器をコスり付ける。


だが、その行為は一時の快感と引き換えに、逆に性的興奮をさらに誘発させるだけの自爆行為だった。


「あぁ…もう許じてぇ…お願いぃんぁあぁ…」


「…」


そんなティオの様子を、先程から黙って間近で見ていたルミナルス。


最初はアルフレッドを散々痛ぶった罰で、いい気味だと思いながら楽しんでいたが、次第に苦しむティオの姿にアルフレッドを重ね始めー


「あ…あの…ギース様…コイツをイかせてもいいでしょうか?」


気がつけば、ギースにティオをイかせてあげたいと懇願していた。


「あら、意外ねルミナルス…せっかくのチャンスなのに」


ルミナルスの意外な反応に驚くギース。


「そりゃ、俺だってコイツは許せないけど…アルは洗脳されてるだけって言ってたし…辛そうな顔見てるとホッとけないと言うか…」


ギースはやれやれといった表情でルミナルスを見ると、それを条件付きで許可した。


「…まぁいいわ。それならルミナルスの【手でイく】なら許可してあげる。ルミナルスもいいわよね」


「俺は別に問題ないけど…」


その条件はどちらかと言えばティオに向けられたものであり、ギースはルミナルスの手コキを受け入れるかティオに尋ねる。


「なんでぇもいいがらぁ…お願いぃじまずぅ…んぁあぁああぁ…」


するとティオは即答でそれを受け入れ、ルミナルスの方に向かって股間を突き出す姿勢になった。


どうやら既にまともな判断が出来るような状態ではないようだ。


「さ、触るぞ…」


そう言って、囚人服の上から勃起した性器の亀頭部分を扱き始めるルミナルス。


クチュクチュと粘着質な音が室内に響くと同時に、ティオの喘ぎ声も再び漏れる。


「あっ…もっと…んぁぁ…キモちいぃ…ルミナルス…もっと下もぉ…あぁ…んぁぁああぁ」


「アル…」


甘えた声でおねだりするティオの姿に、思わずアルフレッドの名前を口ずさむルミナルス。


まるでアルフレッドとイケナイことをしている感覚になり、いつの間にかルミナルスの囚人服に大きなテントが出来上がっていた。


「うぅ…俺も…」


片手でティオの性器を扱きながら、興奮したルミナルスはもう片方の手で自分のモノを直接刺激し始める。


やがて、二人の息遣いはどんどん荒くなりー


「んぁあぁ…乳首もぉ舐めてぇ…もっと欲しいぃ…んぁぁあぁ」


更に強い刺激を求め、今度は別のおねだりをし始めるティオ。


「…じゃぁ…お、お前も舐めろよ…」


「…うぁ…舐めるからぁ…はうぅうぁああ!!」


その要求に対して、代わりに自分の乳首も舐めろとルミナルスは伝えると、ティオは二つ返事でそれを了承し、ペロペロとルミナルスの乳首を舐め始めた。


「っ!?んぁ…ぁあぁ…」


ピチャピチャと音を立てながら、お互いの小さな胸の突起を舐め合って感じ合う二人。


最初は媚薬に苦しむティオを解放するだけだったハズだが、いつの間にかそれが絡み合いに発展してしまい、牢内に異様な光景が広がる。


(またまた勝手にショーが始まった見たいね。ふふふ、二人とも最高よ…さぁ、踊り狂いなさい)


その様子を傍で笑みを浮かべながら黙って見つめるギース。


後半に続くー


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Spec:2次ショタ大好きショタコン学生→オッサンに進化!

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