苦痛の先
「ふぅ、とりあえず前の毛は全部そり落としたぞ…うん、かわいいv」
「変態…」
ヤヒコの陰毛を剃り終えたカムイは、肌荒れ防止の薬剤を道具箱から取り出し、それをヤヒコの肛門部にやさしくスリスリと塗り込む。
「ひゃ…今度は何すんだよぉ…」
「塗らないと後でカユ痛くなるぞ、あと定期的に陰毛は剃るからな」
「……」
「ってか、まだ勃起させてるのか?もしかしてドM?それに…さっきは陰毛に夢中で気がつかなかったけど…お前、仮性包茎だろ?」
そう言って、未だに勃起しヒクついているヤヒコの物をツンとカムイが刺激すると、ヤヒコの口から甘い声が漏れた。その微弱な反応を見逃さなかったカムイは、さり気なくヤヒコにこう言う。
「…イきたいのか?」
「糞変態…お前は最低のクズ野郎だ…お前なんか今すぐ死ね!」
自身の股間部分を、カムイに徹底的に弄くられ・罵倒されたことにより、ヤヒコは思わず心に思ったことをすべて吐きだした。
「…あ、そう」
ヤヒコの「死ね」発言にムカッときたカムイは、自分の道具ポーチを漁り始め、中からチューブ状の容器を取り出し、ビニール質の手袋を付けるとチューブの蓋を開け、中からゼリー状の物体を自分の手の平に少し搾り出す。
「それは…なんだよ…」
「その内解るさ…今日は使わないでおいてやろうと思ったのに…」
カムイはブツブツそう言うと、手の平の上に搾り出した物体を、ヤヒコの勃起した物の先端付近に塗り始める。やがて満遍なくヤヒコの物に塗り終わると。カムイは手袋を外し、そのままヤヒコを放置して部屋の隅に設置してある机の中の椅子を引き出し、座り始めた。
「それじゃ、俺は本でも読んでるかな…」
「???」
わざわざカムイはヤヒコに聞こえるようにそう言うと、机に置かれた本棚から本を手に取り、ホントに読書を開始する。その行動に不快感を抱くカムイだが、自身の体からのカムイの注意が離れたことに少しホッとする。
それから10分後…
突然、壁に貼り付けられていたヤヒコが除々にもがき苦しみ始めた。
「くっ…あんぁあ…あぁああ…うぃううう…あぁあああああ…おいい!俺にぃなにぃしたぁあああん!」
「……」
カムイは自分に向って何かを叫んでいるヤヒコを無視し、平然と読書を続けた。その間もヤヒコは未知の感覚に襲われ苦しみ続けている。
「んぁあああ…んぁあああ…助けてぇえぇ!…頼むぅ…助けてぇえ!」
終いにはいやらしい喘ぎ声を上げながらカムイに助けを求め始めるヤヒコ。カムイはその反応と言葉に若干満足したのか、やっとヤヒコの方を向き返答をした。
「どうして欲しいの?」
「んぁあああ…うぅ…それはぁああん…それはぁああん」
ヤヒコはその答が解らなくもなかった。しかし、その答えを一度でも口にすればヤヒコの屈辱的な敗北に終わってしまう。それを避けたいヤヒコは、治まることのない感覚に必至に耐えようとする。
「ぐぅぅぅ…なぁあああぁ…くぁああああぁぁ…んぁああ…」
「淫羅の催淫薬に耐えられる奴なんて、そうそう居ない…ましてや17歳の子供には絶対無理だ」
やがて、ヤヒコの全身からは汗が吹き出し始め、口からは涎をダラダラと垂れ流し、自分の忍服を汗で湿らせ、涎塗れにした。そして、ついにヤヒコから敗北宣言の言葉が告げられる。
「ぁああ…イかせてぇ…んぁあああ…イかせてぇええ!!」
「どうやって?誰にイかせて欲しいのかな?ねぇ、ヤヒコ」
カムイは敗北宣言をしたヤヒコに、さらに追い詰めるような質問をする。だが、その問にヤヒコは抵抗する余力も無いのか、驚くほど素直にカムイの質問に答えた。
「カムイぃにいぃ…俺のチンコぉをぉお…扱いてぇえ…欲しぃいいのおぉ!」
「敬語でハッキリ言ってくれないかな?」
此処ぞとばかりに、ヤヒコを徹底的に恥辱塗れにしようと試みるカムイ。ヤヒコも本心ではないが、悔しさで泣きながらカムイの指示通りに頼み始める。
「カムイぃ様ぁ、俺のぉチンコぉをぉ扱いてぇくださぁい!!」
「最後はお願いしますだろ?」
「うっ…カムイ様ぁ、俺のチンコをぉお扱いてくださぁあいぃ…お願いぃしますぅう!」
「よろしい…」
ヤヒコから満足の行く回答を得ると、やっとカムイは席を立ち、ヤヒコの目の前まで行くと、少し強めにヤヒコのギンギンに勃起した物を上下に扱き始めた。
「うんぁあああ…あぁんんぁ…あぁあああああん」
「気持ちいい?」
「ハイぃいい…気持ちいいですぅう!」
完全にヤヒコはカムイに屈伏し、与えられる爽快な快感を、身を震わせながら全身で感じ取った。そして、次の瞬間…
「んぁあ…んぁああああ…んぁああああああああああああああああああああああああああ!!」
ヤヒコの体はついに絶頂に達し、ビクンビクンと全身を震えあがらせ、ドピュドピュっと大量の精液を勃起した物からカムイの手元に噴き出した。…やがて、すべてを出し尽くしたヤヒコは力なく顔を俯かせて黙り込み、ついには気絶してしまった。すると、その様子にカムイは満足気にこう言った
「予定以上の成果だな……まぁ、俺も興奮し過ぎて、少しやり過ぎたかもな…」
その後、カムイは手にこびり付いたヤヒコの精液をヤヒコの忍服に擦り付け落とすと、ヤヒコを壁に磔にしたまま残して、そっと部屋から出て行った。
とりあえず、暁の空を一気に進めます。(ザツスギダ