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Secret Garden 消えない傷 File1
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消えない傷 File1

「クソが…こんな雑用は馬鹿がやればいいのに」
まだ活気の無い静かな廊下をぶつぶつ独り言を言いながら、一人の男子生徒が別館に続く渡り廊下を歩いていた。
彼の名前は 天音 雪 私立章多高校の1年生。
登校直後、クラス長の雪は担任に用事を頼まれ別館にある体育倉庫に向かっていた。
「ゼッケン35枚だったよな…えーっと体育倉庫は…」
慣れない別館で道に迷った雪は、偶然目の前を通り過ぎた小柄な生徒に道を尋ねる。
「ちょっとキミ、体育倉庫って……!」
声を掛けられた生徒はゆっくり振り返る。
振り返った生徒の顔を見て雪は驚愕した。そこには小学生時代に雪を虐めていた
天野 翔 が居たのだ。しかも、ほぼ小学生当時のままの姿で。
「ん?何か用?……んっ?お前…」
咄嗟に逃げようとした雪だったが、翔に腕を掴まれてしまった。
翔は雪に気がついていたのだ。
「お前 天音雪 だろ?あのお漏らし雪だろ?懐かしいなぁー まさか、雪と同じ高校だったなんて驚きだぜ」
「……」
俯いたままの雪に翔は少し困惑しいていた。
さすがに言い過ぎたと思った翔は雪の顔を覗き込み宥める。
「あっ……わりぃな…その、昔のことは水に流してくれよ…なっ?」
「……」
雪は返答もせずにぐっと腕に力を入れると翔の腕を振りほどき一目散に本館に向かって走っていった。
「なんで…なんでアイツが!アイツが!」
そう心の中で叫びながら雪は自分の教室まで全速力で駆け抜けた。
天野翔は過去に雪を登校拒否にまで追い詰めた人物で、雪にとっては当時のことが
酷いトラウマになっていたのだ。
「おい、天音?どうした?」
教室に入った瞬間に投げかけられた担任の問いかけに、雪は我を取り戻した。
「あっ…いや…その……すいません、昼や…いや…放課後でいいですか?」
「明日のクラス朝連でみんなに配るんだから今日中には取ってきてくれよ」
「は、ハイっ!」
結局、急に必要な物でもなかったので雪はその日の放課後にゼッケンを取りに行くことにした。もちろん天野翔と確実に遭遇しないためである。
「どうせアイツは学校が終わったら直ぐに下校してゲーセンにでも行くだろ…」
ある程度翔の思考を知っている雪はそう考え、安全な放課後を選択したのだ。
だが、現在の天野翔は雪の知る昔の「翔」では無くなっていた。
この選択が後に雪…否、翔に悲劇を齎すことになるとは雪自信も想像していなかった。




「ここが体育倉庫か…」
時計は午後4時を指していた。この時間に学校に残っている生徒は熱心な勉強家か部活動の生徒ぐらいだろう。実際、雪が別館に入ってから出くわした生徒は誰も居ない。
雪は倉庫の鉄扉を開け中に入った。狭い倉庫の中は体操器具で入り乱れ、独特のツンとした臭いが漂っていて少し息苦しさも感じる。
「うげ、さっさと見つけて帰ろっと…」
「雪?」
誰も居ないと思っていた倉庫の中から、何者かが雪の名前を呼んだ。雪にはその声の正体が誰だかハッキリ判っていた。そう、今朝人生で二度と会うこと無いとおもっていたのに再会してしまった天野翔の声と。
「な、なんでアイツがココに…」
「やっぱり雪だ」
倉庫の奥から体操服姿の翔が雪に向かって近づいてくる。
「自主トレに使える物がないか漁ってたんだ、ダンベルとかさ……
じゃなくて、その…今朝はいきなり失礼なこと言ってゴメン!」
「え?」
唐突に翔は雪に向かって謝罪してきた。昔の翔とのギャップに驚く雪であったが、やはり
翔の存在は恐怖と憎悪の対象として強く印象に残っていたため雪は警戒し後ずさりした。
その様子を見た翔は申し訳なさそうに俯いた。
「そんな顔で見ないでくれよ、でもしょうがないか…雪には随分酷いことしちゃったしな」
「……」
少しの間2人に沈黙が続いたが、それを先に破ったのは雪の方だった。
「随分酷いこと?ふざけるなっ!」
雪の中で眠っていた翔への憎悪が蘇り。次の瞬間には翔の首を掴みマットに押し倒していた。予期せぬ奇襲に必死に抵抗する翔だったが、体格差もあってかまったく抵抗できない。
反対に想像以上に翔を圧倒していた雪はその状況に興奮すらしていた。
「うっぐ…」
「随分情けない奴になり下がったなぁ、翔ぅ」
雪は薄ら笑いを浮かべながら片手で翔を悠々に押さえつけると、もう片方の手で近くにあった大縄を取り、翔の腕を後ろ手に縛り上げた。
「なにするんだ!解けよ!」
「うるさいぃ!」
立ち上がろうとする翔を雪は再び押し倒し、躊躇なく翔の股間を強く踏みつけた。
「うあぁあああぁぁああああぁぁぁ!!」
苦痛な悲鳴を上げる翔を楽しそうに見つめる雪。
「あぁ、こんな日が来るなんて思ってもいなかった…お前もだろ?」
「痛い…やめてくれよぉ…」
恐怖そのものであったハズの翔の情けない声に雪の興奮は最高潮を迎え、今度は翔の股間を足でやさしくグリグリと責め立てた。
「気持ちいいだろぉ?」
「やめうぁ…あぁんんっ…あんっ…だめえぇぇ!」
雪の責めに耐えられず喘ぎ声を出す翔、やがて翔の股間は除々に膨らんでいき、ついには完全に勃起状態にさせられてしまった。
「そんなに気持ちよかったのか翔?どれ、お前の汚いチンコを見てやろう」
バタバタと抵抗する翔の足を掴み、ズボンとパンツを一気に下ろしていく雪。
「やめてくれぇ、見るな!見るなぁー!」
みごとに勃起した翔の物は外気に触れピクピクと震えていた。だが、翔が本当に見られたく無いものは勃起した姿ではなく、皮を被った自分の情けない包茎物だった。
翔は股間を隠そうと必死にもがくが、翔の意志とは逆にズボンはどんどん脱げていく。
「そんなに俺に包茎チンコを見てほしのか?腰ふりダンスまでしちゃってさ」
「ちがうぅ…」
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雪の言葉責めに顔を染めて俯むき、涙を流し壁に寄り掛かる翔。
翔の体操服は息苦しい室内で責められたことにより汗でびっしょり湿っていた。
「はぁ、はぁ…ここまでは4年前と同じようなもんだな…」
興奮していた雪だったが、ある程度満足したのか、だんだんと落ち着きを取り戻していった。そして雪はズボンの中から携帯を取り出し、様々なアングルで勃起した翔の物と翔の情けない姿を何枚か写メで撮影した。一通り撮り終わると雪は、翔の胸に縫い付けてあるゼッケンを目掛けて踏みつけこう言った。
「今週の土曜に体操服でこの倉庫まで来い、こなかったら写メをばら撒くからな」
「……」
そう翔に告げると雪は翔の縄を解き、放心状態の翔を放置し目的のゼッケンを持って
体育倉庫から立ち去った。




駄文でスイマセン…ってかもうですよねw
次回は…暇な時にでも。

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