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Secret Garden オモチャの兵隊
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オモチャの兵隊

「ぐっ…さんじゅうぅ…さんぅん!!!」

巨大なテントの中、1人の少年が全裸姿で喘ぎ声混じりのカウントを行いながらスクワットをしていた。

しかも、ただのスクワットでは無い。

床に固定されたヌルヌルと滑りけを放つ男性器を模った張型に、自らの肛門をグイグイと押し付けながらだ…

苦痛と快楽の狭間に揉まれ、息を荒げる少年。

身体は自らが吐き出した汗でコーティングされ、それが照明の灯りに反射して妖しくテカテカ光っていた。

「オラどうしたラルフ?ペースがどんどん落ちてんぞ〜ギャハハ!」

「とんでもない淫乱兵士だよな。ガキのクセにけつ穴で感じやがって。チンチンから汁が溢れ出てんぞ」

少年を罵倒しながら、近くのテーブルで食事を楽しむ大人達。中には食事そっちのけで少年に纏わり付き、ひたすら言葉責めを続ける者まで居る。

どうやら少年は夕食の余興として見世物にされている様だが、なぜ彼がこんな目に遭っているのかというとー



〜前日〜


俺の名前はラルフ。この国で軍人をしている。

と言っても家系が軍属だったから、俺は流れで軍人になった様なモノだ。争い事も苦手なタイプだし…

でも、俺の住んでいる国と隣の国が一触即発の状態で、いつ戦争が起きてもおかしくない状態になってしまいー

俺は今、最前線の国境守備隊に配属されていた。


「暑いー偵察ダルいー帰りたいー」

樹々の生い茂る森を、ブツブツと文句を言いながら、小柄で可愛らしい容姿をした少年ラルフが進む。

背中に背負った銃をダルそうに抱えながら、森を1人で巡回するラルフだが、そこは全く最前線とは思えないほど静寂に包まれていた。

「ハァ、戦争になったらヤダな…兄様は絶対無いって言ってたけど…」

そもそも、なんで俺が最前線なんかに配属されたのかというと、単的に言えば出世のための点数稼ぎだ。しかも、とびきりヤラセの…

戦争は起きそうだけど色々な事情で起きない、俺の兄はそう言って俺を最前線に送ったのだ。

その証拠に敵兵の姿なんて見たこともないし、見回りも散歩みたいモノだった。

「まぁ、ガチの戦場に送られるよりマシか〜」

起こるハズのない戦争の最前線で、ダルそうに任期が終わるまでの間、怠惰に任務をこなすラルフ。

だが、そんな彼に人生を一変させてしまう様な悲劇が起きた。

「動くな!」

「え…」

ふと、静止する怒鳴り声と同時に僕の首元に銃剣が突きつけられ、チクリと喉元に触れる。

「両手を頭の後ろにあげ、ゆっくりこっちを向け!」

突然の出来事に混乱するラルフ。どうやら運悪く、敵国の兵士と鉢合わせになってしまった様だ…しかも、先手を取られてしまったラルフの状況は最悪だった。

「あ、あの…」

「早くしろ!」

マジかマジかと俺は心の中で何度も叫んだ。何かの冗談だったり、ドッキリだったらどんなによかっただろうか。

俺はそっと両手を頭の後ろに回し、ゆっくりと後ろを振り返ったー

「えっ………子供じゃん……お前さぁ…わっ!」

振り返った瞬間、そこには俺と同じぐらいの身長の白髪の少年が立っていた。声のトーンから大人だと思ったけどガキだ。

俺は子供が何してんだと突っ込もうとした矢先、俺はソイツの持っていた銃で思いっきりブン殴られる。

子供扱いされて怒ったのかな…ソイツの顔は怒りで顔がプクッと膨れ上がり少し可愛かった。

そして、俺の意識はそこで途切れたー



「ルーク、お前は本当に仕事熱心だな。わざわざ、こんなガキを連行しやがって」

「しかし将軍、コイツは子供でも敵国の兵士で…」


朦朧とした意識の中、誰かの話し声が聞こえて来る。しかも、なんだか身体の自由が効かない…

「お、目が覚めたかボウズ」

「うっ…ここは…」

ラルフが目覚めると、そこは見知らぬ大型テントの中だった。しかも、身体は所々縄で縛られ自由に動けない状態だ。

側には二人の兵士が居て、一人は先程森でラルフが遭遇した白髪の少年、もう一人は豪華な装飾の施された椅子に腰掛ける片腕がない巨漢の兵士。

「あれ…お前、さっきの」

二人は縛られ横になっているラルフが意識を取り戻しのに気づき、揃ってラルフの顔を覗き込む。

「目が覚めたかボウズ!悪いが立場的に拘束させて貰ったぞ」

「うぅ…」

「おいルーク、身体を起こしてやれ」

巨漢の男がルークと呼ばれる白髪の少年に指示をだし、ルークはラルフの両肩を掴み、上半身を支える様にして身体を起こす。

そして、ラルフはまだ意識がハッキリしないのか、虚なボーっとした表情で男の問いに答える。

「あの…ここは」

俺は捕まったんだ、なんとなくだけど縛られている状況から俺は察した。

多分俺をここに連れてきたのは、あの女みたいな顔した白髪のガキだろう。

ラルフはギッとした表情でルークを睨みつける。

「おい、ボウズよぉ。ソイツに逆恨みするのはやめるこった」

巨漢の男は、ルークを睨みつけるラルフに向かってそう告げる。

こんな情勢下で、不用心に国境を巡回していたラルフの落ち度は最もであり、ましてや上層部の意図など知らない末端の兵士となれば当然の対応だ。

だが、精神的にも幼いラルフは逆ギレに近い状態で巨漢の男にこう言い放った。

「俺はアンタらと戦う気はない!それに戦争もでっち上げだろ!何マジになってんだよ…」

「ほぉ、なるほどねぇ…」

ラルフの発言に何かを察した男。しかし、ルークの方はラルフの発言に激昂する。

「貴様ぁ!戦争がでっち上げだと!ならあの一方的な経済封鎖はなんだ!我が国がどれだけその勝手にー」

不貞腐れたラルフの胸柄を掴み、涙目になりながら込み上げる怒りをぶつけるルーク。

「なっ…」

どうやら戦争の事情は大分異なる様だ。怒り狂うルークに対し、巨漢の男は叫ぶ。

「ルーク!」

その叫びは空間を震えさえ、二人の少年の時は一瞬で停止した。あまりの迫力にラルフは完全に怖気付き、ルークは咄嗟にラルフから手を話す。

「くっ、申し訳…ございません」

「ははは!すまねぇなボウズ。だが、発言には気をつけろ…ここはお前の国じゃないからな」

「は、はい…」

鬼の様な形相から一変、男は笑みを浮かべながらラルフにそう伝えたが、完全に消沈したラルフは先程とは打って変わって大人しくなった。

「で、ボウズ。話が変わるんだが名前を聞かせてもらえないか?」

そして、何を思ったのか男は唐突にラルフの名前を尋ねる。その問いにラルフは特に深く考えもせず自分の名前と階級を伝えた。

「…ラルフ。ラルフ・ヴェル・ハンニバル伍長です……ガッ!ぐっああああ!」

「将軍!?」

ラルフが名を告げた直後、男はラルフの喉元めがけて片腕を伸ばし、その剛腕でラルフの下細い首をギュっと掴む。

突然の出来事にラルフだけではなくルークも混乱していた。

「間違い無いかボウズ?」

「…ぐぅ…これ…」

なんで急に首絞められてんだ…俺は訳がわからないまま身の証を立てるために自分のドックタグを男に見せた。

そして、その行為がその後の俺の運命を決定付けた…

「たしかにハンニバル家の人間の様だ…」

「うぅ…ゲホゲホ」

男はラルフからドックタグを毟り取ると、それをジロジロと凝視してラルフの素性を確認する。

一方のラルフは、まだ突然のことに頭の理解が追いつかず、ただむせることしか出来なかった。

「あの将軍…どうされたのですか?」

また、傍でやりとりを見ていたルークも状況が理解できず思わず男に尋ねる。

「…俺の片腕、家族、友人、恩師…全て奪われた…そう全てだ…」

すると、何やらブツブツと独り言を唱え始める男。思わずルークは聞き返すのだがー

「あ、あの…将軍?」

「オイ、ボウズ。俺の名前はカイエン・ゲンバルドってんだが…聞いたことあるか?」

カイエンと名乗った男は、ルークを無視してラルフに聞き覚えがないかと詰め寄る。

「か、カイエン?いや…そんな名前は…」

咄嗟に知らないと答えるラルフ。同時に、この時やっと本名を伝えたことがマズかったと自覚する。

カイエン????誰だ???聞いたこともない…コイツ急に何言ってんだ…ってか、名前言ったのマズったかな…

一般兵ならいざ知らずラルフの家は軍人家系であり、実はハンニバル家という名前はある意味で非常に名が知れた家だったのだ。

「…くくく、そうだよなぁ…いちいち雑魚のことなんざ覚えてる訳ねぇよなぁ…アハハハハ!」

「…」

ラルフの回答に笑い出すカイエン。だが、逆にその反応がかえってラルフには不気味に感じられ、戦慄した。

「ルーク!ハーミットの悲劇って言えばお前も知ってるだろ?」

先程から置いてきぼりのルークにカイエンはそう告げた。

ハーミットの悲劇とはルークが生まれる以前に起きた事件のことであり、双方の国の教科書にも記載がある程の出来事だ。

ハンニバルという名前に反応しなかったルークも、流石に事件の名前は知っていた。

無論、それぞれの国で内容は若干異なるのだが…

「まさか!ハンニバルとは…あの鮮血鬼のことですか!?」

「そうだ…コイツは歳からするとギリギリヤツの子供か孫だけどな」

鮮血鬼ーそれはかつて存在したとある軍人の二つ名だ、その名が示す様にその軍人が参戦した戦は全て悲惨な戦いになることからそう命名された。

ちなみにラルフの国で無敗将として知れ渡っており、こちらも双方の国で大分イメージが異なる。

なので、先程からのカイエンとルークのやり取りはラルフにとっては意味不明なのだが、ハンニバル家に相当な恨みを抱いているということだけは容易に想像できた。

「…悪いなボウズ…ついつい取り乱しちまった。だが、スマン。どうやらお前を子供だからと言って家にノコノコ返す気は無くなった」

元々ルークの連れ帰った捕虜があまりも幼く、本来は情が深いカイエンは情けで解放してやろうと考えていたのだ。

だが、ラルフの素性がハッキリした今はその意思は微塵もなく、寧ろ積年の恨みをラルフで精算しようと考えてる様子だった。

「…俺をどうする気だ…」

「なに、殺しはしない…殺しはなぁ…」

元々俺は戦好きの家族がそこまで好きではなかったが、ハンニバル家の名前で色々他の人間より裕福な暮らしができて感謝していた。

でも、今はハンニバル家に生まれてきたことを後悔している。だって…カイエンとかいう将軍の俺を見る目がさっきと違いすぎるからだー

あれはまるで…人を見る目じゃない。

「将軍?コイツに何をする気ですか?捕虜への虐待行為などは…」

只らなぬ空気を察したルークは、二人の間に割って入りカイエンに自制を求めるのだが…

「ルーク。俺はこのボウズを捕虜として扱う気はない。あの悪魔の子供だぞ…だが、とりあえず牢にぶち込んでおけ」

カイエンはそれを一蹴した。

「…承知いたしました…」

とりあえずその場での私刑を回避できたことに安堵するルークだが、次の瞬間…カイエンから思いもよらない指示が下る。

「それと、服を全部剥ぎ取っておけ」

「将軍!?」

カイエンの指示に絶句するルーク。

元々ルークは入隊したてであり、本来の真面目な性格もあってルールに背く様なことは絶対にしない。

だが、尊敬する上官からのまさかの指示に驚くルーク。

また、ラルフもその指示には黙ってられず抗議する。

「なっ!ふざけんな!それはやり過ぎだろ!」

「そうだやり過ぎだな!お前の身内の様にな…今回の争いもテメェの家が糸引いてんだろ?」

激昂するラルフに対し、大人気なく反論するカイエン。その反応にラルフは俯きながらこう呟いたー

「俺は何も…知らない…それに戦争なんて嫌いだ…」

「ふん、そいつが本音なら悪魔から天使も生まれるってことだな。それとルーク、さっきのは命令だ」

カイエンは俯くラルフに吐き捨てる様にそう言うと、不機嫌そうな表情のままルークに命令の実行を再度指示してテントから出て行った。

「…将軍…」

残されたルークは複雑な心境だったが、命令遂行も責務と考え指示に従うことに。

「さぁ、無理にはしないから服を脱げ」

そう言いながらラルフの縄を解き、服を脱いで全裸になる様に指示するルーク。

不本意だからなのか、無理矢理ラルフの服を切り裂いたりする様なことはせず、拘束を解いて自分で脱ぐ様に促す。

しかし、それが逆にラルフの羞恥心を刺激してしまい、モジモジと服を脱ぐのを渋るラルフ。

「…やだよぉ…俺なんもしてないし…なんでだよぉ…」

捕虜になって、こんな子供の前で自分で裸になるなんて絶対嫌だ…だったらあのカイエンってやつに無理やり奪われる方が何倍もマシだ…

自分も子供であることを棚に上げ、いつまでも抵抗するラルフにルークはこう告げた。

「いいから脱ぐんだ…手荒な真似はさせるな…これ以上は理不尽な目に合わないように将軍には掛け合ってやるから…」

「ほ、本当か?助けてくれるのか?」

「そこまでは約束できない…だが、ルールは守るためにある。将軍だって普段はあんな…」

ルークの冷静な対応と提案に希望を見出したラルフは、とりあえず指示に従ってやっと服を脱ぎ始める。

しかし、上着とズボンはあっという間に脱げたのだが、やはり下着を脱ぐ行為は早々に実行できず、捕虜の身分でありながらルークに甘えるラルフ。

「見るなぁ…」

「見てないし興味もない。他の兵士に見られない様に檻に入れてやるから安心しろ」

情けないラルフの言葉に、ルークは流石に背は向けられないものの、できる限りの配慮として視線を逸らしながらそう告げた。

「ありがとう…」

ボソッと囁く様にラルフはそう言うと、遂に下着に手をかけサッとパンツを脱ぎ去り両手で性器を覆い隠す。

こんなこと意味がないことは分かってる。でも、コイツにだけは見られたくない…この時の俺にはまだそんなちっぽけなプライドが残っていた。

そして、その時から俺の地獄の様な日々は始まったー

つづく

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