歪んだ夢 その1
「凛駒くん、90分コース入ったよ!7番でお願い」
薄暗い控え室の扉が開き、中年ぐらいの男性が凛駒と呼ばれる若い青年を呼び出す。
「はーい!オプションありますか?」
「あぁーっと、ゴメン!ランパンでお願い!」
「うぃーす!」
青年は慣れた口調で返答すると、衣装ハンガーからどこかの学校で使用されていたと思われる陸上部のユニフォームを取り出した。
俺の名前は高道 凛駒(たかみち りく)。今は高校を卒業してすぐにそっち系の風俗店で働いている。
久しぶりのオプション指定に既に俺の相棒はギンギンだ。特にランパンは色々ワケあって興奮する…早くお客さんとシたい…
ところで、何で俺がこんなトコで働くことになったのかと言うと話せば長くなるのだが、それはスポーツ推薦で入学した高校1年の時まで遡るー
「高道 凛駒です。今日からよろしくお願いします!」
「初々しくて可愛いね!リクちゃんって呼んでいい?俺の名前は大西」
「あ、はい!よろしくお願いします大西先輩!」
スポーツ推薦で入学した凛駒は、今日が初めての部活参加だった。
凛駒が入部したのは陸上部。
と言っても、陸上の成績でスポーツ推薦入学した凛駒に選択肢などはなく、陸上部への入部は入学前から決まっていたようなものだ。
小柄で童顔だった凛駒はリクちゃんという愛称で先輩部員達に可愛がられ、すぐに部活での活動にも慣れていったのだが…
全てはその夏のレギュラー選抜で変わった。
「高道の奴、一年でレギュラーだってさ…」
「あのチビ調子に乗ってんじゃね」
体育会系の男子校だった凛駒の通う学校は、在校生の殆どが未来のアスリートと候補。
しかし、周りの実力者に埋もれて燻ってしまう生徒も多く、才能のある新入生に嫉妬してイジメを行う生徒も少なくなかった。
特に凛駒は容姿も整っていて一年でレギュラーになった才能の持ち主、残念ながら不良先輩部員の目に留まるのも時間の問題だった。
「なぁ、高道でコレ試してみないか?」
「また兄貴のエロ道具?で、それどうやって使うんだよ…」
3年の陸上部員である小宮、大西、中北は何やら悪巧みを企み、とある日の部活終わりに凛駒を人気のない倉庫に連れ出す。
「リクちゃん!ちょっと待って…」
「なんですか小宮先輩?」
部員たちは各々帰り支度を始め、閑散としていた校庭。
凛駒も同様に更衣室に向かおうとしていた矢先、小宮に呼び止められる。
「少し付き合って欲しいんだけどいいかな?」
「大丈夫ですけど…なんですか?」
「まぁまぁ、いいからいいから」
何も知らない凛駒は、練習終わりで疲れていたが先輩部員の指示だからと渋々それに付き合うことに…
「先輩、こんな時間から体育倉庫で何するんですか?」
「まぁ、とりあえず入って入って!」
「は、はい…」
言われるがまま体育倉庫に足を踏み入れた瞬間ー
「リクちゃん!レギュラーおめでとう!」
唐突にレギュラー入りを祝福される凛駒。
小宮に連れられた入った倉庫には既に大西と中北が居て、凛駒の到着を待ち構えていたのだ。
「え、あ…あの」
突然のことにポカンとした表情を浮かべる凛駒。
そもそもレギュラーに就任してから一瞬間は経っていて、お祝いも既に済んでいたのだ。
あきらかに異様を本能で感じた凛駒は無意識に後退りする。
すると、リーダー格の大西が飲み物の入った紙コップを片手に馴れ馴れしく抱きついてくる。
「なんだよ〜せっかく祝ってんのに元気ないじゃん」
「さぁ、座って座って!」
「いや、俺…」
「なんだよ、先輩の誘い断るワケ?ほら飲んで」
半ば強引に倉庫の奥に連れ込まれマットの上に座らせられると、今度は得体の知れない飲み物を勧められる凛駒。
「これ…酒とかじゃないですよね?」
「違うよリクちゃん〜只のジュースだって!」
「……それじゃ…いただきます」
本当は飲みたく無かったが、とりあえず酒ではなさそうだったのと、勢いに押されて紙コップの飲み物を飲み干す。
味自体は大西達の言うようにオレンジジュースでなんの問題もなく、一先ずホッとする凛駒。
「どうよレギュラー?練習メニューも特別なんだろ?ユニもカッコいいね!」
落ち着いた矢先、今度は小宮がそう言いながら馴れ馴れしく絡んできた。
「まぁ、でもそんなに特別って…うぅ…訳でも…」
「どうしたリクちゃん?」
「なんか…身体が熱くて…うぅ、やっぱり帰ります!」
小宮と話している最中、当然どうしようもないほどの火照りに襲われる凛駒。
明らかな身体の異常に不安を感じ、凛駒はその場から逃げ出そうとするがー
「あれ、リクちゃん…勃起してんの?」
「そ、そんな…ウソ!?なんで…」
小宮の指摘に下半身に目をやると、確かに凛駒のソレは青いランパン越しにギンギンに勃起していた。
「もしかしてリクちゃん溜まってるのかな?」
「と、とにかく帰ります!」
訳がわからない凛駒だが、恥ずかしさで尚更その場から足早に立ち去ろうとする。
「おい、逃すなよ」
しかし、大西のその一声で小宮と中北が逃げようとする凛駒を二人がかりで押さえつけた。
身体の異常でふらふらしていた凛駒は最も容易く二人に捕縛されてしまう。
「!?は、離せ!何を…ひゃぁ…やぁ…んぁあぁ!」
中北が背面から両腕を押さえつけ、小宮がユニフォーム越しに凛駒の両乳首をクリクリとこねくり回すと甲高い喘ぎ声が凛駒の口から漏れる。
「ヒューこれ効果バツグンじゃん!流石は中北の兄貴だぜぇ」
凛駒の反応にはしゃぐ小宮は、ポッケから英語表記のラベルがついた小瓶を取り出し、それを中北に見せた。
すると中北は得意げな表情を浮かべながら、背中越しに凛駒の耳元で囁く。
「高道がさっき飲んだジュースねぇ、媚薬を混ぜたんだよ…まぁ興奮剤てきな?」
「興奮…!?」
「そうそう、だからココもギンギンなんだよリクちゃん」
「あっ!んぁあぁ…触るなぁ…」
小宮は中北の説明に合わせ、リクの勃起した性器をランパン越しにレバーを操作する様にグリグリ手のひらで転がす。
ランパンの生地が鬼頭に擦れる度に駆け巡る刺激に、凛駒は思わず喘ぐのを抑えきれなかった。
やがて、その光景を奥で黙って眺めていた大西が立ち上がり今度は奇妙な形状の道具をチラつかせながら凛駒に迫る。
「それじゃ、そろそろ試すかね」
「…何を!?その黒いの何!?」
大西が手にしている得体の知れない物体を目にし怯える凛駒。そんな凛駒を横目に三人は何やら道具の使用について話し合いを始めた。
「いきなりは無理だろ、指で慣らしてやろうよ」
「えー汚ねぇよ!そのままねじ込もうぜ」
「流石に可哀想だろ、俺はリクちゃん好きだから俺やるよ!でも、ローションは流石にあった方がいいかな」
「小宮ってガチでそっち系?まぁ、そう言うなら任せるわ」
慣らしを提案する中北に、汚いからねじ込もうと告げる大西、最終的に小宮が自発的に慣らすことで話し合いは終わったが、三人が何を話しているのか理解できない凛駒は恐怖で混乱する。
「なんの話だよ…やだぁ!やめろぉ!」
「まだ何もしてないじゃん」
暴れる凛駒に小宮はそう告げると、元々用意してあったローションのボトルを何処からか取り出し、小宮は右手の人差し指と中指にローションを垂れ流す。
粘着質なローションでコーティングされた2本の指はテカテカと妖しく光り、小宮は次に空いた左手で凛駒のランパンをズラした。
だが、凛駒は咄嗟に両脚を閉じて抵抗を試みる。
「なんだよリクちゃん、邪魔すんの?」
「こ、こんなこと…んっ…辞めてください…」
「中北、まんぐり返しできる?」
すると小宮は中北にそう伝えると、中北はマットの上で凛駒に器用に寝技をかけ、あっという間に凛駒を股間丸出しの状態にしてしまった。
「高道のまんぐり完了♪」
「やめぇ…やめろぉ!」
通常時でも小柄な凛駒は体格差で不利なのだが、今は媚薬の効果で身体がマヒしていて尚更まともな抵抗ができなかったのだ。
「サンキュー。そんじゃ今度こそ…」
小宮はあらためて凛駒のランパンをズラす。
そして、再び隙間から露わになった凛駒の肛門を目掛け、太ももの付け根から一気に両指を突っ込む。
「んっ!ぁああぁ…やめぇ…」
小宮の指が肛門の穴に触れた瞬間、思わず涎を垂らしながらよがる凛駒。媚薬との相乗効果で股間もビクンビクンと反応する。
「ヤベェ、高道ってこんな可愛いかったか?」
「コレよりもチンコ挿れたいな…」
肛門の穴に沿って指を少し動かすだけでいやらしく喘ぐ凛駒の姿に、思わず小宮と中北も興奮を隠せずにいた。
特に背面にいる中北の股間が膨らむ感触をユニフォーム越しに感じていた凛駒は、自分が性的な対象になっている事態を自覚せざるを得ない。
「やだぁ…もうやめでぇ…うぅ…あっ…んっ」
最初は肛門の入り口をなぞるだけだった小宮の指が、徐々に肛門に強く押し当てられ、グイグイと凛駒の中に入っていく。
「あぁ…うぁあああ!?」
やがて、両指の第二関節ぐらいまでが中に埋まると、今度はゆっくり指を出し入れし始める小宮。
「あぁんっ!んぁあああぁ!」
ヌチャヌチャと粘着音が、凛駒の喘ぎ声に混じって倉庫内に響く。
指のピストン運動に連動してビクつく凛駒に、三人はその様子をニヤニヤ笑みを浮かべながら眺めていた。
「やめて欲しかったらケツ穴で感じるのやめろよリクちゃん。ほら、コイツのチンポとコレどっちがいいい?」
そう言いながら、再び先程の道具を凛駒に見せる大西。それを見た凛駒はどちらも拒絶するのだがー
「あぁ…どっちもヤダァ!あぁああっ!!」
「じゃ、俺のチンポで!」
「黒いのぉ!そっちの方がいいぃ!」
小宮のペニスで貫かれるぐらいならと、思わず用途不明の道具を選択した凛駒。
「なんだよ、やっぱコレが欲しいんじゃん。なぁ、コレなんて言うんだよ?」
「えーっと…エネ…エネマグラだったかな」
大西の問いかけに、道具の持ち主である中北がエネマグラだと伝える。
エネマグラとは、簡単に説明すると内側から前立腺を直接刺激することで射精を伴わない快感を誘発できるようになる道具だ。
だが、ドライオーガズムと呼ばれる反応は早々得られるモノでもなく、長期的な身体調教の末に会得できるテクニックでもあるという。
「なんかカッケェな!よし、早速ぶち込むか」
無論、持ち主の中北含めエネマグラの用途を理解していない三人は、ただの遊び半分でソレを凛駒に使用しようとしているのだが…
「やめてぇ…あぁあぁ…んぐっ…!?」
小宮の指と入れ替わりで、今度は大西によってエネマグラを肛門に押し当てられる凛駒。
小宮の両指よりも太いないソレは中々挿入が難しいかと思いきや、意外にもそのボディは簡単に凛駒の中に吸い込まれていく。
「あらら意外にスッポリ。もしかしてリクちゃんいつも穴アナ弄ってる?」
思っていたよりも簡単に挿入できた様子に、凛駒が普段から肛門を弄っているのではないかと疑念を抱く大西。
「じでなぃいいぃ…なんなのごれぇ…」
無論、普段から弄っている訳もない凛駒はそれをすぐに否定した。
だが、今はそんなことはどうでもよくて、自分の中に挿入された異物であるエネマグラが気になってしょうがなかった凛駒。
その身体は緊張と媚薬の効果で、全身の毛穴から汗が吹き出していた。
「レギュラー昇格祝いだよ♪どんな感じ?」
そう言いながらランパンの位置を戻して、エネマグラの底を指で小突く大西。
「はぁうぅ!!…とってぇ…うぅ…はぁ…はぅうぅ…お祝いなんていらないぃ…お願い…」
大西の心にもない祝福に、凛駒は今すぐエネマグラを引き抜いて欲しいと懇願する。
「なーコレ挿れたらどうなんの?」
しかし、そんな凛駒の叫びは大西に届かず、当の本人はエネマグラの効果がどんな風に現れるのかの興味しか無かった。
「それ挿れてから聞く?なんか連続でイけるようになるらしいよ」
「マジで!すげぇ…ヤり放題じゃん!早速試してみようぜ」
中北自身も元々の持ち主である自身の兄から聞きかじった情報しか持っておらず、挿入すれば連続射精が可能になると勘違いした大西は、興味本意で無慈悲にも凛駒のペニスをランパン越しに扱き始める。
「離してぇ…やめろぉ!触るな…んぐっ!んっんんん!」
「ちょっとさっきからうるさいから蓋させてもらったよ」
小宮は近くに置いてあった梱包用のガムテープを見つけるや否や、それで騒ぐ凛駒の口を塞ぐ。
「おーいいねぇ!監禁モノみたいじゃん。身体もそこの縄跳びで縛ろうぜ」
調子に乗った大西は、更に凛駒を縄跳びで縛り上げることを提案し、中北と小宮は近くにあったビニール製の縄跳びを複数個使って凛駒の身体をガチガチに縛り上げる。
そして、縛りあがったその光景は、大西の言う様に企画もののAVパッケージ画像の様な絵面だった。
ユニフォーム越しに身体を縄跳びで縛られ、身体が拘束から逃れようとする度に軋むビニール縄の音がいっそエロさを際立たせる。
「んっ!んんんんんんん!!」
「ほらほら、まだ一発も出してないぞーどうなんだよリクちゃん」
そして、拘束が完了すると今まで凛駒を背面から押さえつけていた中北がフリーになったことで、今度は三人がかりでの責めが始まった。
小宮と中北はそれぞれ凛駒の左右の乳首をユニフォームを越しに指でコネたり舌で舐めたりなど弄り始め、大西は再び凛駒のペニスを扱く。
「んっぐぅんんんんんん!!」
絶え間ない快楽責めに、快感で気が狂いそうになる凛駒。
既に凛駒のペニスからはダラダラと我慢汁が溢れ出し始め、青いランパンの股間部分に染みが浮かび始める。
「ランパンに染みが出来てきたな。折角のレギュラーユニも台無しだ」
「はぁ、レギュラーユニが高道のエッチな汁でベトベトだね」
この時、凛駒は大好きな陸上部の神聖なレギュラーユニフォームを着たまま辱められ、なんとも言えない背徳感に襲われていた。
「んんっ!んんん!!!」
「ユニ越しに乳首と股間弄られて気持ちいいんだろ?素直になれよこの変態」
「あぁーこのまま犯したい…リクちゃんガチで可愛い…」
「高道は素質あるね!何人も調子に乗った後輩を潰してきたけど、ここまでガチになったのは初めてだよ」
加えて、立て続けに三人から浴びせられる言葉責めの数々。
媚薬の興奮効果も相まって徐々に自分は変態なんだと錯覚し始める凛駒。
「イけ!さっさとイけ!!」
「んっ!?んんんんぐっんんん!!!」
そして、三人からの掛け声についに凛駒は限界を迎え、ビクンビクンと身体を震わせながら果てた。
「おぉキタキタ!ドクドク来たぞ!この後またイくのか?」
「一応そのハズだけど、なんか高道が大分疲れてる感じだけど大丈夫かな?」
凛駒の射精を見届け、エネマグラによる再度の射精を待つ三人。
だが、当然ながらエネマグラにそんな効果はなく、射精するどころか凛駒の勃起は徐々に治り始める。
やがて、トロトロとランパンが吸収しきれなかった精液が凛駒の股下から床に垂れ落ち始めた。
「……」
呆然とした眼差しで空を眺める凛駒。それは完全に賢者タイムそのものだ。
「んーなんか別に性欲全開って感じでもないな。…とりあえず今日はコレぐらいにしてやるか」
想像していた状況にならず、大西はつまらなそうな表情でそう呟くと、徐にズボンを脱ぎ始めて残りの二人にこう告げた。
「さてと、そんじゃ仕上げにヌいて行くか」
「待ってました!俺さっきからギンギンでヤバかったんだよね!」
「高道のユニフォームをドロドロにしてやろう」
「んっ…んんっ…!?」
三人はそう言いながら揃って勃起したペニスをそれぞれ自由に扱き始める。
異常を察知した凛駒は必死に顔を左右に振るが、逃れる術もなくギチギチと縄をし鳴らせることしか出来なかったー
「うっ…出るっ…ほら受け取れぇ」
「俺も!もうだめだ!」
「うっうぅううっ!!」
やがて三人は順番に性処理を済ませると、それぞれ凛駒の身体目掛けて射精を行い、凛駒のレギュラーユニフォームはびゅるびゅると降り注ぐ三人の精液に汚され、見るに耐えない酷い有様に。
「ハァ、後輩でヌいちまった…ほんと男子校ってクソだよな」
「でも、高道って髪伸ばせば女子に見えなくもないかな」
「おい!リクちゃんは全然イケるだろ!?」
「小宮、お前リクちゃんに告白しろよ」
「えーセフレならいいけどなぁーコイツ可愛いけどレギュラーでムカつくし」
三人は射精後、好き勝手に凛駒の容姿を評価。一方の凛駒は間接的ではあるが、陵辱されたショックで放心状態だった。
「ハハハ、なんだそれ!おっと…忘れるとこだった」
そして、大西は何かを思い出したかの様にジャージのポッケからスマホを取り出すと、なんと凛駒の無惨な姿をスマホで撮影し始めたのだ。
「んっ…んっんん…」
力なくやめろと言いたげな表情で大西を見つめる凛駒。だが、撮影は止まず大西は凛駒の痴態を記録し続けたー