友という名の人質
ウーッ!ウーッ!ウーッ!
「ん!?…な、何だ?」
突如、真夜中のドゴラ監獄に大きな警報音が鳴り響いた。その騒音にアルフレッド達囚人も一斉に目を覚ます。
「脱獄だぁ!!SSS区画の囚人が集団脱獄だ!!」
「慌てないで!すべてのゲートを封鎖するのよ!そう簡単に脱獄なんてさせないんだから」
ギースを含む大勢の看守が慌ただしく監獄の中を行き交う。アルフレッドも始めの内は何事かと牢の外をキョロキョロ覗き見していた。やがて騒ぎが落ち着くと、歓迎会での責めで酷く疲れていたアルフレッドは薄いボロ毛布を頭からすっぽり被り寝てしまった。
…翌日
SSS区画の朝は一般人よりも遅い午後9時。朝食には栄養価の高い物が出され、味も特に悪くは無い。そもそも、SSS区画の内装は人権を無視した造りになっているが、空調設備や衛生面では病院以上の水準になっている。これは少年囚人の体調を重視したことによる配慮だろう。しかし、常に人権を踏みにじられ、性的虐待を毎日のように行われる状況下で、精神面において環境に順応できない囚人がまれに逃亡することがある。昨夜の騒動がまさにソレだ。
「貴様ら…模範囚のクセに、なぜ脱獄など愚かな行為に及んだ!」
「うぅ…ううう…」
昨日、脱獄に失敗した数人の少年達が修正館と呼ばれる場所で、全裸姿で鉄製の十字架に磔にされ、鞭打ちを受けている。そして、その場には見せしめのために全裸で後ろ手に拘束されたアルフレッド達も連れてこられていた。
「アイツら最低だ…僕達を玩具にして楽しんでいるんだ…」
少年達の悲惨な鞭打ちを見させられているアルフレッドは、小さな声で局長や看守を罵倒する。しかし、どうも少年達がどうやってこの監獄から脱獄したのか、アルフレッドはさっきから気になってしょうがなかった。
「…あのさルミナ…模範囚って何?なんで逃げられたの?」
アルフレッドは監獄で最初にできた友達である(向いの牢の少年)ルミナルス・ローランドに模範囚についてそっと尋ねる。
「あれ?アルは聞いてないの?…あーそっか、昨日からだもんね。模範囚ってのは…」
模範囚-
(ある一定の服役期間を過ぎると、優秀(従順)な囚人は模範囚となる。模範囚は特別にSSS区画を自由に移動することができ、卑猥な作りだが特別に洋服も着ることがゆるされているのだ。)
「へ~、洋服も着られるんだ…いつ頃からなれるのルミナ?」
模範囚のことを聞いたアルフレッドは表情がいつもより少し明るくなっていた。
「あのなぁ…模範囚ってのはなったらなったでキツイぞ。自分から看守や局長にご奉仕したりしなきゃいけないんだぜ。それに、洋服だって普通の洋服じゃ無いしさぁ」
「アイツらに自ら?……そ、そうなんだ…」
ルミナルスの言葉に軽く落胆するアルフレッド。
「おい、そこの二人!何をコソコソ話している!?」
「!!」
二人がよそ見し、そっと会話をしている様子を見逃していなかった別の看守は、二人を物凄い勢いで怒鳴りつけた。
「す、すみませんでした!」 「ご、ごめんなさい…」
二人は声を揃えて看守に謝罪するが、看守は二人の謝罪を受け付けなかった。そして、二人の目の前まで来ると、急にベルトを外しズボンとパンツを下ろす。
「さぁ、二人で俺の物をしゃぶれ。ペナルティだ」
なんと看守は、二人に罰としてフェラチオを強要してきた。よそ見の代償としてはあまりにも不釣り合いなお仕置きだ。この理不尽な要求にアルフレッドは抵抗したが、ルミナルスは嫌々ながら看守の前に膝まづき、看守のグロテスクな性器をしゃぶり始める。
「うぅん…うんちゅ…ちゅ…うぅん…ちゅぅん…うぅんちゅ…」
「おい、お前も早くしゃぶれよ…お友達もうまそうにしゃぶってるぞ」
「絶対ヤダ!……やだよぉ…」
アルフレッドは看守の要求を頑なに拒否し、その場にしゃがみ込んだ。その対応に激怒した看守はルミナルスにフェラチオを中断させ、アルフレッドに襲い掛かろうとした。
「てめぇ…犯罪者の分際で…犯してやる…犯してやるからケツをだせぇ!!」
「お、お待ちください!!」
今まさにアルフレッドに掴みかかろうとした看守を、ルミナルスが大声で静止する。
「あぁん?」
「ど、どうか…そんな新入りより……私を犯してください!貴方様の物を私に咥えさせてください!」
ルミナルスは震えた声で看守に自ら犯してくださいと頼み、看守の目の前に自分の薄いピンク色の肛門をプルプルと震えさせながら突き出した。
「ルミナ…」
「ほぉ、中々そそられるねぇ…この淫乱囚人がぁ。いいだろ…望みどおりお前を犯してやるよ」
看守の性器は既にさっきのフェラチオで勃起し、ルミナルスの唾液でコーティングされていて、挿入の準備は整っていた。そして、看守は勃起した性器をグイっとルミナルスの肛門に突き刺し、ズンズンと乱暴に荒々しくピストン運動を始める。
「うがぁあ…うぁああああ…うぐああああぁああ…うぁあああ」
慣らしもせずに急に挿入したためか、出し入れされるたびにルミナルスは激痛に襲われ、口から獣のような鳴き声を上げた。
「やっぱいいなぁ、少年の引き締まったケツは…最高だぜぇ…はぁ、はぁ」
「うぁああ…ぁああ…ぐぅあぁ…」
段々と興奮してきた看守の性器から、ヌルヌルとガマン汁が吐き出し始めた。それにより、若干だがルミナルスの激痛が和らぎ、表情に余裕が生まれる。
「うぁあん…ぁあああん…ぁあああああん…んぁあ」
その後も、ルミナルスはつぶらな瞳から涙をダラダラと流し、苦痛と屈辱に耐えながら看守に犯され続けた。
「あぁあん…ぁああん…うぁああん…ぁあああん…」
「いいぞぉ…うぅ…そろそろ限界だぁ…その淫乱なケツで飲み干せぇ…」
「うぁああ…ぁああああん」
絶頂に達した看守の体がビクビクと小刻みに揺れ、ルミナルスの中に濃厚な精液を大量にぶち込む。そして乱暴に挿入した性器を引き抜くと、ぐったりとその場に倒れ込んだルミナルスの頭を掴み、看守は性器に残った精液をルミナルスに全て舐め掃除させた。やがてすべての行為が終わると、看守はルミナルスの頭を放し、無言でそそくさと着替え始め、何事も無かったかの様にルミナルスを放置して立ち位置に戻って行った。
「ル、ルミナぁ!」
それまで硬直していたアルフレッドが、ルミナルスの名を泣き叫びながら近寄る。
「ルミナ…叱られたのも僕のせいなのに…なんで庇ったりなんか…ゴメン…本当にゴメン」
アルフレッドは大粒の涙をポロポロと流しながら、自分の身代りに看守に犯され、地面に横たわるルミナルスの前に膝まづき、顔を俯けながらひたすら謝罪し続けた。その涙声に反応したルミナルスは、後ろ手に拘束されながらもピクピクと自力でゆっくりと起き上がり、アルフレッドにやさしく声を掛けた。
「アル、顔を上げてよ…僕のがここでは先輩なんだからさぁ、気にしないで…罰は僕が……」
「ぅ……ありがとうルミナ……ゴメン…」
「アーッ、アーッ…マイクテスト…うぅん」
次の瞬間、二人の会話を割くようにマイクの高音が修正館を包み込んだ。どうやら脱獄囚の鞭打ちの刑が終了した様だ。
「判決…フォード・クロースラー以下5名に追加懲役10年を処す。また、模範囚の地位も剥奪し、10日間の調教・拘束生活を実行する……」
刑の宣告が終わると、磔にされていた5人は十字架から降ろされ、後ろ手に拘束。さらに複数の鎖をそれぞれの首輪の前後に連結させられ、一列に繋がれながら別の施設に連行されて行った。その後、アルフレッド達も看守に連れられ、再び自分達の牢に戻される。
…牢に戻る帰り道、突如ギースがアルフレッドの前に現れた。そして、アルフレッドの耳元でボソっとこう囁く。
「今日はゴードンに虐められて大変だったわねぇ。まぁ、かわいそうなのはルミナルスの方だけど…今後も貴方が命令に抵抗したら、その分全部ルミナルスに押し付けちゃおうかしら?…ルミナルスにこれ以上の負担を掛け無いためには…どうすればいいか解るわよね?」
ギースの言葉に、肩をビクっと震わせるアルフレッド。
「うっ…それは…」
それから牢に戻った後も、アルフレッドの心にはギースの言葉が強く突き刺さっていた。
「僕が逆らったら…またルミナに迷惑が………」
「アル?さっきギースに何て言われたんだ?」
「え?」
ギースと接触してからのアルフレッドの微妙な変化に気づいていたルミナルスは、アルフレッドに先程の会話の内容を聞いた。だが、アルフレッドはルミナルスの質問には答えず、笑って適当に誤魔化す。
「あぁ、気にしないで…チンコのサイズとか…とにかくエロい話をされただけだからv」
「そっか…………アイツ最低だなw」
薄暗い牢獄の一角が、僅かな自由時間を与えられた少年達の笑い声に包まれた。
…この牢獄で精神を安定させる方法の一つとして、共に逆境に立ち向かう「友人」の存在が必要だ。だが、ここでは時に「友人」の存在は「人質」に変化する。囚人の中には、友を守りたい・助けたいという無垢な思いから、自ら身体を差し出す少年も少なくないという。
アルフレッド・ラ・ボーチェの残り懲役期間 残り19年-363日-17時間42分
長編になるよう頑張ろう…ネタがある限り!
「ん!?…な、何だ?」
突如、真夜中のドゴラ監獄に大きな警報音が鳴り響いた。その騒音にアルフレッド達囚人も一斉に目を覚ます。
「脱獄だぁ!!SSS区画の囚人が集団脱獄だ!!」
「慌てないで!すべてのゲートを封鎖するのよ!そう簡単に脱獄なんてさせないんだから」
ギースを含む大勢の看守が慌ただしく監獄の中を行き交う。アルフレッドも始めの内は何事かと牢の外をキョロキョロ覗き見していた。やがて騒ぎが落ち着くと、歓迎会での責めで酷く疲れていたアルフレッドは薄いボロ毛布を頭からすっぽり被り寝てしまった。
…翌日
SSS区画の朝は一般人よりも遅い午後9時。朝食には栄養価の高い物が出され、味も特に悪くは無い。そもそも、SSS区画の内装は人権を無視した造りになっているが、空調設備や衛生面では病院以上の水準になっている。これは少年囚人の体調を重視したことによる配慮だろう。しかし、常に人権を踏みにじられ、性的虐待を毎日のように行われる状況下で、精神面において環境に順応できない囚人がまれに逃亡することがある。昨夜の騒動がまさにソレだ。
「貴様ら…模範囚のクセに、なぜ脱獄など愚かな行為に及んだ!」
「うぅ…ううう…」
昨日、脱獄に失敗した数人の少年達が修正館と呼ばれる場所で、全裸姿で鉄製の十字架に磔にされ、鞭打ちを受けている。そして、その場には見せしめのために全裸で後ろ手に拘束されたアルフレッド達も連れてこられていた。
「アイツら最低だ…僕達を玩具にして楽しんでいるんだ…」
少年達の悲惨な鞭打ちを見させられているアルフレッドは、小さな声で局長や看守を罵倒する。しかし、どうも少年達がどうやってこの監獄から脱獄したのか、アルフレッドはさっきから気になってしょうがなかった。
「…あのさルミナ…模範囚って何?なんで逃げられたの?」
アルフレッドは監獄で最初にできた友達である(向いの牢の少年)ルミナルス・ローランドに模範囚についてそっと尋ねる。
「あれ?アルは聞いてないの?…あーそっか、昨日からだもんね。模範囚ってのは…」
模範囚-
(ある一定の服役期間を過ぎると、優秀(従順)な囚人は模範囚となる。模範囚は特別にSSS区画を自由に移動することができ、卑猥な作りだが特別に洋服も着ることがゆるされているのだ。)
「へ~、洋服も着られるんだ…いつ頃からなれるのルミナ?」
模範囚のことを聞いたアルフレッドは表情がいつもより少し明るくなっていた。
「あのなぁ…模範囚ってのはなったらなったでキツイぞ。自分から看守や局長にご奉仕したりしなきゃいけないんだぜ。それに、洋服だって普通の洋服じゃ無いしさぁ」
「アイツらに自ら?……そ、そうなんだ…」
ルミナルスの言葉に軽く落胆するアルフレッド。
「おい、そこの二人!何をコソコソ話している!?」
「!!」
二人がよそ見し、そっと会話をしている様子を見逃していなかった別の看守は、二人を物凄い勢いで怒鳴りつけた。
「す、すみませんでした!」 「ご、ごめんなさい…」
二人は声を揃えて看守に謝罪するが、看守は二人の謝罪を受け付けなかった。そして、二人の目の前まで来ると、急にベルトを外しズボンとパンツを下ろす。
「さぁ、二人で俺の物をしゃぶれ。ペナルティだ」
なんと看守は、二人に罰としてフェラチオを強要してきた。よそ見の代償としてはあまりにも不釣り合いなお仕置きだ。この理不尽な要求にアルフレッドは抵抗したが、ルミナルスは嫌々ながら看守の前に膝まづき、看守のグロテスクな性器をしゃぶり始める。
「うぅん…うんちゅ…ちゅ…うぅん…ちゅぅん…うぅんちゅ…」
「おい、お前も早くしゃぶれよ…お友達もうまそうにしゃぶってるぞ」
「絶対ヤダ!……やだよぉ…」
アルフレッドは看守の要求を頑なに拒否し、その場にしゃがみ込んだ。その対応に激怒した看守はルミナルスにフェラチオを中断させ、アルフレッドに襲い掛かろうとした。
「てめぇ…犯罪者の分際で…犯してやる…犯してやるからケツをだせぇ!!」
「お、お待ちください!!」
今まさにアルフレッドに掴みかかろうとした看守を、ルミナルスが大声で静止する。
「あぁん?」
「ど、どうか…そんな新入りより……私を犯してください!貴方様の物を私に咥えさせてください!」
ルミナルスは震えた声で看守に自ら犯してくださいと頼み、看守の目の前に自分の薄いピンク色の肛門をプルプルと震えさせながら突き出した。
「ルミナ…」
「ほぉ、中々そそられるねぇ…この淫乱囚人がぁ。いいだろ…望みどおりお前を犯してやるよ」
看守の性器は既にさっきのフェラチオで勃起し、ルミナルスの唾液でコーティングされていて、挿入の準備は整っていた。そして、看守は勃起した性器をグイっとルミナルスの肛門に突き刺し、ズンズンと乱暴に荒々しくピストン運動を始める。
「うがぁあ…うぁああああ…うぐああああぁああ…うぁあああ」
慣らしもせずに急に挿入したためか、出し入れされるたびにルミナルスは激痛に襲われ、口から獣のような鳴き声を上げた。
「やっぱいいなぁ、少年の引き締まったケツは…最高だぜぇ…はぁ、はぁ」
「うぁああ…ぁああ…ぐぅあぁ…」
段々と興奮してきた看守の性器から、ヌルヌルとガマン汁が吐き出し始めた。それにより、若干だがルミナルスの激痛が和らぎ、表情に余裕が生まれる。
「うぁあん…ぁあああん…ぁあああああん…んぁあ」
その後も、ルミナルスはつぶらな瞳から涙をダラダラと流し、苦痛と屈辱に耐えながら看守に犯され続けた。
「あぁあん…ぁああん…うぁああん…ぁあああん…」
「いいぞぉ…うぅ…そろそろ限界だぁ…その淫乱なケツで飲み干せぇ…」
「うぁああ…ぁああああん」
絶頂に達した看守の体がビクビクと小刻みに揺れ、ルミナルスの中に濃厚な精液を大量にぶち込む。そして乱暴に挿入した性器を引き抜くと、ぐったりとその場に倒れ込んだルミナルスの頭を掴み、看守は性器に残った精液をルミナルスに全て舐め掃除させた。やがてすべての行為が終わると、看守はルミナルスの頭を放し、無言でそそくさと着替え始め、何事も無かったかの様にルミナルスを放置して立ち位置に戻って行った。
「ル、ルミナぁ!」
それまで硬直していたアルフレッドが、ルミナルスの名を泣き叫びながら近寄る。
「ルミナ…叱られたのも僕のせいなのに…なんで庇ったりなんか…ゴメン…本当にゴメン」
アルフレッドは大粒の涙をポロポロと流しながら、自分の身代りに看守に犯され、地面に横たわるルミナルスの前に膝まづき、顔を俯けながらひたすら謝罪し続けた。その涙声に反応したルミナルスは、後ろ手に拘束されながらもピクピクと自力でゆっくりと起き上がり、アルフレッドにやさしく声を掛けた。
「アル、顔を上げてよ…僕のがここでは先輩なんだからさぁ、気にしないで…罰は僕が……」
「ぅ……ありがとうルミナ……ゴメン…」
「アーッ、アーッ…マイクテスト…うぅん」
次の瞬間、二人の会話を割くようにマイクの高音が修正館を包み込んだ。どうやら脱獄囚の鞭打ちの刑が終了した様だ。
「判決…フォード・クロースラー以下5名に追加懲役10年を処す。また、模範囚の地位も剥奪し、10日間の調教・拘束生活を実行する……」
刑の宣告が終わると、磔にされていた5人は十字架から降ろされ、後ろ手に拘束。さらに複数の鎖をそれぞれの首輪の前後に連結させられ、一列に繋がれながら別の施設に連行されて行った。その後、アルフレッド達も看守に連れられ、再び自分達の牢に戻される。
…牢に戻る帰り道、突如ギースがアルフレッドの前に現れた。そして、アルフレッドの耳元でボソっとこう囁く。
「今日はゴードンに虐められて大変だったわねぇ。まぁ、かわいそうなのはルミナルスの方だけど…今後も貴方が命令に抵抗したら、その分全部ルミナルスに押し付けちゃおうかしら?…ルミナルスにこれ以上の負担を掛け無いためには…どうすればいいか解るわよね?」
ギースの言葉に、肩をビクっと震わせるアルフレッド。
「うっ…それは…」
それから牢に戻った後も、アルフレッドの心にはギースの言葉が強く突き刺さっていた。
「僕が逆らったら…またルミナに迷惑が………」
「アル?さっきギースに何て言われたんだ?」
「え?」
ギースと接触してからのアルフレッドの微妙な変化に気づいていたルミナルスは、アルフレッドに先程の会話の内容を聞いた。だが、アルフレッドはルミナルスの質問には答えず、笑って適当に誤魔化す。
「あぁ、気にしないで…チンコのサイズとか…とにかくエロい話をされただけだからv」
「そっか…………アイツ最低だなw」
薄暗い牢獄の一角が、僅かな自由時間を与えられた少年達の笑い声に包まれた。
…この牢獄で精神を安定させる方法の一つとして、共に逆境に立ち向かう「友人」の存在が必要だ。だが、ここでは時に「友人」の存在は「人質」に変化する。囚人の中には、友を守りたい・助けたいという無垢な思いから、自ら身体を差し出す少年も少なくないという。
アルフレッド・ラ・ボーチェの残り懲役期間 残り19年-363日-17時間42分
長編になるよう頑張ろう…ネタがある限り!