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Secret Garden 第一話 「反攻の代価」
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第一話 「反攻の代価」

全寮制の私立中高一貫男子校、帝天学園。入学さえ出来れば、人生の勝ち組とまで言われるこの私立校。無論、この学園に通う生徒は全員高貴な身分である。…一部の生徒を除いての話だが。



「翼!俺のロッカーから、歴史Dと数学Ⅲの教科書持ってこい」

「くっ……分かったよ…」


俺の名前は-荒巻 翼。この帝天学園の1年生。
今日も俺は「エリート共」に奴隷のように扱われている…なぜだって?
それは俺が「特待生」だからだ。特待生って聞こえはいいけど、学園内での扱いは奴隷並み。制服も着ることが許されず、いつも専用の体操着を着せられている。
しかも、アイツらエリートの命令には逆らえない…逆らっても屈辱的な私刑をされるだけだ。それに教師だって俺達を助けてくれないし、外出も禁止されて親にも連絡出来ない。
まさにこの学園は「監獄」だ……

翼は強張った表情を浮かべながら命令通り教科書をロッカーから取り出し、それをクラスメイトに渡した。

「御苦労さんv頭撫でてやるよw」

少年はご褒美だと言って立ち上がると、翼の頭を乱暴に撫で回す。

「やめろ…飼い犬じゃ在るまいし」

翼は少年の腕を片手で振りほどき、少年に向ってそう言った。この翼の対応はごく当たり前のことだが、この学園では特待生が反抗的な態度を取るのは御法度。少年は翼の抵抗に腹を立て、翼に向って屈辱的な言葉を言い放つ。

「はぁ?お前ら特待生はタダ飯食らってんだから犬みたいなもんだろ?調子に乗んなよ。素直に尻尾振ってご主人様のご機嫌取ってりゃいいんだよ」

半笑いでそう言いながら翼の頭をポンポン叩く少年。その様子を見ていた周囲のエリート生徒も、皆挙ってクスクスと翼を見て笑っていた。

「くっ………だから犬じゃねぇよ!!もういい加減にしろ!」

入学してから一か月、少年の屈辱的な犬発言が引き金となって、ついに翼の堪忍袋の緒が切れた。翼は少年のワイシャツの胸倉を掴むと、思いっきり拳を握り絞めて少年の顔面を勢いよく殴り付ける。

「グハッ…」

教室中に「バキッ!」という音が響き渡り、教室内の生徒が一斉に翼達の方に視線を向けた。一方、翼に不意に殴られた少年は、殴られた衝撃でふらふらと地面に倒れ込む。

「……」

俺は奴が倒れこんで行く様を眺めながら、奴を殴ってしまったことに対して物凄く後悔した。

「うっ…翼ぁあ……僕をぉ…この天上院 美鶴様をぉ…殴ったのかぁああ!!」

美鶴は物凄い形相で翼を睨み付ける。美鶴の激怒した様子にしまったと思った翼は、スグに美鶴に対しての謝罪の言葉を述べる。

「す、すまない…ゆる…うっ!痛いっ!」

その場に立ち上がった美鶴は、翼が謝罪し終わる前に翼の髪の毛を鷲掴みにし、強引に翼をその場に膝まづかせる。

「いい覚悟だよ、お前をクラス評議に掛けてやる。…おい!みんな!今日の放課後に議会を開くぞ」

美鶴はクラス評議と呼ばれる裁判の様なものを開くと宣言する。それ対してクラスの大半を占めるエリート生徒は、美鶴の提案に挙って賛成した。

「野蛮な貧民に罰を!」

「暴力はいけないよな…」

「それ相応の罰を与えなきゃなぁ…」

翼はエリート生徒から飛び交う、自分に対しての非難の言葉に恐怖する。やがて担任が教室に入ってくると、何事もなかったようにエリート生徒は慌ただしく一斉に自分の席に着く。

「ん?何かあったのか?」

教室の異様な雰囲気を感じ取った担任は、クラス委員長でもある美鶴にそう尋ねる。すると美鶴は淡々した態度で担任に話しを始めた。

「先生、その…先程ちょっと問題がありまして、放課後に評議会を開こうと思うのですが…」

「あぁ…そうか、許可するが…ほどほどにしとけよ」

「ハイ!」

大体の事情を察した担任は、議題の内容を理解したうえであっさりと美鶴に「私刑」の許可を出す。

「……」

やっぱり担任は見て見ぬふりだ…
俺は一体どんな罰を美鶴達に受けさせられるのだろう。

その後も翼は放課後に行われる評議会のことばかり考えていた。





そして、あっと言う間に時間は経過していき、いつの間にか恐怖の放課後になっていた。


「…よーし!これから被告、荒巻 翼の起こした暴力事件についての評議を始めるぞ」

美鶴は大声で評議の開始を宣言するものの、結局、放課後の教室に残っているのは翼と美鶴を含む、その下っ端3人組みの5人だけだった。

「って!残ったのはお前らだけかよ…まぁ、好きなようにしろってことか…」

ブツブツ独り言を言いながら教卓の前をウロウロする美鶴。やがて下っ端に指示を出し、翼を押さえつけさせて何処かに向って移動し始める。

「離せよ…離せってばぁ!」

必死に抵抗する翼だが、流石に三人がかりで押さえつけられると何も出来ない。翼は拘束されたまま無理やり校舎内を歩かさせられ、無人の第三体育倉庫と呼ばれる場所に連れ込まれた。

「翼?この倉庫は誰の所有物か知っているか?」

「知るかよ…」

「正解はパパの出資で作ってもらった拷問部屋さぁ…」

「拷問???」

「拷問」という聞きなれない単語に反応する翼。これから自身に行われる行為を想像したのか、迫りくる恐怖に翼の全身がピクピクと震え始める。

「美鶴さん、コイツ震えていますよww」

下っ端の一人が笑いながらそう言った。そして、この時初めて自身が震えていることに気づく翼。

震えているのか?
なんで俺がこんな目に遭わなくちゃいけないんだ…貧乏だから?
そんなの変だよ…誰か助けて……俺は必至に心の中で助けを願った。

「怖いのか翼?おもしろい奴だなぁ……さて、拷問の下準備の開始だ。おい、コイツを翼に後ろ手で装着させろ」

「!!」

美鶴は一人の下っ端に手錠を投げつける。下っ端はそれを受け取ると、さっそく他の下っ端と共に暴れる翼をさらに強く押さえつけ、強引に腕を後ろ手にして無理やり手錠を嵌めた。その瞬間、人気のない体育倉庫に「ガチャリ」と手錠が嵌められる金属音が鳴り響く。

「ここまでするか普通…早く外せよ!」

後ろ手に手錠を嵌められた翼の抵抗は一段と強くなる。だが、しっかりと下っ端達に固定された体はピクリとも動かなかった。

「よしよし、お前らそのまま押さえつけていろよ」

何やら制服のポッケをモゾモゾと漁りながら、徐々に不気味な笑みを浮かべながら翼に詰め寄る美鶴。やがてポッケからカッターナイフを取り出すと、翼にそれをチラつかせながら「カチカチ」と音を立てて刃を伸ばしていく。

「な、なんだよ…これ以上俺に近寄るな!!うわぁああ!」

美鶴は翼の目の前まで来ると、持っていたカッターナイフで翼の体操着をゆっくりと切り刻み始めた。

「やめろぉ!やめろよ!」

「動くと怪我するぞ…」

ゆっくりと刃を上下に移動させて翼の体操着を中心から真っ二つに分断すると、美鶴は翼の切り裂かれた体操着を乱暴にビリビリと引き千切り始め、翼を上半身裸の状態にする美鶴。

「さぁて、お次は下の方だ。おい、全部脱がせ」

「ま、待て!」

美鶴はカッターナイフの刃を納めて再び制服のポッケに入れると、下っ端の一人に翼の短パンと下着をズリ下げるように命令した。

「やだぁ!その手を退けろよ!やめろぉおおおおお!」

翼の必死の静止を求める叫びも虚しく、下っ端はニヤニヤしながら翼の履いている短パンの両脇に手をかけ、一気にそれを足元までズリ下ろす。

「やぁ…見るなぁ…」

「あぁ、下着も支給品だったな。今時ブリーフなんて惨めだねぇ」

「うぅ…」

顔を俯かせ、恥ずかしさで涙目になる翼。その様子を楽しそうに眺めて笑う美鶴と下っ端達。

「コイツ、中学生なのにブリーフかよww」

「おいおい、ペンで名前まで書いてあるぞww」

「お前ら!汚ねぇブリーフの見物はもういいだろ。……さて、翼。いよいよお前のアレを見せてもらうぞ」

そう言うと美鶴は俺のブリーフに手を伸ばし、ゆっくりと下ろし始めた。
これ以上は耐えなれないと思った俺は、美鶴に屈辱的な謝罪をすることにした。

「み、美鶴…くん。もう、俺をゆるしてください。今朝の事は本当に反省してる…あっ!」

美鶴は翼を完全に無視してブリーフを下ろし、短パンと一緒に翼の体から無残にも剥ぎ取る。

「お前、僕が許すとでも思っているのか?馬鹿だなぁ…ん?これは…」

一糸纏わぬ姿で性器を露わにされた翼。まだ未成熟なその幼い肉体には薄いピンク色の突起物がそそり立ち、下半身には皮を被った小さな性器がだらしなく垂れ下がっていた。

「チン毛だと?生意気な奴…こんな物!」

「痛い!」

大人への一歩である陰毛を翼の性器に見つけた美鶴は、まだ数えるほどしか生えていないそれをブチブチと抜き始める。

「やめてぇ…痛い!痛いよぉ!」

「ふぅ、これでガキのかわいいチンコに逆戻りだな。ざまぁみろ翼」

翼の陰毛を一歩足らず残さず抜き取った美鶴は、満足そうな笑みを浮かべながら立ち上がった。そして、美鶴は自分のバックの方に歩き出し、目の前でしゃがみ込むとバックを漁り出した。やがて中から黒光りする首輪と長い鎖を取り出すと、今度は翼の首に首輪を嵌めようと近寄って来る。

「こうでもしないと逃げちゃうからなぁ翼は。おい、翼の頭を上げろ」

「くっ…やめろぉ…」

下っ端の一人が翼の髪を鷲掴みにして、無理やり翼の顔を上げさせる。その間に美鶴は翼の首に首輪を嵌めこみロックし、そして首輪のリングに鎖を取り付けた。

(なんで…こんなこと)

「完成だ。……お前ら今まで御苦労だったな、もう翼を離してもいいぞ」

それまで翼を拘束していた下っ端達は、一斉に翼の体から手を離す。下っ端の拘束から解放された翼ではあったが、両腕を後ろ手に拘束され、服もすべて取りあげられていて首には鎖付きの首輪まで嵌められている。もはや逃げることは不可能な状態に陥っている。

「…これで満足か?俺をこんな格好にして。この変態野郎!」

股間を隠すような姿勢になりながら、強気で美鶴に向ってそう言う翼。

「はぁ?ショータイムはこれからだぞ翼」

美鶴はそう翼に言い返すと、翼の首に繋がれている鎖を思いっきり引っ張りながら翼を無理やり倉庫の奥に連れ込んだ。

「くっ…もう帰してくれよ!!なぁ、聞いて…痛!」

抵抗する翼の尻を乱暴に蹴っ飛ばす下っ端。その後も下っ端達は翼の後ろにピッタリと張り付き、翼が抵抗する度に暴力を振る。

「うぅ…酷過ぎる…」

やがて、翼は抵抗することを止めて従順に美鶴の後に付いて歩き始めた。

「翼、この台の上に乗れ…ホラ!」

突然、美鶴は足を止めると、翼に目の前にある長方形の台の上に乗れと命令。暴行を恐れ、その命令に渋々了解した翼は言われた通りに台の上に乗っかる。

「これでいいのか?」

「あぁ、そんなもんだろ…」

美鶴はそう言うと、今度は手に持っていた鎖を台の奥に立っている柱に結びつけ、翼と柱までの長さを調節し始めた。

「これぐらいかなぁ…計算上は問題無いはずだ…よし。……それでは荒巻 翼くん。待ちに待った拷問を開始するぞ」

拷問の開始が宣言された瞬間、美鶴は近くの端末を操作する。

「拷問って…うわっ!な、なんだ!床が!」

美鶴が端末のエンターキーを押すと、突然ノロノロと翼の乗せられた台がベルトコンベアーのように動き始める。

「とりあえず翼には、これからその調教用ルームランナーで42.195キロを時速20キロで走ってもらうぞ。もちろん走りぬいたら解放してやるよ」

「42…?待って…うわぁあああ!」

さらに美鶴は端末を操作し、ルームランナーの速度を20キロに引き上げた。

「ほら、頑張らないと死んじゃうよ、翼?」

「うっ…」

首輪の鎖を柱に固定されているため、強制的に全裸で後ろ手に拘束された状態でランニングを強要された翼。翼は必至にルームランナーの速度に食らいつき、全裸姿で恥辱塗れになりながら懸命に走る。

「くっ…はぁ…はぁ…はぁ…はぁ」

「まだまだ先は長いぞ、頑張れ翼!…ん?美鶴さん!見てくださいよ!翼の奴がチンチン振って声援に応えていますよwwww」

「あぁ、情けない姿だな。見ている此方が恥ずかしいよww」

翼の生死を掛けたランニング拷問を楽しそうに眺めて野次る美鶴達。翼は走らされながら、物凄い形相で美鶴達を横目で睨みつけた。

「美鶴さんアイツ…」

「いいよ、そのうち余裕もなくなるだろう」



それから十分が経過…翼は美鶴の予測通りに消耗し、どんなに屈辱的な言葉を投げられても反応せず、ひたすら前を向いて必死に走る。

そんな翼の全身からはジワジワと汗が噴き出し、翼の全身は自身の分泌した汗でコーティングされて汗塗れになり、体中がテカテカと妖しく輝いていた。

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「はぁ…はぁ…はぁあ…はぁ……はぁ……あぁ…」

「おい翼、まだ5キロだぞ?もう限界か?」

「美鶴さん、本当に限界みたいですよ」

下っ端の一人が美鶴にそう言うと、美鶴当人もそう感じたのか翼に向ってアル提案を持ちかける。

「翼、もし僕の「ペット」つまり専属奴隷になるなら今すぐに開放してやるぞ?」

「はぁ…はぁ………はぁ…」

翼は美鶴の言葉には耳を傾けず、ただ苦しそうな表情を浮かべながら荒い息を上げて前を向いて走り続けた。しかし、さすがに意地を貫き通すつもりだった翼も限界を向かえ、ついに足を滑らせてルームランナーの上に倒れこんでしまった。

「あぁあああ…ぐるじぃいぃいい!」

もはや立ち上がることすら出来ない翼は、柱に繋がれた鎖に引きずられるようにルームランナーの上でジタバタともがき苦しむ。

「おい、このままじゃ本当に死ぬよ?こんな惨めな姿で死にたいのか?」

「やだぁああ…じにぃだくなぁいぃ…だずげてぇえ!…苦しぃ」

あまりの苦しみに涙を流して美鶴に命乞いを始める翼。まだ、中学1年生の身である翼には酷過ぎる仕打ちだったのだ。

「助けてやってもいいけど…僕をご主人様と認めてペットになるか?」

「なりまずうぅ…ぺぇッドぉでも…奴隷ぃでも…なんでもぉしまずぅ…あぁあああ…」

切羽詰まった翼は、なりふり構わず美鶴の条件を受け入れた。
否、これは受け入れさせられたと言うべきだろうか。

「まったく、素直に最初からペットになりますって言えばいいのに」

美鶴はブツブツ言いながら端末でルームランナーの電源を落とすと、柱の鎖を下っ端の一人に解かせた。

「はぁ…はぁ…た、助かったぁ…はぁ…ひゃ!!」

拷問から解放されてその場に倒れ込んだ翼に、美鶴はバックから取り出したペットボトルの水を翼の体に少量掛け、その後ペットボトルの飲み口を翼に付きつけて、その中見を少しずつ床に垂らし始める美鶴。

「翼、喉が渇いたろう?飲んでいいよ…だってお前はもう僕のペットなんだからv」

「うぅ…」

「ほら、早く食らいつかないと全部流れちゃうよ?」

差し出された水に有り付けば、自分が美鶴のペットだと再認識させられるだけだと思っていた翼だが、目の前をチョロチョロと流れ落ちる水に最高まで高まった喉の渇きが敏感に反応してしまい、ついに翼はプライドを捨ててペットボトルの飲み口を咥え込んだ。

「うぅん…うぅん…うぅん」

翼は物凄い勢いでゴクゴクと美鶴に差し出された水を飲み込む。全裸姿で首輪を嵌められて、主人に与えられる水に一心にしゃぶりつくその姿はまさに「犬」そのものである。

「美鶴さん、翼の奴は完全に堕ちましたね。おめでとうございます」

「おめでとうございます!」

「おも…おめでとうございます!」

みっともない翼の姿を見た下っ端の三人組みは、美鶴に向ってそう言った。

「おいおい、こんな貧乏人の一人や二人…これからの時代はペットとして所持するのは当然の時代だぞwwわははははははっ!」

美鶴は満足そうな表情でそう言うと、ペットボトルにしゃぶりつく翼の頭をやさしく撫で回した。



たまには学園ものを…え?狂ってる?

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Spec:2次ショタ大好きショタコン学生→オッサンに進化!

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