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Secret Garden 第二話 「恥辱の食事」
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第二話 「恥辱の食事」


第三体育倉庫から出た後、美鶴は下っ端の3人組みを寮に返し、一人翼を鎖で先導して本館の地下室に入っていった。

「本館にこんな地下室があったなんて…」

「ここもパパが作ってくれたんだ。さぁ、もうすぐ翼がこれから過ごす犬小屋に到着するぞ」

「犬小屋って…」

薄暗い地下室を進む二人、やがて眼前に小さな鉄扉が見えてくる。美鶴は鉄扉の前までくると、制服のポッケから鍵束を取り出し扉の鍵を解除。そして、鈍い錆びた金属音を立てながら鉄扉を美鶴が開くと、中には和式便器と小さな窓が付いた牢屋が見える。

「ま、まさか…こんな場所で生活を?」

「嫌ならいいよ、あの拷問を再開するだけだから」

「……文句……ないです」

翼は顔を俯かせて美鶴にそう告げた。

「よしよし、翼はお利口さんだねvそれじゃあ、さっそく翼を犬小屋の中に入れて上げるよ」

美鶴はそう言って牢屋の扉を開けると、翼を牢屋の中に招き入れて首輪の鎖を外して翼を牢屋に閉じ込める。

「さぁ、手錠も外すから後ろを向け」

万が一のことを考え、美鶴は翼を後ろ手に拘束している手錠をあえて翼が牢屋に入った後に鉄格子越しに外す。美鶴の抜かりない行動に、翼は逃げだす最後のチャンスすら与えてもらえなかったのだ。

「…俺をこんな所に監禁してどうするんだ?」

「さぁ?まだ決めていないよ、そんなこと。とりあえず夕食の時にまた来るからさ」

「ちょ、待てよ!…待ってよぉ!」

翼の静止を無視し、美鶴は翼の牢屋のある部屋から立ち去る。その後、一人牢屋の中に取り残された翼は牢屋の隅に蹲り大声で泣き始めた。





あれからどのくらいの時間が経過しただろう…
いつの間にか牢屋には電気が付いている。
どうやら俺は泣き疲れて寝てしまったみたいだ。

「おい、起きろよ!ゴハンの時間だぞ」

「!?」

部屋の入口には、夕食らしき物が乗ったトレーを持った美鶴の姿が見える。やがて美鶴は翼の牢屋の目の前までやってきて、そこにしゃがみ込んだ。

「ほら、うまそうだろ翼?」

美鶴の手には、今日の献立のメニューであるハンバーグ、ごはん、サラダが盛ってある皿の乗ったトレーが握られている。

「うぅ………うん」

翼は先程の拷問ランニングで体力をかなり消費しており、すでに結構な空腹状態に陥っていた。翼は目の前にある夕食をゴクリと唾を飲みながら眺める。

「腹ぺこか?今食わせてやるからなぁ」

夕食を凝視する翼の様子から、翼の空腹を察した美鶴は飼い犬に餌を与えるような口調で翼にそう言うと、美鶴は空っぽの鉄製の大きな皿を床に置き、なんとその中に夕食をすべてぶち込み始め、スプーンでそれをグチャグチャにかき混ぜ始めたのだ。

「な、なにやってんだよ!!そのまま食べさせてくれよ!やめろって!」

目の前でご馳走がグチャグチャに混ぜられる様子に絶叫する翼。そんな翼に美鶴はこう答える。

「駄目、翼はペットなんだから。人間らしい食事なんてさせる訳無いだろう?…さぁ、仕上げだ」

グチャグチャに混ぜられた夕食の上に、美鶴はニヤニヤしながら仕上げと言って牛乳を掛ける。そして、完成した夕食を牢屋に空いている物の受け渡し専用の隙間から、翼の居る牢屋の中に差し入れる美鶴。

「さぁ、お食べ…」

「……」

差し出された夕食を無言で眺める翼。お腹は確かに減っているが、どうしてもそれに手をつける気にはなれなかった。

「ふぅ…食べ終わるまで待っていてやるよ」

美鶴は翼にそう言うと、部屋の隅に置かれたパイプ椅子を牢屋の前まで運び、それを簡単に組み立ててその上に座る。そして、翼が食事を始めるのを今か今かと待ちながら翼を眺め始める。

こんな犬の餌みたいなの食えるかよ…しかも美鶴の目の前で。
俺は空腹を抑えながら美鶴と夕食に背を向けた。


グ~

「!!…やぁ」

しばらくその場は沈黙に包まれていたが、翼の意図しない生理現象によってその沈黙は破られ、美鶴は翼の腹の音を聞き、クスクスと笑って喋りはじめる。

「翼…本当は腹ぺこで限界なんだろ?意地を張ってないで食えよ。冷めちゃうよ、翼の「エサ」」

「うぅ……」

美鶴にハッキリ餌だと言われてショックを受ける翼。だが、これ以上の抵抗に意味も見出せずにいた翼は、ついに鉄製の食器に手を伸ばすことにする。

「お、やっと餌を食べる気になったか」

「……」

せめてもの抵抗なのか、翼は食器を持つと再び美鶴に背を向け、美鶴に見えないようにそれを抱え込むと、スプーンを手に取り夕食をムシャムシャ食べ始めた。

「うぅん…うぅん……うぅん…」

「チッ!コソコソ食いやがって…おい!前を向いて食わないとお仕置きするぞ!」

「んぅ…」

お仕置きという言葉に反応し、やむをえず食事を中断する翼。この時、翼の脳裏を先程の過酷な仕打ちの記憶が横切る。

(また、あんな酷い事を…それなら…いっそ…従った方が…)

やがて翼は観念したのか、ほおを真っ赤に染めて美鶴の方に体を振りかえり、涙を流しながら食事を再開した。

「そうそう、素直にならなくちゃねw」

泣きながら全裸姿で夕食を食べる翼の姿に美鶴は満足すると、今度はズボンのポッケから携帯を取り出して、羞恥塗れの翼の写メや動画をあらゆる角度や方向から撮影し始める。

「撮るな!撮らないでよぉ!」

翼は必死に撮影を止めるように美鶴に頼むが、美鶴が翼の撮影を止めることはなく、結局携帯の容量がいっぱいになるまで、翼に対する恥辱の撮影会は終わらなかった。



次回はエロを含ませようかと…

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