少年剣士の受難 2日目 アナル責め
「ハレル王子の行方を話す気になったか?」
「……殺せ」
「ふん、今日の責めはハードだぞリデル」
「!?ぐぅ…何しやがる!」
「今、私がお前の尻の穴に突っ込んだのは「寄生虫」の一種だ。その寄生虫はお前の身体の不要な栄養分を食らって生きていく…言っている意味は分かるな?」
「そ、それがなんだってっ!んっ、んぁ…なぁぐぁあぁ!!」
「おっと、一つ言い忘れてたよ…そいつは栄養を得るに従ってどんどん膨張していくんだ。まぁ、宿主を殺すようなマネはしないから安心しろ」
「ぐぁあぁ!そ、それだけじゃ…ねぇだろぉお!んぁぁああぁあ!!」
「無論だとも…既に「感じてる」と思うが、その寄生虫はお前の中で表面の触手も肥大化させていく、そしてその触手は常にある部分を刺激し続ける訳だが…」
「はぁ、はぁぁあぁん!ぐぅなぁあぁああぁあ!!」
「おやおや、もうイかされてしまったのか?」
「うぅぁあぁ…んぁぁあぁ!た、助けてくれぇ…変になっちゃうよぉおぉ!んぁあぁああぁ!!」
「制限時間は30分だ。時間内にハレル王子の行方を話さなければ、お前はその歳で一生その寄生虫に寄生されながら生きていくハメになるぞ。もちろん、死のうとしても無駄だぞ。我らの魔力で何度も蘇生させてやる」
「くっ…」
↓捕まる前のリデルでさぁ。
「……殺せ」
「ふん、今日の責めはハードだぞリデル」
「!?ぐぅ…何しやがる!」
「今、私がお前の尻の穴に突っ込んだのは「寄生虫」の一種だ。その寄生虫はお前の身体の不要な栄養分を食らって生きていく…言っている意味は分かるな?」
「そ、それがなんだってっ!んっ、んぁ…なぁぐぁあぁ!!」
「おっと、一つ言い忘れてたよ…そいつは栄養を得るに従ってどんどん膨張していくんだ。まぁ、宿主を殺すようなマネはしないから安心しろ」
「ぐぁあぁ!そ、それだけじゃ…ねぇだろぉお!んぁぁああぁあ!!」
「無論だとも…既に「感じてる」と思うが、その寄生虫はお前の中で表面の触手も肥大化させていく、そしてその触手は常にある部分を刺激し続ける訳だが…」
「はぁ、はぁぁあぁん!ぐぅなぁあぁああぁあ!!」
「おやおや、もうイかされてしまったのか?」
「うぅぁあぁ…んぁぁあぁ!た、助けてくれぇ…変になっちゃうよぉおぉ!んぁあぁああぁ!!」
「制限時間は30分だ。時間内にハレル王子の行方を話さなければ、お前はその歳で一生その寄生虫に寄生されながら生きていくハメになるぞ。もちろん、死のうとしても無駄だぞ。我らの魔力で何度も蘇生させてやる」
「くっ…」
↓捕まる前のリデルでさぁ。
少年剣士の受難 「地獄への移送指令」
肛門に寄生虫を挿入され、絶叫と喘ぎ声を交互に漏らすリデル。さらに、ハレル王子の居場所をニトロに吐くか、死ぬまで寄生虫と同化するかの選択を迫られているリデルは、薄れゆく意識の中で必死に考え込んでいた。
「くっ…」
こんな寄生虫と同化なんて嫌だ…でも、ハレル王子の居場所を喋ることは出来ない…
それに、蛮族共の侵攻からマシュートスを守れなかった責任は我らにある…ならば、これは罰として潔く受けるしかないのか…
半ば寄生虫との同化を決意するリデル。だが、次の瞬間。リデルに思わぬ幸運が舞い降りた。しかし、それは幸運であると共に不運の知らせでもあったが…
「ニトロ様!憲兵隊からの緊急連絡です!」
「何事だ?」
慌ただしくリデルが監禁されている独房に入って来たのは、ニトロと同じウィア国の兵士だった。兵士は息を荒げながらニトロに緊急の伝達事項を伝える。
「ニトロ准将!グラーチェスが陥落しました!戦争の終結です!あと、現地の占領部隊からの報告にあったのですが、逃亡中のマシュートスの王子ハレルを発見したとのことです」
ハレル王子!
同盟国のグラーチェス崩壊にショックを受けるリデルだが、それ以上にグラーチェスに亡命させていたハレル王子を見つけられてしまったことの方が、衝撃が大きかった。
「ほぉ、やっとグラーチェスが落ちたか。しかも、探していたハレル王子まで見つかるとは…命拾いしたなリデル」
ニトロは不気味な笑みを浮かべながらリデルの方に向ってそう言うと、リデルの門に挿入していた寄生虫を掴み、グイっとそれを勢いよくリデルの肛門から引っこ抜く。
ジュプッ プシャァアアァアァ!
「んぁぁぁあぁあぁ!!」
肛門に根を張るように寄生していた寄生虫を強引に引き抜かれ、顔を歪ませ絶叫混じりの喘ぎ声を上げるリデル。
一方、リデルの肛門から抜き取られた寄生虫は、苦しそうに凹凸だらけの筒状体を左右に揺らしながら大量の分泌液を撒き散らすのと同時にどんどん体積を縮めていき、やがてはニトロの手の平の中で絶命し、スッと消滅していった。
「コイツは一度寄生した状態で宿主から引き剥がされると、たちまち栄養の補給ができなくなって死滅する仕組みになっている。ハレルが捕まって本当によかったな」
「くそっ…」
確かに俺は助かったが、肝心の王子が捕まってしまった…
俺は助かったことを素直に喜べぬまま、相変わらず屈辱的な姿勢で天井から吊るされていことに改めて絶望する。
~翌日~
「起きろ、起きろ!」
パシッ!
心底疲れ果て、死人の様に深い眠りについていたリデルの目を覚まさせたのは、兵士の強烈なビンタだった。そして、屈辱的な目覚め方をしたリデルはゆっくりと瞼を開き、ギロリと兵士を睨み付ける。
「ふん、これだから野蛮人は…お前はこれから本国に移送される。移動魔法なんて使って貰えると思うなよ。お前は最高の辱めを受けながらゆっくり本国に移送されるんだ」
「…ニトロの指示か?」
「察しが良いな、確かにニトロ様の指示だ」
拷問中に射精させようとする様な変態だ、一体どんなふうに俺は移送されるんだ?
考えただけでも恐ろしい…
ニトロの変態趣向を知っているリデルは、思わず背筋を凍らせる。
「さぁ、拘束を解くぞ」
兵士はそう言いながら腰に差していた細長い杖を取り出し、それをヒュッとリデルの方に
向け、ボソボソと小声で呪文を唱え始める。すると、杖の先端が青白く輝きだし、杖から青白い閃光がリデルに向って放たれた。
「がぁあっ!」
青白い閃光はリデルの身体を拘束している拘束具を包み込むと、パッと一瞬でそれらを跡形も無く消し去り、大股で宙吊りになっていたリデルは勢いよく牢屋の床に落下した。
「くっくぅう…」
俺はスグにでも立ち上がって、目の前にいる魔法使いに襲いかかろうとしたが、なぜか手足がピクリとも動かない…床に叩きつけられた衝撃で麻痺したなんて考えられないし…
思うように身体が動かないことを疑問に感じるリデルだが、身体が自由に動かないという事象は当たり前のことだった。それは魔法による要因でもなく単に両手足が壊死状態であるだけなのだから…
「無駄だ、お前の両手足は既に壊死している。だが、我等の魔法なら不可能も可能にすることが出来る」
床に這いつくばるリデルを見下ろしながら兵士はそう言うと、先程の様にリデルに向って杖を向け、呪文を唱える。
「治療の前に両手を拘束させてもらうぞ」
再びリデルに向って青白い閃光が放たれると、光はリデルの両手を包み込んでリデルの意志とは関係なく両手を後ろに回し、光は徐々に手枷に変化していきリデルの両手を拘束した。
「くそっ、これじゃ…」
「なんだ、逃げるつもりだったのか?馬鹿な奴……さぁ、体を治してやるからじっとしていろよ」
兵士が三度目の呪文を唱えると、確かに宣言通りリデルの壊死していた両手足は生気を取り戻し、再び嘗ての活力を取り戻す。
「よし、治ったんだからさっさと立て」
!…治っている
俺はこの蘇生術を受け、ウィア国の力の鱗片をまざまざと感じさせられた。それに、今回のことで我が祖国マシュートス、そして同盟国の強国でもあったグラーチェスが意図も簡単に滅ぼされた理由もなんとなく理解できた気がした。正直勝てる訳がない…こんな化け物が数十万にも控えているのだから…
ウィアの卓越した魔法力を目にし、両国の敗戦理由の核心を知ることになったリデル。
その後、半ば魂が抜けた状態のリデルは兵士に連れられて牢屋を後にし、護送車が待っている牢獄の広場に連れていかれた。
「待っていたぞ」
「ニトロ!」
リデルが来るのを待っていたのか、牢獄の広場に待機していたニトロ。
ニトロは相変わらず不気味な笑みを浮かべながらゆっくりとリデルの元に歩み寄ると、一糸纏わぬ全裸姿のリデルを舐めまわすようにジロジロと眺め始める。
「ジロジロみるな!こ、この変態野郎!」
あきらかにニトロの視線は俺の股間に集中している。なんだって男の裸なんかに興味があるかは知らないが、とにかく恥ずかしくてたまらない…いつかコイツだけは殺したい。
俺はニトロに殺意を抱きながら、身体をモジモジと動かして股間をどうにか隠そうとするが、両手が後手に拘束されているので結局何も出来ずに股間を奴に曝け出すハメに…正直、今回の捕虜生活ほどくやしいことは無いだろう。
「う~ん、やっぱりお前くらいの歳の男の子の性器が一番魅力的だ…あっちは小さ過ぎて楽しめんし」
「どういう意味だ?」
ニトロはさり気なくそう言いながらチラっと目線を横に反らす。また、ニトロの言っていることの意図が理解できないリデルも、それにつられるようにして顔をその視線の先に向ける。すると、そこには衝撃の光景が広がっていた。
久々の小説&長編の予感!?
「くっ…」
こんな寄生虫と同化なんて嫌だ…でも、ハレル王子の居場所を喋ることは出来ない…
それに、蛮族共の侵攻からマシュートスを守れなかった責任は我らにある…ならば、これは罰として潔く受けるしかないのか…
半ば寄生虫との同化を決意するリデル。だが、次の瞬間。リデルに思わぬ幸運が舞い降りた。しかし、それは幸運であると共に不運の知らせでもあったが…
「ニトロ様!憲兵隊からの緊急連絡です!」
「何事だ?」
慌ただしくリデルが監禁されている独房に入って来たのは、ニトロと同じウィア国の兵士だった。兵士は息を荒げながらニトロに緊急の伝達事項を伝える。
「ニトロ准将!グラーチェスが陥落しました!戦争の終結です!あと、現地の占領部隊からの報告にあったのですが、逃亡中のマシュートスの王子ハレルを発見したとのことです」
ハレル王子!
同盟国のグラーチェス崩壊にショックを受けるリデルだが、それ以上にグラーチェスに亡命させていたハレル王子を見つけられてしまったことの方が、衝撃が大きかった。
「ほぉ、やっとグラーチェスが落ちたか。しかも、探していたハレル王子まで見つかるとは…命拾いしたなリデル」
ニトロは不気味な笑みを浮かべながらリデルの方に向ってそう言うと、リデルの門に挿入していた寄生虫を掴み、グイっとそれを勢いよくリデルの肛門から引っこ抜く。
ジュプッ プシャァアアァアァ!
「んぁぁぁあぁあぁ!!」
肛門に根を張るように寄生していた寄生虫を強引に引き抜かれ、顔を歪ませ絶叫混じりの喘ぎ声を上げるリデル。
一方、リデルの肛門から抜き取られた寄生虫は、苦しそうに凹凸だらけの筒状体を左右に揺らしながら大量の分泌液を撒き散らすのと同時にどんどん体積を縮めていき、やがてはニトロの手の平の中で絶命し、スッと消滅していった。
「コイツは一度寄生した状態で宿主から引き剥がされると、たちまち栄養の補給ができなくなって死滅する仕組みになっている。ハレルが捕まって本当によかったな」
「くそっ…」
確かに俺は助かったが、肝心の王子が捕まってしまった…
俺は助かったことを素直に喜べぬまま、相変わらず屈辱的な姿勢で天井から吊るされていことに改めて絶望する。
~翌日~
「起きろ、起きろ!」
パシッ!
心底疲れ果て、死人の様に深い眠りについていたリデルの目を覚まさせたのは、兵士の強烈なビンタだった。そして、屈辱的な目覚め方をしたリデルはゆっくりと瞼を開き、ギロリと兵士を睨み付ける。
「ふん、これだから野蛮人は…お前はこれから本国に移送される。移動魔法なんて使って貰えると思うなよ。お前は最高の辱めを受けながらゆっくり本国に移送されるんだ」
「…ニトロの指示か?」
「察しが良いな、確かにニトロ様の指示だ」
拷問中に射精させようとする様な変態だ、一体どんなふうに俺は移送されるんだ?
考えただけでも恐ろしい…
ニトロの変態趣向を知っているリデルは、思わず背筋を凍らせる。
「さぁ、拘束を解くぞ」
兵士はそう言いながら腰に差していた細長い杖を取り出し、それをヒュッとリデルの方に
向け、ボソボソと小声で呪文を唱え始める。すると、杖の先端が青白く輝きだし、杖から青白い閃光がリデルに向って放たれた。
「がぁあっ!」
青白い閃光はリデルの身体を拘束している拘束具を包み込むと、パッと一瞬でそれらを跡形も無く消し去り、大股で宙吊りになっていたリデルは勢いよく牢屋の床に落下した。
「くっくぅう…」
俺はスグにでも立ち上がって、目の前にいる魔法使いに襲いかかろうとしたが、なぜか手足がピクリとも動かない…床に叩きつけられた衝撃で麻痺したなんて考えられないし…
思うように身体が動かないことを疑問に感じるリデルだが、身体が自由に動かないという事象は当たり前のことだった。それは魔法による要因でもなく単に両手足が壊死状態であるだけなのだから…
「無駄だ、お前の両手足は既に壊死している。だが、我等の魔法なら不可能も可能にすることが出来る」
床に這いつくばるリデルを見下ろしながら兵士はそう言うと、先程の様にリデルに向って杖を向け、呪文を唱える。
「治療の前に両手を拘束させてもらうぞ」
再びリデルに向って青白い閃光が放たれると、光はリデルの両手を包み込んでリデルの意志とは関係なく両手を後ろに回し、光は徐々に手枷に変化していきリデルの両手を拘束した。
「くそっ、これじゃ…」
「なんだ、逃げるつもりだったのか?馬鹿な奴……さぁ、体を治してやるからじっとしていろよ」
兵士が三度目の呪文を唱えると、確かに宣言通りリデルの壊死していた両手足は生気を取り戻し、再び嘗ての活力を取り戻す。
「よし、治ったんだからさっさと立て」
!…治っている
俺はこの蘇生術を受け、ウィア国の力の鱗片をまざまざと感じさせられた。それに、今回のことで我が祖国マシュートス、そして同盟国の強国でもあったグラーチェスが意図も簡単に滅ぼされた理由もなんとなく理解できた気がした。正直勝てる訳がない…こんな化け物が数十万にも控えているのだから…
ウィアの卓越した魔法力を目にし、両国の敗戦理由の核心を知ることになったリデル。
その後、半ば魂が抜けた状態のリデルは兵士に連れられて牢屋を後にし、護送車が待っている牢獄の広場に連れていかれた。
「待っていたぞ」
「ニトロ!」
リデルが来るのを待っていたのか、牢獄の広場に待機していたニトロ。
ニトロは相変わらず不気味な笑みを浮かべながらゆっくりとリデルの元に歩み寄ると、一糸纏わぬ全裸姿のリデルを舐めまわすようにジロジロと眺め始める。
「ジロジロみるな!こ、この変態野郎!」
あきらかにニトロの視線は俺の股間に集中している。なんだって男の裸なんかに興味があるかは知らないが、とにかく恥ずかしくてたまらない…いつかコイツだけは殺したい。
俺はニトロに殺意を抱きながら、身体をモジモジと動かして股間をどうにか隠そうとするが、両手が後手に拘束されているので結局何も出来ずに股間を奴に曝け出すハメに…正直、今回の捕虜生活ほどくやしいことは無いだろう。
「う~ん、やっぱりお前くらいの歳の男の子の性器が一番魅力的だ…あっちは小さ過ぎて楽しめんし」
「どういう意味だ?」
ニトロはさり気なくそう言いながらチラっと目線を横に反らす。また、ニトロの言っていることの意図が理解できないリデルも、それにつられるようにして顔をその視線の先に向ける。すると、そこには衝撃の光景が広がっていた。
久々の小説&長編の予感!?
少年剣士の受難 2 「苦渋の決断」
「うぁ…やめてぇ…」
「離しやがれ!この変態!」
ニトロ達から10メートル程離れた場所でガヤガヤと騒ぐ人だかり。そこにはリデルと同じく全裸姿で後手に縛られている複数の年端も行かぬ幼児達が居た。どうやら彼らもウィア国に移送されるマシュートスの関係者の様だが、リデルの幼児達を見つめる瞳はパッと見開かれ、その表情は驚きを隠せないでいる。
「な、なんで…そんな…」
「確か、奴等はお前が教育を担当していた見習剣士達だよな?ふふ、実に哀れだな。ハレルの行方をお前が正直にさっさと話せば…「あんな扱い」受けずに済んだものを…」
笑顔でそう言いながら、リデルの青ざめた顔をニヤニヤ横目で見つめるニトロ。
最悪だ…ニトロの言うとおり、あそこで辱められているのは全員俺のかわいい部下達だ。まさか、俺繋がりでアイツ等もあんな拷問を?だとしたら合わせる顔が無い…結局ハレル王子も敵の手に…あぁ…俺は…
ニトロの計略によってジリジリと自身の無力さと不甲斐無さを味わう事になったリデル。そして、ついにリデルはその場に力なくペタリと座り込み、顔を俯かせてポロポロと涙を流し始める。
「うぅ…うぅうう…」
「おいおい、悔し泣きか?顔をみせておくれよ」
リデルの顎を片手ですくい、無理やり頭ごと上に上げさせるニトロ。露わになったリデルの歪んだ表情は涙と鼻水でグチョグチョに汚れ、その表情は一国の剣士というよりも無力なごく普通の年頃の男の子の様な表情に戻っていた。また、それをマジマジと見つめるニトロの顔は万弁な笑みに包まれ、人知れずその股間はムクムクと大きくなっていた。
「はぁ、はぁ…護送車に乗せる前に一発やらせてもらおうかな…おい!ガキ共を全員ここに連れてこい!」
少し興奮した様な様子で声を荒げ、部下達に幼児達を自分の元に連れて来させるニトロ。
「俺達をどうするつもりだ!」
「くっ…引っ張んなぁ!」
ぞろぞろ首輪の縄をグイグイと引っ張られながら、数人の幼児達がプルプルと小振りなモノを隠すことも出来ずに震わせながらニトロとリデルの元に連れて来られた。
「み、みんな…」
「リデル隊長!」
「リデルお兄ちゃん!」
「アニキ!」
かつての上司を見つけ、思い思いの呼び方でリデルの名を叫ぶ幼児達。一方、様々な理由で幼児達に顔向けできないリデルは、必死に幼児達から目を逸らそうとする。
こんな見っとも無い姿でアイツ等に顔向け出来ない…くそぉぉ…!?
「なっ!何を!や、やめろぉおおぉおおお!!」
「感動の再会だろ?さぁ、面と向って元部下達と話でもしたらどうだ?」
なんと、意地の悪いニトロはリデルの頭を鷲掴みにし、グイっと強引に幼児達にリデルの涙と鼻水塗れのだらしなく汚れた情けない顔がよく見えるようにした。
「えっ…」
変わり果てたリデルの姿に驚き、幼児達は言葉を失う。また、幼児達の中にはリデルを軽視するような眼で見つめる者も少なくない。それはそれだけリデルのことを尊敬していたということの裏返しであり、状況の判断が出来ない幼い彼らの反応としては当たり前のことかもしれない。
「ん?久しぶりの再会だろ。それとも…コイツの見っとも無い姿を見てドン引きか?まぁ、チンコの大きさも君達と大差ないしねぇ」
動揺した幼児達の心境を、お追い打ちをかけるようにして揺さぶるニトロ。
「くっ、もういいだろうニトロ…頼むから…」
部下達の目の前で、これでもかと言うほどの醜態を晒すことになったリデル。
「何を言っているリデル。これからが本番だぞ?」
ニトロはそう言うと、投げ捨てるようにして掴んでいたリデルの頭を放し、自身のベルトをカチャカチャと慌ただしく外して一気にズボンと下着を脱ぎ棄てる。また、ニトロの予期せぬ行動にリデルは唖然とする一方、これから行われる行為を本能で感じ取ったのか、無意識にガタガタと身体を震わす。
「!?なっ、どういうつもりだ…」
「さっき言わなかったか?ここで一発やるって。そのためのギャラリーだぞ?」
ムクりとそそり立ったニトロのズル剥けしたモノは、まるで獲物を求めている空腹の野獣が如くブラブラとリデルの身体を求めてヒクつく。
「じょ、冗談じゃ…うっ!?は、放せ!!」
奴の気持ち悪いモノに視線を奪われている隙に、俺の両足はガッシリとニトロの両手に掴まれ、両手を既に拘束されている俺の自由は完全に無くなった。このままじゃ奴に…くっ、いっそ今すぐ死にたい…死にたい…
「死にたいか?」
「っ!」
リデルの心を見透かしたかのような発言をするニトロ。その言葉にリデルは一瞬ビクっと身体を震えさせ、ニトロはその反応に発言が図星だという確証を得る。もはやリデルは完全にニトロの手中に落ちてしまっており、無力な玩具でしか無かった。
「ふふ、今回は手短に済ませてやろう。お前達を本国に移送しなければならないからな」
「くそぉ…ぐぅうぅ!」
炎天下の元に突然響き渡る少年の苦痛な呻き声。なんとニトロは前処理も行おうとせずに、すぐさまモノをグイグイとリデルのアナルに宛がいはじめる。
「あぁがぁ!ぐぅうううう!ぬぅ…」
「苦しいのかリデル?ついさっきまで寄生虫を挿入されていたといのうに…かわいい奴だ」
確かにニトロの言うように、リデルのアナルには先程まで寄生虫が居座っていて拡張されていたのだが、実は両手足の壊死を回復させた際に故意かどうか定かでは無いが、アナルの拡張も含めたリデルの身体異常は全て拷問前の状態に戻されていた。
つまり、リデルは再びアナルバージンを味わう羽目になったということだ。しかも、今回は徐々に拡張されるのでなく一気に異物を挿入されるのでアナルの痛みも数倍だろう。
「ぐぅあぁ…やめぇ…ぐぅうぅぅう…あぁぁ」
「かわいい部下達が見ているんだぞ?あんまり見っとも無い姿を晒すなよ」
全裸で再開させられた時点で見っとも無いもクソも無いだろう…
リデルは激痛に苦しみながらも、ハッキリとしない意識の中で少しでも気を紛らわそうとニトロの発言に突っ込む。しかし、当然そんなことで痛みが和らぐことは無かった。
「はぁぁああぁ!!んぁぁあぁ!」
「いい感じだぁ…うっ…ぶち込むぞ…」
「やぁ、やめぁぁあ!やめろぉおおぉお!!!」
ズンズンと突き上げるようにして何度も繰り返しリデルのアナルへ挿入されるニトロの膨脹したモノ。その充血した肉塊からはジュルジュルと獣汁が溢れ出し、潤滑剤となってリデルの中に入って行くモノの勢いを加速させる。
一方、外側から強引にモノを突っ込まれているリデルに快楽を味わう余裕は無く。只ひたすらアナル内をグイグイと押し広げるようにして侵入してくるニトロのモノは、この時のリデルにとって苦痛の種でしかなかった。
「…」
ジュパジュパと二人の陰部から響き渡るいやらしい音色が響く中。幼児達は自分達の上司が一方的に敵将に犯されている様子を半ば無理やりウィアの兵士達に頭を押さえつけられながら見せつけられ絶句する。
「あうぅぅうう!み、みるなぁぁあぁ!駄目ぇぇえぇえ!!」
薄れゆく意識の中に映る部下達に向って必死に「見るな」と叫ぶ俺。だが、その思いとは裏腹に、俺の惨めな姿を見つめる視線は終始消えることはなかった。
「ん?まだ勃起しないのか?」
「す、する訳ないだろうぅがぁあぁぁああ!」
仰向けに犯されているリデルは常に性器を周囲に晒すような格好であるため、一度勃勃起してしまえば部下達にも一目瞭然だ。しかし、アナルへの激痛と部下達の前で勃起するのだけは避けたいという思いからか、依然としてリデルの性器が勃起する様子は無い。
「寄生虫に開発されているハズなのだが…まさか!」
ジュブゥゥウウ!!
突然腰の動きを止め、一気にリデルのアナルからモノを抜き抜くニトロ。その衝撃にリデルは絶叫を上げる。
「うあぁあぁあああぁああぁぁぁぁ!…うぅ…」
「おい、さっきリデルを連れてきたのは貴様だったな?」
「は、はい。私ですが…何か?」
一向に性的興奮を行わずに悶え苦しみ続けるリデルを見て、ここでようやくリデルが開発前の身体だということに気が付いたニトロ。ニトロは行為を中断するや否や先程リデルを連れてきた兵士に詰め寄る。
「貴様、リデルに何の魔法を使用した?」
「あ、えっ…再生術5のケルバ・トナトルスですが…」
「再生術だと?拷問の治療には履歴が残るように単純な回復術を使えと言ったハズだが?」
「あぁ…」
ニトロの指摘に兵士の表情はどんどん青ざめて行く。と次の瞬間、ニトロにミスを問い詰められた兵士は突然地面に頭を付けて土下座し、ニトロに必死に命乞いを行い始めた。
「ど、どうか御許しください!准将!!」
「私の楽しみを奪ったのだ…当然その罪は万死に値するぞ!ハァっ!!」
怒り狂ったニトロはその場で腰に差してあった杖を手に取り、その先端をその兵士に突き付け即座に呪文を放つ。
「あぁぁあああああああ!!」
呪文を浴びせられた兵士は俺を治療した時とは違う黄色い閃光に包まれ、次に周囲が見渡せるような状況になった時にはその兵士の姿は跡かたも無く消え去っていた。一人の人間を意図も簡単に何文字かで構成されている呪文とやらで消し去ってしまう力に、俺を含めてだが、部下達も改めてウィアの魔法力の強大さを目の当たりにして恐怖する。
「うぅ…気に入らなければスグにでも殺せるということか?」
「まぁ、そういうことだな。お前達がこの瞬間も生きていられると言う事は私の気まぐれでもあるがね。そもそも、生き残ったマシュートスの民は殆ど金塊に変えてしまっているからな。公式に生きているのはハレルぐらいだろう。後はお前達の様に好みで生かされているようなのがゴロゴロ数百人生きている程度だろう」
余りにも非人道的なことにも関わらず、それを平然と言ってのけるニトロ。そんなニトロの態度に改めて殺意を覚えるリデル。
「くっ、それならなぜ本国に俺達を…ここで楽しめばいいだろう!」
「そりゃ、お前達にとってみればこの地は故郷だろうが、私達ウィアの人間にとってはこの地で暮らすのは少々不便でね。それに、本国に帰れば責め具も充実しているし」
「ゲスがぁ…」
もはや自らの意志で死ぬことも生きることも出来ず、只コイツの玩具としてこれからの人生を過ごしていかなければならないと思うと悔しくてたまらない。出来ることならこの場で部下達だけでも逃がしてやりたいが、ヘタに動けばさっきの兵士の様に…
「さぁ、ショーの仕切り直しだ…と、言いたいところだが、これ以上皆を待たせるのも忍びない。お前達への責めはゆっくり本国への道中で行う事にしよう」
「ま、待て!俺はどうなってもいいが、俺の部下達を痛めつけるのだけは止めてくれ!部下達の分は俺が全部受けるから…頼む」
咄嗟にリデルはニトロの前に跪き、自分の部下達に手を出さないでくれと懇願する。そのリデルの頼みに対してニトロは笑顔でこう返答する。
「なら、心の底から私の「犬」になって精神戦意尽くすと誓え」
「隊長ダメだ!」
「俺達のことなんて気にしないで!」
「兄ちゃん!やめて!」
幼児達は口々にニトロの要求を受け入れるなとリデルに叫ぶ。しかし、それを聞いたリデルは…
「お前達は黙っていろ!これは俺の問題だ!」
そう言って幼児達を一喝。この瞬間だけは姿こそ見っとも無いものの、幼児達の眼には絶対的な頼れる隊長でもあった勇ましい戦前のリデルが映っていた。
「フン、中々勇ましかったぞ、隊長さん。…さぁ、ワンと鳴いてみろ」
(守るべき国が滅亡した今、俺が守らなきゃいけないのは…くっ…俺が…)
国の仇であるウィアの敵将の犬になるとうい想像も絶する屈辱に涙を流しながら身を震わすリデル。だが、断れば唯一残ったかわいい部下達が永久的に自分の目の前で痛ぶられ続けるかもしれないということを思うと、リデルに選択肢など無かった。リデルは改めてニトロの足元に跪くと、震えた声で屈辱と恥辱塗れの台詞を自らの口から、自らの意志で漏らす。
「……ワン…」
「んっ?鳴き声が小さくて耳に届かないな」
「くっ…」
プライドを全て捨て去り、仲間を救うために搾り出した言葉は確かにニトロの耳には届いていた。だが、ニトロは自分のみで無く、周囲に居る幼児達やウィアの兵士達にも聞えるような大きさでリデルが鳴くまでその行為を永遠と続けさせた。
その後、リデルと幼児達はそれぞれ別の護送車に積み込まれ、ニトロと共にウィア本国へと移送。ニトロはその道中、リデルとの約束を守り幼児達には一切危害を加えず、おまけに拘束まで外させた。しかし、それとは対照的にリデルへの扱いは酷く。調教と称して道中にリデルが犯された回数は数え切れないほどの回数であったという。
しかし、こんなことは本国での暮らしに比べれば、遥かにマシであったとリデルが悟るのはもう少し先の話である。
少年剣士の受難 3 「恥辱塗れの行進」
一寸先に陽炎が見えるほどの炎天下の中、見晴らしの良い平原をゾロゾロと突き進む軍列。その中には引率の馬に乗ったニトロによって、首輪に付けられた鎖を引っ張られながらとぼとぼ一糸纏わぬ全裸姿で歩かされているリデルの姿があった。
「犬ごときが護送車に乗せて貰えると思うなよ。…ふん、それにしても情けない格好だな。ガキみたいなチンコをピクピクヒク付かせやがって」
「くっ…」
犬として扱われることになった俺は、後手に縛られたまま首に皮の首輪を嵌められ、ニトロにいいように弄ばれている。只の男好きな変態だと思っていたが、どうやら奴は他人を辱めたり・痛めつけたりするのも好きな様子だ。本当に俺達はとんでもない奴の捕虜になってしまった…
フラフラと今にも倒れそうな覚束無い足取りで、必死にニトロを乗せた馬の速度に食らい付くリデル。また、その華奢な肉体はジリジリと輝く日光に照らされ、身体の水分が全て蒸発してしまったのでは無いかと思うくらいに汗が全身からダラダラと吹き出し続ける。
「隊長…」
「兄ちゃん…」
そのリデルの悲惨な様子を、護送車の鉄格子の中から部下の幼児達も心配そうに眺めていた。
リデル達の陸路を進んでの護送はニトロの独断によって決定されており、マシュートスからウィアまでは長い道のりである。そもそも、大抵のウィア人は転移魔法を使って移動を行うのが主流だ。無論それは別の国に行く時とて例外では無い。ニトロが便利な移動手段をあえて使用しない理由は、単純にリデルを心身共に責め立てたいという性感のドS根性からであろう。
「うぅ…足ががぁ」
バタッ
突然消え入りそうな声でそう言うと、次の瞬間には地面に倒れこんでしまったリデル。どうやら「また」限界が訪れた様だ。
「…効果が切れたか」
ニトロは馬と軍列を止め、またかと言う様な口ぶりでそう言うと。腰に差してあった杖を抜き、地面に倒れ込んだリデルに向って杖の先を翳し魔法を放つ。
「…うっ!!」
薄れていく意識の中、周囲が青白い光に包まれていくと同時に、除々に体の底から力が沸き上がってくる。どうやら再びニトロの魔法によって身体が回復させられたらしい。この行為はこれで何回目だろう…
既にこの行為は何度も行われてきたことなのだが、ニトロがこの時リデルに向って放ったのは回復系の魔法だ。しかし、その効果は体力を持続的に回復させるというものなのだが、欠点として一度に回復できる量が極めて少ない。
つまり、ニトロはこの魔法の欠点を利用してリデルの体力を少しずつ回復さえながら、逆に歩かせて体力を少しずつ奪うという鬼のような仕打ちを行っているのだ。しかも、痛みや苦しみなどの体験・記憶などはリセットされず、リデルへの精神的ダメージはどんどん回数を増すごとに蓄積していくばかりである。
(HP2でリジェネを使い、毒沼を歩くような感じ)
「いつまで…こんなこと続ける気だ…うぅ…」
ゆっくりと土埃の付いた顔を上げ、物凄い形相でニトロを睨めつけながらそう言うリデル。
それに対し、ニトロは笑みを浮かべながらリデルにこう言い返す。
「少なくともウィアに着くまでは続けようと考えているが…お前が私の言う事を素直に聞けば止めてやってもいいぞ?辛くて苦しく…恥ずかしくてたまらないのだろう?」
「何をさせる気だ…」
「私を満足させろ。その唯一自由なお前のキュートな口を使ってなぁ」
そう言いながら、ニトロはチラリと自身の下腹部に目線を送る。
奴はチラチラ視線を自分の下腹部に向けているが、一体何を俺にさせるつもりだ?まぁ、監獄で俺にあんなことをした変態野郎の要求なんだから、恐らくとんでもないことを考えているんだろうと思うけど…
「…どういう意味だ?」
「鈍い奴だな…私の性器をその口でご奉仕しろと言っているんだ。監獄では下の口で楽しませてもらったから、今度は上の口で楽しませてもらおうと思ってね…しかも今度は自主的に。強制はしないぞ?別に私はお前がジワジワと苦しんでいく姿だけでも十分に満足できるからな」
「じょ、冗談じゃない!!死んでもそんなマネできるか!この変態野郎!」
要求の真意を知ったリデルは、倒れこんでいた体制からグイっと強引に地面に顔面を押しつけ、よろめきながらもその場に立ち上がると、頬を若干赤く染めながら声を荒げニトロの要求を跳ねのける。
「ほぉ、もはや自らの意思では死ねことも出来ないクセに」
「黙れ………さぁ、本国に急ぐんだろう?さっさと軍列を進めろよ…」
移送中の拷問に加え、こんな恥ずかしい格好で歩かされるのはもうウンザリだ。だけど、アイツのチンコをしゃぶるなんて…俺には…俺には出来ない!マシュートスの騎士としての誇りもあるし、部下達だって見ている。歩こう…
リデルは意を決すると、強気な態度でニトロにそう告げ、ジャラジャラと首輪の鎖を鳴らしながらフラフラとニトロの乗る馬の前に出る。
(ふふ、そうでなくては面白くない。お前は散々抗い、辱められたあげくに私の足元に力なく跪くのだからなぁ…)
フェラチオの要求を即答で拒まれたニトロだが、その表情は怒るどころか逆にニヤニヤと不気味な笑みを浮かべていた。
「強情な奴だ。…さぁ、先を急ぐぞ!」
ニトロの号令を皮切りに、再び軍列はウィア国に向って動き出す。
それから数時間後…
日中、リデルを散々蒸し責めにしていた太陽は完全に地平線の中に消え失せ、辺りはすっかり暗闇に包まれていた。その一寸先も見えぬ闇の中を、ウィアの兵士達は杖の先端を輝かせ、それを松明代わりに進む。
(そんな、こいつら休まないのかよ…)
牢獄を出て既に数十時間。その間リデルは一度も休むことなく歩かされ、肉体的にはともかくとして精神的に相当参っていた。また、日が暮れればニトロ達も休むだろうという思惑もハズレ…と、次の瞬間。軍列の先頭をリデルと共に進んでいたニトロが突然馬を止める。
「今日はここで野営するぞ。準備を始めろ!…んっ?うれしいのかリデル?」
「べ、別にうれしくなんて無い!」
やっと休めると思い、つい顔の緊張が緩んでしまった。おかげでニトロに見せたくもない顔を見せてしまった様だ。…機会があればだが、いつか何百倍にしてこの屈辱を返してやりたい。もちろん部下の分も含めて。
「その生意気な口はいつまで聞けるのかねぇ?…ふふ、本国に戻ってからの本格的な調教が楽しみだ」
「くっ…」
ニトロをそう言いながらリデルの頭を優しく数回撫でると、いきなり首輪の鎖をグイっと引っ張って、リデルを強引に何処かに向って連れて行く。
「俺を何処に…おいっ!」
「流石に寝ている間は魔法使いも無防備なんでね。お前には頑丈な鉄格子の中で夜を過ごしてもらうのさ。さぁ、大人しくついて来い!」
(奴等も夜間は無防備なのか…魔法も万能じゃない?)
俺はニトロの言葉で、魔法使いも無敵では無いということを知った。確かに現状ではどうしようもないが、かならず突破口はある!だって、奴等だって所詮は同じ人間なんだってことを知ることが出来たんだから…
これまで散々ウィアの強大な魔法力に屈してきたリデルだったが、その力を何時でも自由に発揮できる訳では無いということを知り、光を失い掛けていた瞳に輝きを取り戻す。
「犬ごときが護送車に乗せて貰えると思うなよ。…ふん、それにしても情けない格好だな。ガキみたいなチンコをピクピクヒク付かせやがって」
「くっ…」
犬として扱われることになった俺は、後手に縛られたまま首に皮の首輪を嵌められ、ニトロにいいように弄ばれている。只の男好きな変態だと思っていたが、どうやら奴は他人を辱めたり・痛めつけたりするのも好きな様子だ。本当に俺達はとんでもない奴の捕虜になってしまった…
フラフラと今にも倒れそうな覚束無い足取りで、必死にニトロを乗せた馬の速度に食らい付くリデル。また、その華奢な肉体はジリジリと輝く日光に照らされ、身体の水分が全て蒸発してしまったのでは無いかと思うくらいに汗が全身からダラダラと吹き出し続ける。
「隊長…」
「兄ちゃん…」
そのリデルの悲惨な様子を、護送車の鉄格子の中から部下の幼児達も心配そうに眺めていた。
リデル達の陸路を進んでの護送はニトロの独断によって決定されており、マシュートスからウィアまでは長い道のりである。そもそも、大抵のウィア人は転移魔法を使って移動を行うのが主流だ。無論それは別の国に行く時とて例外では無い。ニトロが便利な移動手段をあえて使用しない理由は、単純にリデルを心身共に責め立てたいという性感のドS根性からであろう。
「うぅ…足ががぁ」
バタッ
突然消え入りそうな声でそう言うと、次の瞬間には地面に倒れこんでしまったリデル。どうやら「また」限界が訪れた様だ。
「…効果が切れたか」
ニトロは馬と軍列を止め、またかと言う様な口ぶりでそう言うと。腰に差してあった杖を抜き、地面に倒れ込んだリデルに向って杖の先を翳し魔法を放つ。
「…うっ!!」
薄れていく意識の中、周囲が青白い光に包まれていくと同時に、除々に体の底から力が沸き上がってくる。どうやら再びニトロの魔法によって身体が回復させられたらしい。この行為はこれで何回目だろう…
既にこの行為は何度も行われてきたことなのだが、ニトロがこの時リデルに向って放ったのは回復系の魔法だ。しかし、その効果は体力を持続的に回復させるというものなのだが、欠点として一度に回復できる量が極めて少ない。
つまり、ニトロはこの魔法の欠点を利用してリデルの体力を少しずつ回復さえながら、逆に歩かせて体力を少しずつ奪うという鬼のような仕打ちを行っているのだ。しかも、痛みや苦しみなどの体験・記憶などはリセットされず、リデルへの精神的ダメージはどんどん回数を増すごとに蓄積していくばかりである。
(HP2でリジェネを使い、毒沼を歩くような感じ)
「いつまで…こんなこと続ける気だ…うぅ…」
ゆっくりと土埃の付いた顔を上げ、物凄い形相でニトロを睨めつけながらそう言うリデル。
それに対し、ニトロは笑みを浮かべながらリデルにこう言い返す。
「少なくともウィアに着くまでは続けようと考えているが…お前が私の言う事を素直に聞けば止めてやってもいいぞ?辛くて苦しく…恥ずかしくてたまらないのだろう?」
「何をさせる気だ…」
「私を満足させろ。その唯一自由なお前のキュートな口を使ってなぁ」
そう言いながら、ニトロはチラリと自身の下腹部に目線を送る。
奴はチラチラ視線を自分の下腹部に向けているが、一体何を俺にさせるつもりだ?まぁ、監獄で俺にあんなことをした変態野郎の要求なんだから、恐らくとんでもないことを考えているんだろうと思うけど…
「…どういう意味だ?」
「鈍い奴だな…私の性器をその口でご奉仕しろと言っているんだ。監獄では下の口で楽しませてもらったから、今度は上の口で楽しませてもらおうと思ってね…しかも今度は自主的に。強制はしないぞ?別に私はお前がジワジワと苦しんでいく姿だけでも十分に満足できるからな」
「じょ、冗談じゃない!!死んでもそんなマネできるか!この変態野郎!」
要求の真意を知ったリデルは、倒れこんでいた体制からグイっと強引に地面に顔面を押しつけ、よろめきながらもその場に立ち上がると、頬を若干赤く染めながら声を荒げニトロの要求を跳ねのける。
「ほぉ、もはや自らの意思では死ねことも出来ないクセに」
「黙れ………さぁ、本国に急ぐんだろう?さっさと軍列を進めろよ…」
移送中の拷問に加え、こんな恥ずかしい格好で歩かされるのはもうウンザリだ。だけど、アイツのチンコをしゃぶるなんて…俺には…俺には出来ない!マシュートスの騎士としての誇りもあるし、部下達だって見ている。歩こう…
リデルは意を決すると、強気な態度でニトロにそう告げ、ジャラジャラと首輪の鎖を鳴らしながらフラフラとニトロの乗る馬の前に出る。
(ふふ、そうでなくては面白くない。お前は散々抗い、辱められたあげくに私の足元に力なく跪くのだからなぁ…)
フェラチオの要求を即答で拒まれたニトロだが、その表情は怒るどころか逆にニヤニヤと不気味な笑みを浮かべていた。
「強情な奴だ。…さぁ、先を急ぐぞ!」
ニトロの号令を皮切りに、再び軍列はウィア国に向って動き出す。
それから数時間後…
日中、リデルを散々蒸し責めにしていた太陽は完全に地平線の中に消え失せ、辺りはすっかり暗闇に包まれていた。その一寸先も見えぬ闇の中を、ウィアの兵士達は杖の先端を輝かせ、それを松明代わりに進む。
(そんな、こいつら休まないのかよ…)
牢獄を出て既に数十時間。その間リデルは一度も休むことなく歩かされ、肉体的にはともかくとして精神的に相当参っていた。また、日が暮れればニトロ達も休むだろうという思惑もハズレ…と、次の瞬間。軍列の先頭をリデルと共に進んでいたニトロが突然馬を止める。
「今日はここで野営するぞ。準備を始めろ!…んっ?うれしいのかリデル?」
「べ、別にうれしくなんて無い!」
やっと休めると思い、つい顔の緊張が緩んでしまった。おかげでニトロに見せたくもない顔を見せてしまった様だ。…機会があればだが、いつか何百倍にしてこの屈辱を返してやりたい。もちろん部下の分も含めて。
「その生意気な口はいつまで聞けるのかねぇ?…ふふ、本国に戻ってからの本格的な調教が楽しみだ」
「くっ…」
ニトロをそう言いながらリデルの頭を優しく数回撫でると、いきなり首輪の鎖をグイっと引っ張って、リデルを強引に何処かに向って連れて行く。
「俺を何処に…おいっ!」
「流石に寝ている間は魔法使いも無防備なんでね。お前には頑丈な鉄格子の中で夜を過ごしてもらうのさ。さぁ、大人しくついて来い!」
(奴等も夜間は無防備なのか…魔法も万能じゃない?)
俺はニトロの言葉で、魔法使いも無敵では無いということを知った。確かに現状ではどうしようもないが、かならず突破口はある!だって、奴等だって所詮は同じ人間なんだってことを知ることが出来たんだから…
これまで散々ウィアの強大な魔法力に屈してきたリデルだったが、その力を何時でも自由に発揮できる訳では無いということを知り、光を失い掛けていた瞳に輝きを取り戻す。