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Secret Garden 希望の灯り
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希望の灯り


「全員揃ったね。今日の労働看守担当の…ア…ティオです。よろしくお願いします」


集まった10人程度の囚人達に丁寧に挨拶するアルフレッド。


だが、普段からティオにエロいイジワルを受けている囚人たちは、急な態度の変化に困惑していた。


(あーぜんぜん似せる気ないなアル…)


その場に居たルミナルスは、アルフレッドの不慣れな演技を見て笑みを浮かべる。


逆にティオは、ジッと終始アルフレッドを睨みつけていた。


3番施設と呼ばれるそこは、ドゴラ監獄の発電所が併設された施設であり、ここでの主な作業は【人力発電】と呼ばれる強制労働になる。


「今日の労働は…電力発電の労働ですね…大変だと思うけどお願いします…それと、模範囚のルミナルスは僕の補助をお願いします」


アルフレッドがそう告げると、囚人達は嫌々ながらも労働の準備を始める。


施設には何台も電力発電用の固定自転車の様なものが設置してあり、囚人達は時間が来るまでその自転車を漕いで電力を発電するのが大まかな仕事の流れだ。


無論、ただ自転車を漕ぐだけでいいいのであれば、それほどキツイ労働では無いのだが、このSSS区画での労働は囚人を性的に調教するのがメインの仕事になるため、当然の様にエロイ仕掛けが施されている。


「うぅ…んっ…ぐぅあぁああ!」


「はうぅ…うぅ…」


「あっ…あっぁ…ぁぁん」


労働が始まるや否や、一斉に苦悶の表情を浮かべて喘ぐ囚人達。


ただ、中には早々に喘ぎ声をあげる囚人の姿も…


その理由は、自転車の稼働に連動して、サドル部分から粘着質な液体ををたっぷりコーティングされたディルドが囚人達の肛門に出し入れされるからだ。


因みに、作業時は両腕と腰を固定されているため、腰を浮かせてディルドから逃れるズルは出来ない仕様になっている。


囚人達は発電用の自転車を漕ぐ度に、肛門にディルドの挿入と排出を繰り返され、制限時間を迎えるか、規定の電力を貯めるまで解放して貰えないのだ。


そして、時間までに規定の電力を確保出来なかった場合、自転車は自動運転モードになり、強制的にディルドのピストン責めを受けることになる。


本末転倒の仕様だが、あくまで目的は少年達の調教という点が重要視されている結果だ。


「みんなには悪いけど補助でよかった…俺、この作業嫌いなんだよな…」


悶え苦しむ囚人達を目にし、補助という名目でアルフレッドの側にいたルミナルスは思わず胸を撫で下ろす。


そもそも、主にキサラギや他の看守の性接待を普段は仕事としている模範囚が、一般囚人の調教に駆り出される機会は少ない。


逆に参加する場合は、見せ物として数倍のノルマを課せられなどの仕置きとして利用されるケースが多い。


その日は、ティオがまさにその状況であった。


「アルフレッド、なんで作業を始めないの?みんな頑張ってるよ?君も早く漕ぎなさい」


装置に跨ったまま作業を開始しようとしないティオに、アルフレッドは作業の開始を催促する。


すると、ティオは涙目になりながらこう言った。


「酷いよお兄ちゃん!なんで僕にこんな…それに、コレ着たまま漕いだら…」


ティオは自分のこれまでの所業を棚に上げ、アルフレッドに不満を訴えたのだ。


「そうだね、お尻が既に埋まっているから大変だ。でも大丈夫、模範囚用に調整してあるから、少しお尻の蓋が突っつかれるだけだよ」


「うぅ…」


「早く漕がないと時間がなくなっちゃうよ?」


「えっ…あっ…お兄ちゃん!」


アルフレッドはティオに装置の仕様変更を伝えると、作業の開始を見届けることなくその場を立ち去った。


ティオの元を離れ、一通り囚人達の見回りをルミナルスと共に終えたアルフレッドは、ルミナルスの方に振り返りこう告げる。


「…ルミナルスはこの後、監視小屋で資料の整理を手伝ってくれないかな?」


「あ、う…はい!」


ワザとらしい口調で語りかけるアルフレッドに、なにかを察したルミナルス。


そして、アルフレッドはそのまま補助係のルミナルスを連れ、看守が使う近くの監視小屋に入っていく。


四畳半程度の監視小屋には窓がなく、中には囚人達を監視するカメラのモニターが数台設置され、後はベッドが一台設置してある。


この部屋は監視目的のためというよりは、看守がお気に入りの囚人と色々するための設備でもあったのだ。


「アル、弟なのによかったのか?」


監視小屋の扉が閉まった瞬間、ルミナルスは普段の口調でアルフレッドに話しかける。


「…ティオには少し反省してもらう…僕だってホントはあんなことしたくないけど…他のみんなや、ルミナにまで意地悪するのは許せないから…」


ルミナルスの問いに、自分の考えを伝えるアルフレッド。


だが、ティオは洗脳されていると聞かされていたルミナルスはそれに反論する。


「でも、それは洗脳だって…」


「ギースが言ったんだ…ティオの洗脳はほぼ解けてるって…多分、ここでの暮らしのせいであんな性格に…」


「まぁ、そういうことなら…少しぐらいは懲らしめてやらないとってことか…」


ギースから聞いた話をルミナルスに伝えながら

、暗い表情で監視室のモニターを眺めるアルフレッド。


アルフレッド自身も弟の扱いに悩んでいるのだと察したルミナルスは、それ以上はティオの件を詮索するのを辞めた。


その後、二人は監視室にあるベッドに揃って腰掛ける。


この時ルミナルスは、てっきり今後についてアルフレッドから話があるモノだと思って構えていたのだがー


「ところでルミナ、なんか僕…」


「ちょ、アル!お前っ…何を…話はいいのかよぉ」


不意にアルフレッドに迫られ、驚きを隠せないルミナルス。


アルフレッドはいきなりルミナルスをベッドに押し倒すと、ルミナルスの上に跨りキスをし始めたのだ。


「看守はいつもサボってたじゃん。こんな風にお気に入りの子と休憩室で…」


「それはそうだけど…どうして…」


悪そうな顔つきで、ルミナルスの耳元でそう囁くアルフレッド。


「アル、なんかちょっと雰囲気変わった?」


「そんなことないって…ほらほら」


焦るルミナルスを横目に、囚人服の上からルミナルスの性器を弄り始めるアルフレッド。


「あっ…んぁぁあ…」


まさかの親友からの不意打ちに喘ぎ声をあげるルミナルス。


「気持ちいいルミナ?」


「アルぅ…んぁぁあぁ!うぁあ…」


恥ずかしさと快感で、ルミナルスのソレは一瞬でギンギンになり、アルフレッドは笑顔で亀頭の先を囚人服越しに指先で優しくこねくり回す。


「どうしたんだよぉ…急にぃ…」


どうやらアルフレッドは休憩室でルミナルスと行為に及ぶつもりなのか、そのままルミナルスをまんぐり返しの姿勢にすると、股間の留め具に手を伸ばす。


「これ邪魔だなぁ…脱がせてあげるね♪」


そして、ゆっくりとルミナルスの肛門からビーズを引き抜き始めた。


「うんぁっ!はぅうぅ!…あぅうう!」


ビーズがヌプヌプと肛門の入り口から排出されるたびに、喘ぎながらビクビクと身体を震わすルミナルス。


「今日のルミナはなんか可愛いね!いつもルミナがリードしてたけど、今日は僕がシてあげるね」


そう言いながらズボンのチャックを下ろし、既に勃起したモノを露出させるアルフレッド。


「んぁ…どうしちゃったんだよぉ…アルぅ…」


親友の豹変に驚きながら、口ではアルフレッドを静止するルミナルスだが、その身体は既に抵抗をやめて受け入れる気まんまんの状態であった。


「んっ…んちゅ…んっ」


「んぁ…うぅ」


接吻をしながら、合わせて性器同士も擦り付け合わせるアルフレッド。


未成熟な二人のソレは、透明な液体をトロトロと亀頭から溢れさせながら互いに刺激し合う。


「僕もわからない…なんでだろう…でも、ルミナのこと見てたら止まらなくなっちゃって…挿れるよ」


「んっ…あっ…やめぇ…うぁぁあああ!!」


性器同士の接吻が終わり、今度はルミナルスの中に挿入し始めるアルフレッド。


二人が行為を行う際は、大体がまずはアルフレッドが受け入れる側なのだが、この日は終始アルフレッドがルミナルスをリードする流れで行為は進む。


「うぁあぁ…ルミナぁ…気持ちぃいい?」


「うぅ…あぁ…うん…」


パンパンと激しく音を立てながら、ルミナルスに腰を打ち付けるアルフレッド。


「…ルミナの中…うぅ…気持ちぃ…うぅ」


「うっ!ンァぁああああぁ!」


モノが挿入される度に、互いに大きな喘ぎ声をあげて快楽を堪能する二人。


「うぅっ!今日はなんかスゴィ…んぁああぁ!」


「アルぅ…うぅ…俺ぇ…もぉ…あっ…あっ!」


「僕もぉ…うぅあぁ…」


「はうぅ…んぁあああぁあああああ!!!」


やがて二人はほぼ同時に果て、ルミナルスの中にはドクドクとアルフレッドの欲が流し込まれ、ルミナルスのモノからドピュッと勢いよく白濁液が吹き出し、二人の顔やお腹にふりかかる。


そして、暫くの沈黙の後。


アルフレッドがぼそりと謝罪の言葉を口にする。


「…ごめん…ルミナ…なんか止まらなくて…本当はこれからのことを話そうと思ってたのに…その、急にルミナとシたくなっちゃって…」


「たく、1日会えないだけで発情するなんて…でも、まさか…アルに攻められるんて想像してなかったからぁ…」


「この服のせいかな…」


看守のフリをするだけが、徐々に本物の看守の様に振る舞ってしまったアルフレッド。


結果的にルミナルスを押し倒してしまったのだが、その内心では今まで感じたことのない感情が芽生え始めていた。


「うぅ…ずるいぞアル!」


一方、なにかとアルフレッドの先輩として振る舞っていたルミナルスだが、その日は完全に立場が逆転してしまい、恥ずかしさを紛らわすために思わずズルいと叫ぶルミナルス。


「うーゴメン!ホントにゴメン!」


そうとも知らず、純粋に手を合わせてルミナルスに詫びを入れるアルフレッド。


それから二人はお互い服装を整え、アルフレッドは元々の目的である今後について話し始めた。


「ルミナ。暫くティオのことお願いするね…すっかりここでの生活で、洗脳もあるけど…なんていうか性格が捻くれちゃって…」


「別にティオのことは構わないけど…アル?お前、看守になって何をする気だよ。アイツらの仲間になりたい訳じゃないだろうし…」


「それなんだけど…ギース達は僕ら兄弟をオモチャにして楽しんでて、この入れ替えも遊びの一つなんだろうけど…あのね、僕はこのチャンスに脱獄の準備を進めてみる」


「アル!?」


アルフレッドの口から語られた、脱獄という言葉に驚くルミナルス。


ドゴラ監獄では、過去に模範囚達が大勢脱獄を試みた結果、全員捕まりキツイ懲罰や、成人たちが送られる強制労働施設に送られたりなど悲惨な出来事があった。


だが、看守が脱獄を手引きしたという前例は勿論存在しない。


アルフレッドは今のポジションを逆に利用し、脱獄の機会を探ることにしたのだ。


「ここのお宝と、二人を連れて逃げたい…。流石にお金ないと困るしね。…で…その…ルミナ、僕と一緒に来てくれる?」


脱獄後の生活の考えもルミナルスに伝え、弟のティオも含めて三人で暮らしたいと伝えるアルフレッド。


「も、もちろん!俺にできることがあればなんでも言ってくれよ!」


その提案に、即答で答えるルミナルス。


「ありがとう…暫くはアイツらに従いながら、僕は色々探ってみるから…」


「ただ、くれぐれも気をつけろよアル…アイツらにバレたらどんな目に…」


「うん…気をつける」


「それと、俺を調教するときは…優しくしてくれよ…」


緊迫した内容の話から一転、雰囲気を和ませようと、冗談混じりのお願いをするルミナルス。


「あはは!大丈夫だって!さっきのも気持ちよかったでしょ?」


「お前なぁ!ちょっとだけ怖かったんだぞ…」


実はこの時、看守になったアルフレッドが、洗脳などで変わってしまうのではないかという一抹の不安もあったルミナルス。


だが、今はあえてそのことは口にせず、ルミナルスは冗談で流すことに。


こうして、ドゴラ監獄からの秘密の脱獄計画が密かに始動し始めた。


つづく

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