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Secret Garden 会いたい時は… (腐系微エロ)
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会いたい時は… (腐系微エロ)

「…どうせメイルちゃん達にも誘われてたからさぁ…気にすんなよ…また今度な、お休みv」
熱斗は通信電話を切ると、乱暴にPETをベットの上にほ降り投げ、机にうつ伏せになりピクリとも動かなくなった。
「もぉ!熱斗くん!僕が居るんだから乱暴に扱わないでよ!…ここ何か月かの間に炎山に…」
「うるさい…」
ロックマンが喋り終わる前に、熱斗はPETの上に大きなクッションを投げつけ、会話を強制終了させた後、再び机にうつ伏せになる。
「…炎山のバ~カァ…」


今年に入ってから熱斗は一度も炎山と会って居なかった、最後に会ったのは年末の科学省の定期検診だろう。炎山がIPC本社に緊急に呼び出され、慌ただしく更衣室から出て行く別れ際に「落ち着いたら連絡する」と言っていたのが熱斗の脳裏に強く残っている。
しかし、結局クリスマスをすっ飛ばし、やっと元旦に連絡してきたと思ったら、新年の挨拶のビデオレターだったのだ。

「…それっきりだったね~熱斗くん」
熱斗の回想にPETの音量を上げてズケズケと割り込んできたロックマン。
「しかも、熱斗くんは耐えられなくなって炎山に電話してさぁ、やっと約束まで扱ぎつけたのに前日にドタキャン…しかも5回目だっけ?」

さきほどの行為が癪に触ったのか、まるでDロックマンのような意地悪い言い方で熱斗の傷口を抉るロックマン。

「お前なぁ……それ以上喋ったらデ……電源切るぞ!」

熱斗は咄嗟に「デリート」してやるとまで言いそうになったが、無二の親友であり家族のロックマンには流石にそこまで酷いことは言えなかった。そんな熱斗の気遣いに気がついたのか、それとも初めからそのつもりなのかは解らないが、ロックマンは熱斗に軽く謝罪すると、熱斗にある提案を持ちかけた。

「それナイスだよロックマン!やっぱ頼りになるぜ~v」

熱斗はロックマンの提案に賛成し、さっそく来週の週末に計画を実行することに決めた。




IPC本社―

週末ということもあってか、静まり返った社内は昼の慌ただしさが嘘のように静寂に包まれていた……ある一室を除いて。そこは副社長室、室内からはキーボードをひたすら叩き続ける音が漏れていた。
「炎山様…少しお休みになった方がよろしいのでは?」
デスクのカップを口に啜り、中の物を一気に飲み干しカップをデスクの上に戻すと、炎山はブルースの問いかけにやっと答える。
「ああ、そうだな………ところでブルース、例の件はどうだ?」
「ハイ、予定の3倍の……ん?…炎山様、熱斗からの通信電話です」
「こんな時間に?…繋いでくれ」
時刻は午後11時を過ぎていた…普通の小学生、しかも熱斗なら爆睡してる時間だ。
炎山の脳裏に不吉な妄想が過る。そして、その不吉は現実のものになろうとしていた。
「こ、これは…一体」
「どうしたブルース?………な、なんだコレは!」
炎山がPETを覗き込むと、スクリーンには愛しい恋人である熱斗が全裸で体を縛り上げられ、口には猿轡を咥えさせられ、さらには下半身をM字開脚状態に固定され肛門にはバイブのような物が挿入されている姿が映し出されていた。
「熱斗!聞こえるか!熱斗ぉ!!」
炎山は必至にPETに映し出されている熱斗に向って大声で叫ぶ。
しかし、帰って来たのは熱斗の声では無く、音声変換機で変換されたような声だった。
「ヤア炎山クン、担当直入デ済マナイガ、君ノ所有シテイル「シンクロチップ」ヲ、コレカラ送信スル場所ニ一人デ持ッテキテクレナイカ?指示ニ従ウナラ、君ノ大切ナ熱斗君ハ無事ニ君二帰シテアゲヨウ…」
逆探知を警戒してか、唐突に要件だけ伝えると通信は途切れた。
「炎山様!奴から秋原公園に来いとのメールが送られてきました!」
秋原公園…かつて熱斗と激しくぶつかり合い、共に泣き、友情を深めた思い出深い場所だ。
炎山はPETホルダーのシンクロチップを確認し本社から出ると、秋原公園に向って全速力で走りだした。
「熱斗、今助けに行くからな!」



街は暗闇に包まれ、人気はほとんど無く街灯と一部のビルの明かりだけが点々と輝きを放つ。炎山はブルースの指示を仰ぎ迷路のような街中を秋原公園目指して駆け抜けていく。

やがて見慣れた場所に出ると、ついに目的地の秋原公園に到着した。
「はぁ、はぁ…熱斗」
熱斗の名前を漏らしながら辺りを見回す炎山、だが、公園内には人の気配は無くシーンと静まり返っている。炎山は拍子ぬけし、その場にしゃがみ込みPETを確認するも新たなメールは届いていなかった。
「くっ…」
呆然とする炎山であったが、近くのドーム状の遊具の穴から小さな音が漏れているのに気がついた。急いで遊具に向い、穴の中を覗くと、なんとそこには探し求めていた熱斗の無事な姿が……



熱斗は確かに無事だった、だが熱斗は首にマフラーを巻き、手には手袋、さらにはコートまで羽織り体育座りの状態で、テンドンDSでゲームをしていた。その状態をしばらく黙って見つめる炎山、その視線にようやく熱斗は気が付くと、炎山の方を向きニッコリとほほ笑む。

「遅いよ炎山……えっ?てか歩いてここまで来たの!?」

熱斗をするどく睨みつけながら首を縦に振る炎山。
「熱斗ぉ…どうゆうことか納得いくまで説明してもらおうか…」
「えっ?だって炎山がわ…」
「だってじゃない!心配したんだぞ!それにそんな格好して何時からここに居たんだ!?」
熱斗は自分のした行為を一瞬で後悔し、申し訳なさそうに口を開いた。
「夕食の後から…ママには炎山家にネットセイバーの極秘会議で泊まるって言ってきた…」
「つまり全部自作自演なんだな?」
「ゴメン…」
「俺が来なかったらどうするつもりだったんだ?」
「…炎山来たじゃん…///」
「……///」
炎山はそれ以上熱斗を責めるのを止め、ブルースを公園の端末から本社に送り、リムジンを手配いさせ秋原公園まで迎えに来させた。その間二人は、公園のベンチにピッタリと寄せ合いながら座る。しばしの沈黙…先に破ったのは炎山だった。炎山は俯いている熱斗の顔を覗き込むとやさしく話しかける。
「今日は俺の家に泊まってくんだろ?」
「…えっ?でも仕事は…」
顔を炎山の方に向ける熱斗。
「今さら遠慮されてもな……俺だって寝る時は寝るさ…人間だからな」
「ありがとう…炎山v」
「…いや、礼はいらない…いくら仕事が忙しいからって多少は構ってやれたんだ…だが、ついつい後回しにしてしまって…」
「でもさ、それは炎山がちょっとより、んぅ~と長い間俺と居るためでしょ?」
珍しく熱斗自身が炎山をフォローするが、逆に炎山の熱斗に対する申し訳なさが更に増した。
「熱斗……すまない…」
「なんで炎山が謝んだよ?いつも迷惑かけてるのは俺の方だしさぁ」
熱斗がそう言った次の瞬間、炎山は熱斗の淡いピンク色のほっぺに軽く接吻をする。
「熱斗愛してるよ…」
「…んぁ…俺も炎山を愛してるぜ///」
熱斗も炎山の白く透き通ったほほにお返しに軽く接吻をする。

深夜の誰も居ない公園、同性のカップルがベンチでいちゃついている。しかも小学生、はたから見れば超異質な光景だ。だが、二人はお構いなしにお互いの愛を確かめ合った。

「んっ!?」
この時、炎山はタダならぬ殺気を感じた。だが、殺気の方向を見るとその正体はすぐに判明した。
「ロックマン…熱斗にくだらない入れ知恵をしたのはお前か?」
「チッ」
炎山が唐突に指摘すると、熱斗のPETからロックマンの舌打ちが聞こえた。
「さすが炎山…なんでもお見通しかぁ…凄いや」
計画は成功したのに、なぜかロックマンはD化している。熱斗と炎山のラブラブな雰囲気にイラついたのだろうか。滅茶苦茶不機嫌な態度だ。
「まぁ、僕は…さっき撮った熱斗くんのHな動画で我慢するけどね」
「ちょ、おまっ!アレ撮影してたのかぁ!?」
慌てて熱斗はPETを取り出し、ロックマンを問い詰める。
「うんv熱斗くんがアレをアソ…」
「あぁああー!」
熱斗は咄嗟にPETの電源を切りバックにしまい込む。だが、すぐ隣にいる恋人に会話は筒抜けだった。後日、熱斗の動画を巡り、炎山とロックマンが死闘を繰り広げるのはまた別の話…

やがてブルースの操作する背景に不釣り合いな高級リムジンが秋原公園に到着した。ふと、炎山が時計を見ると時間は既に午前12時を過ぎている。熱斗をリムジンに乗せ、炎山はブルースに自宅に向かうよう指示を出すと、車は炎山の家に向けて走り出した。

次回、変態編に突入w(多分…


え~っと毎度ですが、駄文でスマソ
内容ですが…ロックマンが激しく腹黒になってしまいました!
脳内だと、ロックマンも熱斗スキーなもんですから。
好きな人が他の人とイチャついてたら少しムッとしちゃうのと同じ感じで。

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Spec:2次ショタ大好きショタコン学生→オッサンに進化!

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