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Secret Garden 好意の果てに…
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好意の果てに…

「暇だなぁ…」

アルフレッドは下半身を毛布で覆いながら、牢の床に仰向けに寝っころがり、ボーっと光が漏れる小さな窓を暇そうに眺めていた。

「暇も嫌だけど、午後から強制労働だよ…」

同じような姿勢で寝ていた、ルミナルスがアルフレッドの方に顔を傾けそう言った。

「強制労働?」

強制労働-
SSS区画でも、通常の服役囚と同じように強制労働が存在する。しかし、労働というよりは少年達を屈辱・羞恥塗れにするのが主な目的で、作業効率は一切無視されている。だが、特定のノルマを達成出来なかった場合などの場合、看守の個々の判断でペナルティが発生する。

「もしかして毎日あるの?」

アルフレッドの質問に、ルミナルスは無言で首を縦に振る。

「何かトラブルやイベントがある日以外は、基本的に毎日やらされるよ…ちなみに、昨日俺を犯した、ゴードン担当の労働は最悪だよ。まだ、ギースの方がマシさ…」

「ゴードンにどんなこと…」


「アルフレッドにルミナルスだな?本日の君らの担当の「セプテム」だ。これより拘束を行い作業棟まで連行する」

突然会話は打ち切られ、セプテムと名乗る看守がアルフレッド達を迎えにきた。どうやら、既に時刻は午後を過ぎていたようだ。アルフレッドを含む、周辺の牢に収監されている十数名の少年囚人達は後ろ手に拘束され、皆牢の外に出された。

「…うん、全員居るな。皆よく聞け!先程、個々に伝えたようにこれから作業棟に連行する。私の後にしっかり付いてくるように。移動中の私語は厳禁だからな」

セプテムはそう言うと、作業棟に向け歩き出した。アルフレッド達も後ろ手に拘束されながら、ゾロゾロとその後について歩き出す。

(ルミナにこいつのこと詳しく聞きたかったな…)
アルフレッドがルミナルスから得られたセプテムの情報は、「真面目な奴」というキーワードだけだった。真面目と聞くと普通は安心するものだが、この牢獄での真面目は少し不気味に感じる。

やがて、作業棟と呼ばれる様々な機材が置かれた工場のような場所に到着すると、セプテムは空いたスペースにアルフレッド達を集め、全員の拘束を解除し始める。そして、全員の拘束の解除が終わると、今度は作業内容についての説明を始めた。

「今日の作業だが、いつもと同じく「砂糖水の精製」を行ってもらう。ん……そうか、新人が居たな。…フロスト、先行して作業を開始しろ」

勝手の分からないアルフレッドのために、セプテンは一人の少年囚人に先行して作業を開始させた。この時、アルフレッドはセプテンのことを親切な看守だと思っていたが、少年が始めた作業を目にすると、考えは即座に一転した。

「フ、フロスト・ハイム、砂糖水の精製作業を行います!」

フロストと呼ばれる白髪の小柄な少年は、大きな声で自分の作業の開始を宣言した。そして、小さなタンクの前まで行くと、タンクの脇に付いているシリコン製の長い棒を手に取り、棒の先を足元にある粘液の入った小さな缶に入れる。その後、粘液の付着した部分を自分の肛門に宛がい、ゆっくりと苦しそうな顔をしながら、棒を自身の幼い肛門の穴にゆっくり挿入し始めた。

「ぐぁん…ぐぁああん…」

やがて、棒の挿入が完了すると、フロストはタンクに背を向け中腰になり、タンクの中に棒を入れクネクネと腰を振り始め、タンク内の液体をかき回し始めた。…そう、この作業は水と砂糖の入ったタンクを、肛門に挿入した棒で全身を使ってかき混ぜ、砂糖水をつくる作業なのだ。

「アルフレッド、理解したな?…よし!全員作業開始!」

セプテムが作業開始の合図をすると、少年囚人達は人数分用意されたタンクに向い、先程の行為を自らにも行い始める。だが、アルフレッドはタンクの前にくると、そのまま何もせずにしゃがみ込んでしまう。

「無理だよぉ…あんなこと…絶対……」

一向に作業を開始しないアルフレッドに向って、セプテムがペナルティについて説明し始める。

「本日のリミットは2時間だ。もし時間オーバーした場合は…私の部屋で半日、私の椅子として生活してもらう」

椅子になるという罰はよくわからないが、アルフレッドはその発言に本能で危険を感じ取っていた。そして、隣で作業をしているルミナルスからも、早く作業を始めるようにとの呼び掛けもあり、アルフレッドはついに屈辱の作業を開始する決意を固めた。

「この棒をアソコに……………ぐっ…あぁあ…うぐっ…」

アルフレッドは粘液を付けた棒を苦悶の表情を浮かべながら、ゆっくりと確実に肛門に挿入していく。

「ふぅ…ぅあああん…ぐぁあ…んん…がぁあああん…ぐぁああああ」

他の少年囚人に遅れること15分。ついにアルフレッドは棒の挿入をし終えた。そして、アルフレッドはタンクに背を向け中腰姿勢になると、棒の先をタンクの中に入れ、自身の腰をいやらしく振り始める。

「うぁあああ…うぁあん…うんぁああああ…」

腰を振る度に、奇妙な感覚と微弱な痛みがアルフレッドの体が突き抜けた。アルフレッドは必死に耐えながら懸命にタンク内の液体をかき混ぜる。それとほぼ同じくして、周囲の少年囚人達から、いやらしい喘ぎ声がし始めた。

「うぁあああん…あぁあん…んぁあん…あぁあん」

「ふあぁあん…ぁああん…んぁああん」

一部の囚人少年は、下半身の物をヒクつかせ、顔の表情をトローンとさせて口から涎を垂れ流している。どうやら彼らの中には、挿入した棒が前立腺を刺激し始めた者が居るようだ。しだいに作業棟は、幼い少年達のいやらしい喘ぎ声に包まれる。

「いいぞ、とってもかわいくて卑猥な腰振りダンスだ。ペニスもビンビンに勃起し始めてるな」

少年囚人達の正面に立つセプテムは、満足そうな顔をしながら少年囚人達に声を掛けた。その言葉に若干反応したのか、全員のもっちりとしたかわいいほおが真っ赤に染まっていた。


…それから1時間30分が経過。

徐々に、ポツポツと精製作業を終えた少年囚人が出始めた。作業を終えた少年囚人は、棒を引き抜き所定位置に戻すと、腰が限界を迎えたのかその場に力なく倒れ込んだ。

一方、アルフレッドの腰も限界を迎えていたが、腰を振りながら後ろを眺めると、まだ若干の砂糖の粒がタンク内を回転しているのが確認できる。

「うぁああ…もうぉ…限界だよぉお…ぁああん…ぁああああああ!!」

アルフレッドは大声で泣き叫び始めた。その時、丁度作業を終えたルミナルスが棒を股間に咥え込んだまま、悲鳴を上げるアルフレッドのタンクに向った。

「んぁあ…アルぅ…いまぁ…ぁああん…助けるからぁあ…」

なんと、ルミナルスはアルフレッドのタンクの前まで来ると、背を向け中腰姿勢になり、アルフレッドの作業を手伝い始めた。

「ルミナぁあ…んぁあああ…ぁああああん…」

この時、アルフレッドは内心これでなんとかなると思っていた…だが、次の瞬間にはその甘い考えもズタズタに切り裂かれる。

「そこっ!!何をしている!」

セプテムはルミナルスに掴みかかり、アルフレッドへの援護を中断させた。しかも、ペナルティだと言い出し、砂糖の残量が残り後少しだったアルフレッドのタンクに、無慈悲にも角砂糖を1つ投入した。そして、その光景にルミナルスは絶叫する。

「ぁあ…アル…ゴメン…あぁああああ!」

アルフレッドを助ける所か、逆にアルフレッドを追いつめてしまったルミナルスは、その場に倒れ込み号泣しながら絶望した。

「うぅ…ぁあああん…んぁあああ…」





結局、セプテムに投入された角砂糖が死刑宣告になり、アルフレッドは砂糖水の精製を制限時間の2時間以内に完了させることが出来なかった。


「アルフレッド・ラ・ボーチェ、貴様は制限時間以内に砂糖水を精製する作業に失敗した。よって、明日の朝から半日の間、私の部屋で椅子として生活してもらう」

セプテムは少年囚人達を再び拘束した後、アルフレッドに向ってそう宣告した。その際、アルフレッドは酷使した腰をガタガタと震わせ、涙を流しながら黙って俯いていた。


その後、少年囚人達は全員牢に戻され。その日の過酷な強制労働は終了した。



「………」

「ルミナ…別に気にしないで…」

ルミナルスは牢に戻るや否や、毛布を被りアルフレッドにずっと背を向けていた。本来、慰められるのは罰を受けるアルフレッドの方だが、なぜかアルフレッドは必至にルミナルスを慰めていた。

「ルミナ…こっち向いてよ…いつまでそんな…」


「……セプテムは…融通が利かない奴なんだ…だから俺が罰を…代わって…うぅぅ」

「端っからルミナに代わってもらおうなんて思ってないよ…」

セプテムの性格から、アルフレッドの罰を自分が代わりに受けることができないと分かっているルミナルス。しかも、罰の原因は自分自身…ルミナルスは自身の無力さに涙する。

「でも、俺がアルを…」

「あれは、ルミナの好意だよ…気にしないで…ねv」

ルミナルスが、そっとアルフレッドの方を覗き込むと、アルフレッドは自分に笑い掛けていた。

「アル…」




…行き過ぎた好意は、時に相手を傷つける場合がある。もちろんその場合、自分自身も相手以上に傷つくだろう。時には相手の苦労を影から見守るだけの覚悟も必要なのだ。



ん~修正が必要かも…

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