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Secret Garden 少年剣士の受難 3 「恥辱塗れの行進」
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少年剣士の受難 3 「恥辱塗れの行進」

一寸先に陽炎が見えるほどの炎天下の中、見晴らしの良い平原をゾロゾロと突き進む軍列。その中には引率の馬に乗ったニトロによって、首輪に付けられた鎖を引っ張られながらとぼとぼ一糸纏わぬ全裸姿で歩かされているリデルの姿があった。

「犬ごときが護送車に乗せて貰えると思うなよ。…ふん、それにしても情けない格好だな。ガキみたいなチンコをピクピクヒク付かせやがって」

「くっ…」

犬として扱われることになった俺は、後手に縛られたまま首に皮の首輪を嵌められ、ニトロにいいように弄ばれている。只の男好きな変態だと思っていたが、どうやら奴は他人を辱めたり・痛めつけたりするのも好きな様子だ。本当に俺達はとんでもない奴の捕虜になってしまった…

フラフラと今にも倒れそうな覚束無い足取りで、必死にニトロを乗せた馬の速度に食らい付くリデル。また、その華奢な肉体はジリジリと輝く日光に照らされ、身体の水分が全て蒸発してしまったのでは無いかと思うくらいに汗が全身からダラダラと吹き出し続ける。

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「隊長…」

「兄ちゃん…」

そのリデルの悲惨な様子を、護送車の鉄格子の中から部下の幼児達も心配そうに眺めていた。

リデル達の陸路を進んでの護送はニトロの独断によって決定されており、マシュートスからウィアまでは長い道のりである。そもそも、大抵のウィア人は転移魔法を使って移動を行うのが主流だ。無論それは別の国に行く時とて例外では無い。ニトロが便利な移動手段をあえて使用しない理由は、単純にリデルを心身共に責め立てたいという性感のドS根性からであろう。





「うぅ…足ががぁ」

バタッ

突然消え入りそうな声でそう言うと、次の瞬間には地面に倒れこんでしまったリデル。どうやら「また」限界が訪れた様だ。

「…効果が切れたか」

ニトロは馬と軍列を止め、またかと言う様な口ぶりでそう言うと。腰に差してあった杖を抜き、地面に倒れ込んだリデルに向って杖の先を翳し魔法を放つ。

「…うっ!!」

薄れていく意識の中、周囲が青白い光に包まれていくと同時に、除々に体の底から力が沸き上がってくる。どうやら再びニトロの魔法によって身体が回復させられたらしい。この行為はこれで何回目だろう…

既にこの行為は何度も行われてきたことなのだが、ニトロがこの時リデルに向って放ったのは回復系の魔法だ。しかし、その効果は体力を持続的に回復させるというものなのだが、欠点として一度に回復できる量が極めて少ない。

つまり、ニトロはこの魔法の欠点を利用してリデルの体力を少しずつ回復さえながら、逆に歩かせて体力を少しずつ奪うという鬼のような仕打ちを行っているのだ。しかも、痛みや苦しみなどの体験・記憶などはリセットされず、リデルへの精神的ダメージはどんどん回数を増すごとに蓄積していくばかりである。

(HP2でリジェネを使い、毒沼を歩くような感じ)

「いつまで…こんなこと続ける気だ…うぅ…」

ゆっくりと土埃の付いた顔を上げ、物凄い形相でニトロを睨めつけながらそう言うリデル。
それに対し、ニトロは笑みを浮かべながらリデルにこう言い返す。

「少なくともウィアに着くまでは続けようと考えているが…お前が私の言う事を素直に聞けば止めてやってもいいぞ?辛くて苦しく…恥ずかしくてたまらないのだろう?」

「何をさせる気だ…」

「私を満足させろ。その唯一自由なお前のキュートな口を使ってなぁ」

そう言いながら、ニトロはチラリと自身の下腹部に目線を送る。

奴はチラチラ視線を自分の下腹部に向けているが、一体何を俺にさせるつもりだ?まぁ、監獄で俺にあんなことをした変態野郎の要求なんだから、恐らくとんでもないことを考えているんだろうと思うけど…

「…どういう意味だ?」

「鈍い奴だな…私の性器をその口でご奉仕しろと言っているんだ。監獄では下の口で楽しませてもらったから、今度は上の口で楽しませてもらおうと思ってね…しかも今度は自主的に。強制はしないぞ?別に私はお前がジワジワと苦しんでいく姿だけでも十分に満足できるからな」

「じょ、冗談じゃない!!死んでもそんなマネできるか!この変態野郎!」

要求の真意を知ったリデルは、倒れこんでいた体制からグイっと強引に地面に顔面を押しつけ、よろめきながらもその場に立ち上がると、頬を若干赤く染めながら声を荒げニトロの要求を跳ねのける。

「ほぉ、もはや自らの意思では死ねことも出来ないクセに」

「黙れ………さぁ、本国に急ぐんだろう?さっさと軍列を進めろよ…」

移送中の拷問に加え、こんな恥ずかしい格好で歩かされるのはもうウンザリだ。だけど、アイツのチンコをしゃぶるなんて…俺には…俺には出来ない!マシュートスの騎士としての誇りもあるし、部下達だって見ている。歩こう…

リデルは意を決すると、強気な態度でニトロにそう告げ、ジャラジャラと首輪の鎖を鳴らしながらフラフラとニトロの乗る馬の前に出る。

(ふふ、そうでなくては面白くない。お前は散々抗い、辱められたあげくに私の足元に力なく跪くのだからなぁ…)

フェラチオの要求を即答で拒まれたニトロだが、その表情は怒るどころか逆にニヤニヤと不気味な笑みを浮かべていた。

「強情な奴だ。…さぁ、先を急ぐぞ!」

ニトロの号令を皮切りに、再び軍列はウィア国に向って動き出す。








それから数時間後…

日中、リデルを散々蒸し責めにしていた太陽は完全に地平線の中に消え失せ、辺りはすっかり暗闇に包まれていた。その一寸先も見えぬ闇の中を、ウィアの兵士達は杖の先端を輝かせ、それを松明代わりに進む。

(そんな、こいつら休まないのかよ…)

牢獄を出て既に数十時間。その間リデルは一度も休むことなく歩かされ、肉体的にはともかくとして精神的に相当参っていた。また、日が暮れればニトロ達も休むだろうという思惑もハズレ…と、次の瞬間。軍列の先頭をリデルと共に進んでいたニトロが突然馬を止める。

「今日はここで野営するぞ。準備を始めろ!…んっ?うれしいのかリデル?」

「べ、別にうれしくなんて無い!」

やっと休めると思い、つい顔の緊張が緩んでしまった。おかげでニトロに見せたくもない顔を見せてしまった様だ。…機会があればだが、いつか何百倍にしてこの屈辱を返してやりたい。もちろん部下の分も含めて。

「その生意気な口はいつまで聞けるのかねぇ?…ふふ、本国に戻ってからの本格的な調教が楽しみだ」

「くっ…」

ニトロをそう言いながらリデルの頭を優しく数回撫でると、いきなり首輪の鎖をグイっと引っ張って、リデルを強引に何処かに向って連れて行く。

「俺を何処に…おいっ!」

「流石に寝ている間は魔法使いも無防備なんでね。お前には頑丈な鉄格子の中で夜を過ごしてもらうのさ。さぁ、大人しくついて来い!」

(奴等も夜間は無防備なのか…魔法も万能じゃない?)

俺はニトロの言葉で、魔法使いも無敵では無いということを知った。確かに現状ではどうしようもないが、かならず突破口はある!だって、奴等だって所詮は同じ人間なんだってことを知ることが出来たんだから…



これまで散々ウィアの強大な魔法力に屈してきたリデルだったが、その力を何時でも自由に発揮できる訳では無いということを知り、光を失い掛けていた瞳に輝きを取り戻す。

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